冬のダメージを受けてしまった…!

イメージ画像:冬の寒空

時候の注意!

予想されていたにもかかわらず、冬らしい冬が猛威をふるうと、やはり災禍と騒動が引き起こされます。肌においては、冷たさ・寒さ・風が冬の脅威となります。皆様の備えは大丈夫でしたか?

もし、ダメージを受けてしまったとしたら、今も、過敏さを引きずっている方がいるかもしれません。

ダメージを受けた時、事後の対処はとても大切です。ダメージをきっかけとしてトラブル肌を常態化させている人が多いのです。事後の対処について、サッポーの判断基準を紹介し、今回のテーマにいたします。

肌が受けたダメージを肌の立場で理解することが大切

まだまだ寒い日がこれから断続的に何度も訪れます。2月はもっと厳しくなるでしょう。その度毎に対処法に若干の不備があり、その不備に気づかないでいたら、良くなろうとする肌の大きなボトルネックとして居座っている可能性があります。美肌を目指す肌にとって大きな痛手です。

図らずも冬のダメージを受けてしまった場合の対処について、見直してみましょう。今まで気づかなかったボトルネック発見につながれば幸いです。

同じ環境にいて、同じダメージを受けても、肌それぞれに、人それぞれに受けたダメージは異なると考えるべきです。すぐに回復して、何事もなかったように本来の素肌を取り戻す場合もあれば、冬の間中、乾燥する肌、過敏な肌に悩まされる場合もあります。

受けたダメージが気にしなくてよいものか、それとも深刻なダメージなのか、肌が受けたダメージの程度を、肌の立場で掴むことは極めて大切です。今までの体験や知識はひとまず横に置き、肌の声を素直に聞くことにしましょう。

ダメージを受けた肌の敏感さレベルに注目

健康な肌の冬のダメージの現れ

以下は、見た目や肌が訴える感覚として、「冷たさ・寒さ・風のダメージ」を表現したものです。

  1. 肌に硬さ・こわばりを感じる
  2. ガサガサ・カサカサの現れ
  3. 石けん洗顔直後の素肌に、特につっぱり感が強くなったとは感じない
  4. 赤みが現れたが、すぐに消えた

これがよく見られる一般的な現象・感覚です。

事後の対処は…

冬のダメージを受けた肌は、多少なりとも肌の敏感度が増すものです。しかし、上の1~4程度の変化なら、いつも通りの肌が育つケアで一週間もすれば、すっかり元通りの肌が復活しています。

注意すべきは、回復する前に続けて同じようなダメージを受けることがないようにすることです。

多少弱くなっていた肌が、さらに同レベルのダメージを受けてしまった時、持ちこたえることができずに健康を維持するラインから転げ落ちる可能性が高くなっているからです。

もしこのような失敗をした時は、今までの対処とは異なる配慮が必要となります。

冬の強いダメージで、肌に過敏さが宿ってしまった時
既に過敏な肌が、冬のダメージを受けた時

  1. 肌に硬さ・こわばりを感じる
  2. ガサガサ・カサカサの現れ
  3. 石けん洗顔直後の素肌に、つっぱり感が顕著に増大
  4. 赤みが現れ消えない・痒みを感じることが多くなった
  5. 凍傷(しもやけ)や湿疹・かぶれ症状が発生(続いている)

1・2は前段と同じ現象ですが、3以降が違います。つまり肌が過敏さをはっきりと訴えています。

事後の対処は…

このような場合、肌の過敏さを刺激して反応させないことを最優先にしたケアが求められます。けっして見た目のガサガサやこわばりの解消を目的にしたケアになってはいけないのです。

「さぁー保湿パックだ!ラップパックだ!洗顔は念入りに、スキンケアもしっかりと……」などのように、荒れた肌の見映えや感触をよくしていこうというケアはたいていの場合、失敗します。失敗とまで言わなくとも、せっかくのケアが、肌がより健康になるブレーキとして働いてしまうことが多いのは事実です。

