炎症を伴う肌とのつきあい

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

季節や環境は小さな変化を繰り返しながら、大きな変化のうねりを作っています。
肌の状態もそのような環境変化、生活の変化に合わせて、様々に変化・対応しています。

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厳しい寒さと乾燥が肌を取り巻く冬は、どちらかというと、肌も縮んで、硬く固まって、手足を甲羅に隠した亀のようにおとなしくしている状態です。

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でも私達の現実の肌環境は、冬一色ではなく、室内では春や夏と同じ快適な暖かさに包まれて過ごしているのが通常となっています。
つまり、肌を寒さで縮ませたり、暖かさで伸ばしたり忙しい状態です。
ところが、肌を取り巻く乾燥環境だけは、冷たい空気のところも暖かいところも乾燥するため、一日中乾燥に包まれた状態になっています。

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このことが、未熟な育ち度状態にある肌、肌が育つ途上で、まだまだ未熟さの残る肌には、乾燥がかなりの負担を強いるようです。
バリアー層が「疎」となり、バリア能が低下するからです。
異物も入りやすく、過剰な防御反応(免疫反応)も増えてきます。

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その典型の一つが、炎症とつきあいのある肌です。

炎症ニキビ、アレルギー性の炎症肌、原因不明の炎症肌、見た目で判る炎症だけでなく、過敏さの増大、赤みの発生しやすさ、刺激感や痒みの発生……などを訴える肌です。

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冬になると、肌が強く大きな声で訴えてくるケースが増えてきます。
でもなぜなのかよく判らない。
不安になり、様々なケアに手を出し、ますます状態を悪くする……。

この様なご相談が増えてくる季節です。

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今回の“Sara”さんのご相談は、様々なケアに手を出すと言ったものではありませんが、「炎症とつきあう肌」という共通点がありましたので、ご紹介させていただきました。

 
 

“Sara”さんの場合

 
 
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“Sara”さんの最近の日常は、しばしば明け方まで、論文作成に追われ、お昼に起床ということもよくある学生さんです。

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以前から、ひどいニキビに悩まされてきたそうで、サッポーと出会い、一ヶ月のモニター体験をなさいました。
「期間中にニキビは増え、肌荒れが増大したが、乾燥感は少し小さくなり、肌が柔らかくなった」という、とても客観的な結果をご報告いただきました。

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ところが、サッポーの肌が育つケアを始めて4ヶ月目に入った今、これまで経験したなかで一番ひどい状態で、頬、あご、こめかみなど顔全体に赤ニキビが発生、ちいさなぶつぶつがあっただけの額にも、たくさんの大きな赤ニキビができてしまったというのです。

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2週間ほど前(配信当時)より、サッポーお薦めのサプリメントを毎朝一粒飲むようにされたのですが、頬の赤みが少しひいた程度で、目だった変化は感じないとのことです。

「このスキンケアで本当に大丈夫なのでしょうか。」

「このひどい状態の肌をどう扱ったらいいのか、どうしたら改善されるのか、アドバイスをいただけたら嬉しいです。」

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サッポーでのニキビケアは、「3歩進んで2歩さがる」と言われていたので、根気よくいこうと決心されていたそうですが、「炎症」という得体の知れない現象には、不安が渦巻いてくるのですね。

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サッポーの見立てでは、モニター期間中のニキビ増、肌荒れ増加は肌が育つ成果の表れとして「過渡期の現象」が見られたように思います。
その証は、乾燥感が減少し、肌に柔らかさが出てきたという点から読みとれます。
しかし、育つ途上にある肌は残念ながら、この冬の乾燥で炎症反応(免疫反応)を起こしやすい状態にあったご様子です。

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読者の皆様にも、この様な体験のある方が数多くいらっしゃるのではありませんか?
以下、相談員のアドバイスです。

 
 

■ 炎症が見られる時の、スキンケア標準(冬)パターン

 
 

“Sara”さん、こんにちは。

“Sara”さんのニキビは、皮脂が詰まるだけのものと、赤みが出来る炎症性のものとがおありのご様子。

ニキビは一つ一つの細胞の育ち度が高まってくると、必ず出来なくなります。
今までは育つ前に角化して未成熟なままに角質として完成するターンオーバーが繰り返されていただけです。
肌が育つプログラムは壊れていませんから、肌が育つ時間を与えるケアで本来の柔らかい肌を取り戻すことが出来ます。

