サウナは肌に良い?悪い? メリットだけを享受する方法

サウナ浴のイメージ

以前からサウナについて、質問やご相談を受けておりました。スポーツジムや温泉施設などに設置されていることが多く、気軽に楽しめるからでしょうか。

今回は、このサウナと肌の関係をみていきます。

サウナの肌に与える影響を知る

リフレッシュ&リラックスのイメージ

サウナの良さは、世間で言われている通り『精神と肉体にリフレッシュ&リラックスを生む効用』に尽きます。

さらに詳しく言うと、日常にない異常な高温空間に身を置くこと、冷水浴を組合せた刺激が発汗、皮脂分泌、毛細血管の収縮・拡大等々、他にも様々な肉体的刺激・精神的刺激を与え、身体並びに精神の健康作りに資するとされているものです。

要するに、精神と肉体のリフレッシュ&リラックス効果の生む効用が、様々な成果として現れるということです。

しかし、単純に良さだけを知っていてもいけません。良くない部分も知っておくことが、安心して、サウナの効用を享受できることに繋がるように思います。

サウナの種類と、潜む危険

美肌塾では、悪い面、リスキーな面を知ることにより、肌が育つ障害にならないサウナ浴を目指して頂くことに致します。

まず、サウナの種類から見た注意点を見ていきましょう。高温サウナ~低温サウナという分け方で代表的なものを見ていきます。

ポピュラーな高温サウナの特徴
一般に利用される温度域は85~95℃と非常な高温に設定されます。熱源は様々で100℃に設定できるようなっている場合もあります。しかし、高温サウナのもう一つの大きな特徴は、湿度が5~15%と、低湿度であることです。とても乾燥した空間で、乾燥サウナとも呼ばれる由縁です。
中高温域の遠赤外線サウナの特徴
目に見えない遠赤外線が肌深部まで照射されることを利用したサウナ浴です。70℃前後で高温サウナ以上の発汗作用が期待できるため、誰にも過ごしやすい空間となります。また、身体の中から暖まる作用があるので、汗や皮脂を通じた排泄作用がより高まるとされています。湿度は10~15%と低く、高温サウナと同じです。乾燥サウナに属します。
低温域のスチームサウナの特徴
スチームサウナの適切な温度域は40~60℃ですが、一般的には45~55℃域で利用されているようです。一方、湿度は80~100%と高湿です。高湿度であることが、熱伝導を高め、高温サウナと同じ発汗作用を促します。

以上から、肌に対するそれぞれのサウナの持つリスクを見てみましょう。

異常な高温と乾燥があること

40℃ならお風呂の温度ですから、敏感さのない肌には安全です。しかし、50℃、60℃は既に火傷する温度です。まして乾燥サウナのように85~95℃となると、火傷しそうに思います。でも、火傷しないのは、空気の温度だからです。熱は伝わる物質がないと伝わりません。

例えば、金属などは伝わるのが早く、温度が高いと一瞬でさえ、触ることも出来ません。もちろん、空気だって窒素や酸素があるので、熱も伝わりますが、伝わるスピードが遅いのです。

伝わるのが遅いと、皮膚温はすぐに上昇せず、血液の循環や汗の発散等による身体の体温・皮膚温調節能力の範囲内で済んでしまいます。なので、空気は100℃であっても耐えられるのです。

低温のスチームサウナなら良い?

スチームサウナは、乾燥サウナに比べて低温なので、高温であることのリスクが少ないと思えます。しかし、スチームにより湿度が100%に近いため、乾燥サウナよりはるかに熱が伝わりやすくなっています。

そのため体感温度は乾燥サウナに負けない熱さを感じます。低い温度設定になっているのは、高くすると火傷するからです。

高温リスクは空気・蒸気の流れに注意!!

乾燥サウナであれ、スチームサウナであれ、注意しなければいけないのは、空気・蒸気の流れです。

扇風機やドライヤーを持ち込み、早い空気の流れを作るような方はいませんが、呼吸を大きくしたり早くするだけで、喉を通る空気のスピードはとても速くなり、熱の接触量が多くなるので、喉を火傷します。

乾燥サウナでは、十分な汗をかくまでは静かに!

低湿度の高温サウナや赤外線サウナでは、高温リスクに加え、乾燥リスクにも注意が必要です。

汗で肌が潤ってくると乾燥は気にならなくなるので、十分に発汗するまでは、静かに大人しくしていることが大切です。

喉の火傷リスクもあるので、お喋りはしても、大きな声を出したり、大笑いはしないことです(^_^;)呼吸に伴う、熱く乾燥した空気の流れは、非常なスピードであるため、喉や気管支を火傷させるだけではなく、乾燥によるダメージも大きいのです。

サウナと入浴に共通するリスク

入浴のイメージ

次に注意すべきは、サウナと切り離せない、水に関するリスクです。

何度も美肌塾で注意していることですが、いざ、サウナ浴をする……という、ある種特別な空間に身を置くと、普段の注意はどこかに置き忘れたかのような行動・行為を平気でしている場合があります。

  • 温水浴・冷水浴にかかわらず、角質がふやけた状態が多くなる
  • 汗(水分)が肌に貯まることによっても、角質はふやけた状態になっている
  • ふやけた角質に小さな摩擦があると、角質層が崩れやすくなっている

この事実をしっかり忘れないようにしましょう。

汗が流れるように出ると、思わずタオルで拭いています。タオルで拭くことが悪いのではありません。その拭き方、タオルの押さえ方で、簡単に角質や角質層を傷つけ、崩している場合があります。ふやけた角質層組織は簡単に崩れるのです。

汗の流れに逆らうように指をすべらせる人もいます。垢(角質)が取れても、何事もなかったようにタオルで拭き取っていたりします。

サウナでは大人しくしていた人も、サウナ室を出るとすがすがしい開放感に力が湧き出るのか、いつも以上の力で流れる汗を拭いていたりします。爽やか!という満足の笑顔で……。

やはり、サウナは特別な空間を演出するようです。しかし、無意識のうちにも肌が育つ良い習慣が身に付いていたら、いつもの行動がとれるようになります。

サウナは、ストレス発散にもなり、肌の健康だけでなく、神経系・免疫系・内分泌(ホルモン)系機能の相互バランスを取る、優れた環境と時間であるといえます。

サウナに潜む危険はきちんと避け、効用を充分に享受できたら、サウナは肌にも身体にも良い健康法と言えるでしょう。

下記の講義も参考になります。
特に敏感肌の方には、サウナそのものを勧められないので、必読です!

参考:「サウナ浴・岩盤浴・半身浴・温泉浴・ホットヨガ…と肌の関係

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • サウナの、肌へのメリット・デメリットを知る
  • 特別な空間に惑わされず、いつもの肌が育つ行動を
黒板に注目!

「サッポー美肌塾」第268号 / 2006年5月31日 発行


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