つまり、このような時の最善のケアは、サッポーが勧めている敏感肌・過敏肌からの脱出と同じケアが基本となります。

以下は具体的な対処例と視点です。

過敏肌から脱出するケア(参考例)

洗浄

朝と夜の肌洗浄は、石けん洗顔は中止し、サッポーのクレンジングクリーム+すすぎ洗顔のみとします。

視点

石けんがピリピリしたり、洗顔後のつっぱり感が強いと、石けん使用の是非も判りやすいのですが、特に感覚上ストレスを感じない場合、習性で使用を続けてしまい勝ちです。すると、過敏さが増している状態の肌はその過敏さを維持する方向に働き勝ちです。大丈夫と思っていても、肌自身は石けんのアルカリ性に対してストレスを受けていたからです。

整肌&乾燥保護

肌に浸透しやすい化粧水や乳液・クリームの使用を中止し、これらの代替ケアとして白色ワセリン(※ドラッグストアで販売)を使用します。

視点

化粧水や美容液で肌により多くの水分をなじませ、肌を柔らかくすることは、細胞の良い代謝環境作りとなります。全ての肌にとって有益な環境です。またこのようにして保湿された環境を維持するために、乳液やクリームのような油性化粧品による乾燥からの保護は、肌が育つケア必須の環境作りです。

しかし、ダメージを受けた肌というのは化粧水や乳液・クリームなどに微かに反応をしている可能性が高い状態です。肌のマイナス反応が明らかな場合は判断しやすいのですが、なかなか良くならない場合なども、肌が育つより良い環境作りは多少犠牲にしても、とにかくワセリンに変更して最低限の育つ環境を確保し、様子を見ることが堅実な選択となります。

肌の過敏さに火がつくと、肌の育ちは一気に後退現象を起こすからです。

紫外線保護

外出時は必ず紫外線対策が必須です。ワセリンで下地を作った上にUVケアをするのは比較的安全です。しかし、耐水機能強化無し&紫外線散乱剤使用の製品であることが必要条件です。

視点

敏感さの増している肌は、ほとんど刺激を感じない冬の紫外線にも微かに反応していることが多く、過敏さを引きずる原因になっています。これも気づきにくいボトルネックの一つです。

このように、冬のダメージ、冷気、寒さ、風によるダメージを受けた場合、少しでも肌の様子がおかしいなと思ったら、上のようなケア方法に切り替えることが、敏感肌に陥らない秘訣です。

また既に過敏な肌状態が慢性化している人は、過敏肌から脱出する突破口になっていきます。

しかし、過敏になった肌の注意点は直接的なケア方法だけでは済みません。

その他の肌環境作りに注意

普段の何気ない行動にボトルネックが隠れているかも?
  • 冷気・熱気に注意
  • お風呂やシャワーの湯温は(例えば)38℃台に
  • マッサージやタオル・衣類との接触など、肌との強い接触を避ける

肌の過敏な反応は、マスト細胞が怯えた状態にあり、過剰に反応することが原因です。肌につけるものが反応する注意に加え、冷・熱刺激や物理的な刺激にも反応しやすい状態になっているケースがあります。

視点

今までの経験・体験から、これで大丈夫!という常識が裏切られる時があります。冬のダメージを受けた時もそのような可能性が高くなる時です。

「いつもと変わらないダメージだし、正しく対処したはずなのに……なぜ?」

「敏感さに配慮して、肌が反応しないことを優先してるのに……なぜ?」

このような時は、ダメージや刺激の種類について、視点を変えてのチェツクが必要です。何に反応するか、どの程度の刺激に反応するか…は、マスト細胞次第なわけです。しばらくはマスト細胞のご機嫌伺いを習慣にし、けっして無視しないことです。

参考:「まず、過敏肌からの脱出を」

この講義はメールマガジン「サッポー美肌塾」第473号を再編集したものです


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