肌が育つと皮脂がいくら多くても、詰まらなくなります。
皮脂が毛穴に貯まらなければ、アクネ菌が増殖して炎症反応=赤み等(免疫反応)を起こすこともなくなります。

ところが、現在のように炎症の発生が繰り返されていた肌では、ニキビ対処は「皮脂詰まりしない肌作り」と、「炎症対策」とを明確に使いわけながら、二本立てで進めていくことを理解することが大切になります。

先に結論としてのケア方法について、アドバイスをお伝えします。

  1. 石けん洗顔は中止※し、朝と夜の肌洗浄は、サッポーのクレンジングクリームを肌に塗りつけ、数分間放置し、かる~くマッサージしてすすぎ洗いします。
    すすぎ洗いも優しくです。
    クリームが肌に残ってもかまいません。
    湯水をたくさん使用するのはよいですが、けっして指の摩擦ですっきり落とそうとはしないで下さい。

    ※ 炎症が見られる間は石けん洗顔を中止

    石けんは肌が育つベース作りとなる洗浄にはもってこいなのですが、アルカリの性質を持つため、過敏な部位には刺激となり、時には炎症を促進する働きをしてしまいます。
    そのため、肌に炎症がある時や、つっぱり感が強い時などは、使用を中断した方が肌が育つ成果は得やすくなります。

  2. 洗顔後は、肌が乾ききらない内にケアを開始します。
  3. 化粧水や美容液で肌を保湿し整えます。化粧水だけもOKです。
  4. 乳液またはクリーム、あるいはその両方で、必ず乾燥からの保護のケアをします。
  5. 肌に直接風が当たり続けることの無いように注意した生活をします。マフラーや、スカーフ、大判のマスクなど、ツールも用意しておきましょう。
  6. 紫外線対策は、必要に応じて行います。
  7. 炎症の発生している間は、相談室お薦めのサプリメント(セルフアップ)の併用、または抗炎症薬(ニキビ軟膏等)の併用※を行います。

    ※ ニキビ用軟膏の使用法

    炎症部位に塗り拡げるのではなく、患部だけにピンポイントでチョンチョンとつけるだけにします。
    (綿棒等を利用すると広がらない。)

今の生活のご様子なら、紫外線対策製品はファンデーションだけで十分なご様子です。

以上がケア方法の骨格です。
しっかりご理解いただくために、炎症を伴わないニキビ対策と、炎症を伴うニキビ対策について、考え方の概要を案内します。


 
 

■ 炎症を伴わないニキビ対策……概要

 
 

まず、炎症が無い前提でのニキビ対策です。
これはサッポーの肌が育つケアだけで、次第に肌は柔らかさを増し、皮脂詰まりが無くなっていきます。
しかし、そのような状態に至るまでには、一つの戸惑いの難所が待ち受けています。
“Sara”さんのように細胞の未熟化が進行していた肌では、必ず発生する「過渡期の現象」です。

角質の剥がれが本来のスローペースになり、表皮細胞角化スピードのサイクルも本来のゆっくりとしたペースに近づいていきます。
これは肌が育つ成果なのですが、どうなるかというと、しばらくの期間、未熟な細胞の角化した痩せて硬い角質の層が増えることになります。
未熟で、硬くなりやすく、皮脂の詰まりやすい・貯まりやすい肌状態が今まで以上になります。
毛穴壁、特に毛穴出口付近のしなやかさが損なわれるからです。

従って、この様な過渡期の期間は戸惑いの連続です。
皮脂詰まりが増える等の余り好ましく見えない現象が相次ぐからです。

皮脂詰まり(ニキビ)が増えると、アクネ菌増殖により、炎症を起こすニキビも増える確率は高くなります。
しかし、この時期を乗り越えないと、生きた表皮細胞層部分の育つ時間は確保されません。
ここで不安になってケアの方向転換をしてしまい、即効性の高い皮脂の詰まらないケア・炎症が治まるケア※に切り替えると、その場は落ち着いたように見えるので、二度と肌が育つケアに戻る気が失せてしまう方もいます。
しかし、これではニキビとのつきあいはいつまでもなくなりません。

※ 皮脂の詰まらないケア・炎症が治まるケア

ピーリングケア、ステロイド剤を利用するケア、ニキビ用軟膏等の抗炎症機能・細胞再生促進機能等を利用するケア、さらに肌の乾燥を促進させて炎症を防ぐケア……などが行われます。

