肌トラブルで気づくのでは遅い!春の乾燥対策で良いスタートを

過ごしやすい春に起こる肌トラブルの犯人は……乾燥

季節が春めいてきました。肌のご機嫌いかがですか?

冬の厳しい寒さと乾燥に耐えてきた肌ですから、肌の調子が維持できていたら、まずまず合格点と言えます。

本日のテーマは「春の乾燥」ですが、これが実は質(たち)が悪いのです。そして、乾燥ダメージを進行させた肌は、いつしか調子を崩し、肌荒れトラブルに結びついていくのです。

こうならないように、今こそ気を引き締めて、春の乾燥対策を行っていきましょう。

春の肌トラブルは、乾燥によるものがほとんど

春の乾燥について講じる前に、まず、疑問を解消しておきましょう。

「暖かいと乾燥するの?寒い冬の方が乾燥するのでは?」

と、多くの方が思われたのではないでしょうか。

気温の上昇がキーポイント?

春の間は、まだまだ大陸の乾燥した空気に覆われていることが多く、日本列島では基本的に空気中の水分が少ないのです。

その上、朝はまだまだ寒く、日中にぐんぐん気温が上がる日が多くなります。そして、晴れた日ほど、日中の湿度は低下しやすくなるのです。

大阪の2月のデータを見ると、日中の湿度が40%以下の日が4割を超えていました。東京も同様でした。冷暖房されたビル空間と変わらない状況です。

すると気温の上がる3月はもっと湿度の低下した日が多くなる?と考えたいところですが、そうではありません。

実は寒い1月から春も終わりの5月まで、晴れた日の日中は、3月同様にかなり低い湿度を示します。また、3月よりも、4月・5月の方が、湿度の低い日が増え、湿度そのものもさらに低下します。20%台の湿度、時には10%台の湿度の日が増えてきます。

ところが、3月の乾燥ダメージ被害が一番大きく、しかも多いのです。そして、春の風は乾燥するから、注意しましょう!と、いくら口酸っぱく言っても、春の乾燥被害は後を経ちません。

それは、どうしてでしょう?

3月に乾燥ダメージを受けやすい理由 ~気づかない乾燥~

原因1:気温が上がり、湿度が低下しても、私達に乾燥のイメージは無い

3月の気温上昇は、心地よいもので、暖かさと感じます。6・7・8月の暑い気温とは違います。夏は気温が高く、湿度も高いのです。汗も多くなり、ムシムシします。私達日本人には、寒い=乾燥のイメージはあっても、暖かい=乾燥のイメージがない方も多くいます。でも、春は乾燥しているのです。

また、春は乾燥すると知識として知っていても、実際に乾燥を感じ、対策をしているかどうかは別問題です。

原因2:春の風は心地よく、無意識のうちに平気で顔で受けている

冷たい風の冬から、一気に汗が出る気温になったわけでもなく、薄着でいたら、まだまだ寒い気温の季節です。ところが冬の衣服で身を包んでいたら、身体が暖かいので、顔だけなら風に吹かれても寒く感じません。

1月や2月の冷たい風だと、マスクやマフラーで直接の風を防いでいたのですが、3月になると気分も変わってくるのでしょう。寒くないから乾燥しない!?こんな錯覚を起こすのかも知れません。

いくら保湿しても、乾いた風を受けると一気に肌の水分は飛んでしまいます。また、乳液やクリームなどの油性化粧品が肌を乾燥から守ってくれますが、風速2、3mの乾いた微風を浴び続けると、ひとたまりもなく守りの限界はオーバーとなり、乾燥ダメージを受けてしまいます。

しかし、微風をあびた本人にはそんな記憶さえ残りません。風だとも思わなければ、ダメージを受けたとも気づかないのです。心地よい風が仕掛ける罠とでもいうべきでしょうか。

原因3:春の不感蒸泄の汗は少なく、肌を潤すほどではない

3月は暖かいといっても、まだまだ気温は低く、通常の生活で汗を掻くことは、極めて少ない。肌を潤すために、絶えず分泌される汗(不感蒸泄の汗)も少ない時期で、上で案内したように、風に吹かれると直ぐに潤いはなくなり、肌はまともに乾燥の影響を受けています。

4・5月になると湿度はさらに低下し、乾燥ダメージの影響も大きくなりますが、不感蒸泄の汗も次第に多くなるので、肌は乾燥被害を受けにくくなってきます。これが、4・5月よりも3月の方が乾燥しやすい理由です。

いかがでしたか?
春は乾燥しないと騙されていませんでしたか。

春の風はスマートに防御すべし

春は、風との付き合い方がポイントです。
常に微風の存在を意識し、乾燥を意識したスキンケアはもちろんのこと、風よけのツール(マフラー、ストール、スカーフ等)を用意しましょう。
春の風はこのようにして付き合えば(楽しめば)いいのですね。

春になるとなぜか、肌が不安定になる人がいます。花粉症やホルモンバランス等の影響もあるでしょうが、その前にもっと根本的で、直接的な影響を与えているダメージに目を向けるべきです。

それが、今日のテーマである、乾燥、そして同じく忘れてはいけない紫外線のダメージです。

春を迎えると、肉体の代謝活動全体が活発化してきます。肌の育ちを上げていくのも、春が絶好のスタートになります。そして、ピークの夏を迎えます。秋に冬の厳しい環境に耐える準備を完成し、冬に育ちを後退させることなく、維持し、また新たな春を迎える……これが、健康で美しい肌の秘訣です。

3月に肌トラブルで躓くのは、大きな時間ロスです。上手に3月のスタートを切りましょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 春の乾燥が深刻なのは、トラブルに気づかないところにある
  • 春のダメージは様々に言われるが、ほとんどは乾燥によるもの
黒板に注目!

編集後記

春、良い季節ですね。うららかな気候に、わくわくムードが漂います♪
何か新しいことを始めるのに適した季節……スキンケアも然りです!

草木や花がすくすく育つように、肌も育ちやすいのですね。

「サッポー美肌塾」第451号 / 2010年3月3日 発行


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