ニキビに乳液やクリームはNG?オイルフリーが良い?

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ニキビ肌に悩んでいる方の中には、オイル(油脂)を毛嫌いする人がいます。実際に、ニキビは皮脂(≒オイル)が原因だから、乳液やクリームの油性化粧品はつけない方が良いという説が広まった背景がありました。そして、今でも根強く残っているようです。

でも、本当にそうなのでしょうか?

今回はサッポーの洗顔キャンペーンに参加中の“sae-chan”様のご相談を紹介しながら、講義を進めてまいります。

“sae-chan”さんのご質問・ご相談

サッポーの洗顔を始めて1週間たちます。
頬の上の吹き出物はずいぶんなくなり、驚いています。しかし、まだおでこや髪の毛の生え際を始め、ぷつぷつや角栓が多くあるので引き続き、お手入れをしていこうと思います。

今日質問したいことは、洗顔後のスキンケアについてです。今、化粧水・美容液のあと、主に頬の上の部分に乳液をつけています。最近気になっているのは、これらのケアをオイルフリーにした方が良いかどうか……という点です。

今はオイルフリーではないのですが、吹き出物を早くなくすにはオイルフリーの方がいいのかな……と考えてしまいます。

確かに、ある程度の肌レベルになるまで、ニキビは完全にはなくならなず、良くなったり悪くなったりを繰り返すので、時折不安になってしまうこともあるでしょう。

このような時は特に、スキンケアはどうしたらよいか?オイルが悪いんじゃないか?等々……迷い道になりやすいテーマですね。

“sae-chan”様、良いご質問をありがとうございます。

ニキビができる真の原因とは?

皮脂は確かにニキビを作る要素の一つではありますが、けっして原因ではありません。

ニキビのイメージ画像

皮脂が多くても、ニキビのできない人はできないし、できる人はできる。また「大人のニキビ」と呼ばれる症状は、そのほとんどが皮脂のそう多くない肌にできています。

また皮脂の、一日あたりの分泌量は、頭のてっぺんから足の指まで、全身で1~2gです。多い人でも、普段より1g増える程度でしょう。言い換えると、皮脂の多い人と少ない人でも、量の差は最大2gということになります。いずれにしても、超々微量ですね。

なので、皮脂の量と言うよりは、

  • ニキビの本当の原因は、皮脂を詰まらせる硬い肌にある
  • 皮脂の詰まらない肌を作ることが本当のニキビ対策

といったことが言えます。

つまり、皮脂がいくら多くても、毛穴やその付近の肌が柔らかければ、皮脂が溜まったり、詰まったりすることはないのです。

では、柔らかい肌を作るためにはどうしたらよいのか?

それが、洗顔から始まり、化粧水や美容液による保湿ケア、乳液やクリームによる乾燥保護ケア、そしてUVケア、がトータルで正しく行われることです。

肌がターンオーバー毎にしっかりしたものに変わっていくと、肌の水分保持力も高まり、水分たっぷりの柔らかい角質に変わっていきます。こうなると、皮脂が物理的に詰まることができないので、ニキビもできません。

また、化粧水や美容液による保湿ケアだけでは、時間と共に蒸発してしまいます。他にもエアコン等の環境があり、自身の皮脂だけでは、守り切れないのですね。そこで、乾燥保護ケアも外せない条件になってきます。

「私の場合は、ベタベタで皮脂がたくさん出ているから大丈夫!」なんて言わないで下さいね。必要以上にべたつくようになった肌は、あなたを護るために、過剰に汗や皮脂を分泌しているのです。護りが多いのではなく、必要としているのです。きちんと、油性化粧品で保護してあげましょう。

乳液やクリーム、どのように使ったら?

ニキビのできる肌であっても、油性化粧品を使用したら良いということは分かった。でも、どんな風に使えばよいのでしょうか。

べたつく部分に必要以上に油性化粧品を利用するのは、べたつきを誘発するだけになります。べたつきを感じたとしても、肌に悪いわけではないのですが、気になる方は多いでしょう。

乳液&クリームの活用

どの製品をどの程度つけたらよいか…の判断基準が欲しいですね。

乳液かクリームかの選択については、肌状態や季節・環境によっても異なります。

乾燥する季節やエアコンが効いた空間で過ごすことの多い時は、油性度の高いクリームの方が適していると言えます。普段から乾燥してる肌ももちろんです。

そしてサッポーでは、乾燥肌だけではなく、べたつく肌にもクリームを勧めています。

乳液は、水分と油分のバランスが取れた化粧品です。でも、水分が多いとべたつきを感じやすいのが肌ですから、水分が少なく油性度の高いクリームの方が適しているのですね。

肌がそこそこ安定していて、そんなに乾燥する場面でもない……というときは乳液が役立ちます。

基本的に塗る量は、いずれも、薄くてもまんべんなく塗れていることが大切です。でも、今日はちょっと乾燥しそうだから、多めに塗っておこうとい心遣いも素晴らしいですね。

その日その日で、油性化粧品を変えたり、重ねたり……が上手な使い方ですね。

最終的には、肌が良い状態になると、汗や皮脂をもうたくさん出さなくていいんだ……というように、不安定になっていた汗や皮脂分泌機能が落ち着いてくるのですね。

その頃にはもちろん、ニキビと無縁の肌になっています。

いかがでしたか?
様々なトラブルは気になるだけに、その場対策に走りがちです。油性化粧品を省いたり、オイルフリーの製品は、確かにその場の使い心地は良いかもしれません。でも、それだけを求めていて良いのでしょうか?

これから永く付き合っていく肌です。肌改善は基本から行うのが、結果的には早い解決になります。美肌作りは『急がば回れ』なのですね。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • ニキビの原因は皮脂ではなく、皮脂が詰まること
  • ニキビ肌は、油性化粧品による護りを求めている
黒板に注目!

編集後記

時々オイルフリーの化粧水を見かけます。化粧水には元々オイル不要なのに……。かと思えば、オイルフリーの乳液なんていうのも!それは、そもそも乳液ではないのでは??

よくよく考えると化粧品って、不思議な世界ですよね(^^;)

「サッポー美肌塾」第189号 / 2004年9月17日 発行


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