別の視点でいえば、ニキビ専用スキンケア製品であり、敏感肌用スキンケア製品なども含まれます。
一時的により良い状態を作る長所がありますが、肌の育ちにブレーキをかけるので、ニキビの出来ない肌作りにはなりません

まさに戸惑いと迷いが連続するような一時期です。

ニキビが出来るようになった肌は、肌の育ち度レベルをもう一段高いところで安定させない限り、ニキビの発生(皮脂詰まり)がなくならないという事実をしっかり押さえておきましょう。


 
 

■ 炎症を伴うニキビ対策……概要

 
 

炎症が起きた肌は、ピーリングやステロイド剤を利用した時のように、ターンオーバーを亢進させます。
猛烈な勢いで、新しい細胞を誕生させ、皮膚の置き換えを始めるのです。
その結果、炎症は治まり、ニキビが治ります。

しかし、急いで修復された肌を構成する一つ一つの細胞(角質)は、未成熟で痩せて硬くなりやすい細胞ですから、ますます皮脂を貯めやすく詰まらせやすい肌(毛穴)になっていることも事実です。

一度ニキビが出来た部位に、ニキビが再発しやすいのはこの様な経緯をたどっているからです。
ニキビの発生が繰り返されることにより、育ちの悪い状態でのターンオーバーが続くようになり、ニキビとのつきあいが恒常的になってしまいます。

ピーリングやステロイド剤、細胞再生促進機能を持つ様々な薬剤などは、この肌が持つ自然な修復機能をさらに促進するものです。
適切に利用されると、治療期間を短縮させる恩恵をもたらしますが、ちょっと失敗すると、肌は次第に体力を低下させ、泥沼に陥っていくリスクも併せ持っているわけです。

ニキビと炎症には以上のような関係があることを踏まえると、炎症対策が「肌が育つケア」と両立する方向になければ、この陥った難局から脱するのは難しいと理解できるはずです。

炎症対策はことごとく肌が育つブレーキになるものだが、だからといって炎症の放置はさらに肌の破壊を進行させる、しかし肌が育たない限り、皮脂詰まりは発生し続け、炎症の発生を可能にし続ける……この様な矛盾した対策をしなければいけないのですから、混乱しやすいのも当然といえます。

サッポーでは、炎症対策として、「セルフアップ」という免疫腑活作用のある機能性食品(サプリメント)をお勧めしています。
同種の健康食品に様々なキノコ類が登場し、有名になりましたが、「セルフアップ」はサッポーご愛用の皆様にモニター協力をお願いし、調べた結果、即効性と、成果につながる確率がはるかに高いので、仕入れ商品として用意することにしたものです※。(※配信当時・現在は取り扱っていません)

肌に直接付ける薬のように、肌が育つブレーキになることもなく対策できる点が、「肌が育つケア」との両立を可能にしています。
炎症ニキビや様々な炎症とつきあう肌にとって大いなる助けになっています。
ニキビだけでなく、たいていの皮膚炎は肌が育つことで発症しなくなるので、良くなるまでの期間が大幅に短縮される効果を生んでいます。

もう一つの炎症対策は、従来から、サッポーが推奨している方法で、ニキビ軟膏等の抗炎症剤をピンポイントで、炎症部位につけ、炎症を軽減させつつも、肌の育ちにブレーキがかかる部位を最小範囲に留めることにより、肌が育つケアの効率アップを図るという方法です。
改善と停滞を繰り返すのは同じですが、長い目で見ると、着実に改善が進んで行きます。


 
 
 
 
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いかがでしたか。

セルフアップによって“Sara”さんの肌の赤みが少しひいたとありましたが、これは大きな一歩ですよ。
そして、寒くなって肌が硬くなったことによるニキビの増加は、肌が育つケアの「過渡期の現象」のように見えます。
以前よりたくさんの未熟な角質が肌に居残って頑張るため、冬の乾燥も加わり、効果的に皮脂詰まりを促進する肌状態になっていたものと推定されます。

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単純に乾燥ダメージを受けても同じ現象が起こりますが、過渡期の現象によるものか、ただ乾燥しただけによるものかは、肌の元気度が変わらず、肌の過敏さが増していないかを見るとおよその判定が出来ます。

“Sara”さんの肌はなんと言っているでしょうか?

 
 

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