1日10分でOK!汗をかいて美肌になる

美肌と汗の関係とは?

「汗なんてとんでもない!」「汗は少ない方がイイ!」こんな声が聞こえてきそうですが、汗は適度にかくことが、健康にも良いし、肌にも良いのです。こう言うと、「私は汗かきで困ってるのだけど、そんなに良い思いはしていない!」という方が必ずいます。確かに過ぎた汗かきは困ります。それも顔だけ汗かきなんて方も多いですからね。

このように汗の話を始めると、際限なく展がりそうです。今日は肌にとっての「汗をかく勧め」です。もちろん適度な汗ですよ。

汗は天然の化粧水といわれるように、肌の健康にとってなくてはならない働きをしています。肌が柔らかく滑らかで、丈夫なバリアーとして働けるのも汗の存在なくして成り立たないことです。いくら保湿能力の高い化粧水や美容液でも、汗の代役まではできません。汗がないと干からびてしまうのです。肌の水分の99%以上は汗によって供給されているのですから。

ただ過ごすだけでも汗はかく

寒い冬でも、暑い夏でも、汗は肌に絶えず水分を供給し続けています。不感蒸泄(ふかんじょうせつ)の汗といって、汗を感じなくても、200~500万あるといわれる身体中の汗腺が働いていて、何もせず1日室内でTVを観るだけの生活でも1000cc近い汗が出ています。絶えず皮膚を潤しているのです。化粧品にはとてもできない働きです。皮脂や化粧品はこの汗を適度に保ったり、乾きにくいように調節しているものです。保湿・保護といわれる機能です。

ところが、汗にはもう一つの働き、体温調節という命を守る働きもあるため、暑い夏など、流れる汗、べたつく汗など、大量の汗で閉口する状況もあります。一方、寒い冬になると体温調節の汗は激減します。汗の減少が大きいと、肌の潤いも足りなくなり乾燥肌が気になるようになります。

以上が汗と肌と化粧品の大まかな関係です。

夏は汗で肌は水浸し気味になるのですが、冬は肌が乾き、硬さも表れてきます。これが標準的な肌の姿です。問題となるのは、冬季の間に不感蒸泄の汗が必要以上に減少している場合です。こうなると、まさに乾燥ダメージの悪影響下に入ります。様々なトラブルに結びつきやすい敏感さも表面化してきます。

保湿ケアも保護のケアも適切にしてるはずなのに、どうも肌が乾燥気味?肌が硬い?と感じたら、汗を極端にかかない体質になっているのではないかと疑ってみましょう。スキンケアをいくら頑張っても、水分供給の元栓を閉められた状態だと、化粧品の良さも発揮できなくなっています。

あまり身体を動かさなくても済む人が多くなっているからでしょうか?それとも、意識して汗をかくことを避ける人達が多くなっているからでしょうか?まだまだ若い年齢層なのに、乾燥由来の痒みを訴える相談が多くなっているように思います。乾燥というより、水分(汗)の供給不足というべきなのかもしれません。

肌が異常に乾く…極端な汗の減少

汗腺が普通に機能していると、適切な化粧品の利用だけで、一年を通じ乾燥とは無縁で過ごせるはずです。ところがこの汗をかく機能というのは、余裕があり過ぎるのか、適度な汗をかく状態から、ちょっとズレた汗かき状態になってしまうところがあります。

  • 顔にほとんど汗をかかない
  • 顔だけとても汗をかきやすい

このような特異傾向が見られたら、適度な汗をかく状態からズレが生じ始めている…と自覚すべきです。きっと身体の汗のかき方にも特異な傾向が現れているはずです。でも気づかないことも多いのです。特に生活に大きな支障が出るわけではありませんからね。

身体の安全保障としての体温調節の汗は、いざとなれば、1時間で1000ccぐらい発汗する能力を持っています。ところが必要なければ、不感蒸泄の汗だけとなり、24時間で1000cc足らずでよいわけです。つまり、すごい能力を持っているのだけど、必要のない時はあまり働かなくてよい機能になっているのです。

汗腺はこんな境遇にあるからか、あまり働かさないでいると居眠りし始めて、本気で長期休暇を決め込んでしまう汗腺も多いのです。普段の体温調節を担うのも、一部の汗腺が頑張ってくれたら、十分に体温調節できてしまうのです。

このような汗腺の休眠が「顔だけ汗かき」とか、「顔には汗をかかない」と言った体質もどきを作っています。例えば、顔だけ汗かきでも、身体全体の汗の量としてはとても少ない状況です。ところが、本人は汗かきだと思っています。逆に顔だけ汗が少ない場合は、どこかの部位がその役割を分担しているだけです。

このように汗をかく機能が偏ってバランスが崩れているのだけど、全体としては収支が合っている…このような人が多くなっているようにサッポーは感じています。

普段汗をかかない生活を送っていると、さらにこの傾向は顕著になります。また、必要以上に汗をかかない部位は、肌に乾燥の現れが強くなってきます。

あなたは、汗をかく生活、してますか?
汗をかかない体質になっていませんか?

適度に汗をかく習慣を、生活の中にセットする

どうも、汗の機能がアンバランスになっている、汗をかくことが少ない生活になっている…このように思われた方は、汗をかく習慣を、毎日の生活の中に取り入れましょう。直ぐに肌質・体質が変わるわけではありませんが、続けることさえできたら、着実に変わっていきます。

身体全体で汗をかく練習を繰り返すと、汗をかく機能も全身でバランスが取れてきます。顔だけ汗が多いとか少ないといった極端な差が次第に小さくなってきます。

家事で汗をかくのが効率的

「汗をかきましょう!」というと、直ぐにスポーツをする・運動をするといったことを連想しますが、他にも様々な方法があります。大切なのは、思い出したように汗をかく日を設けるのではなく、毎日の生活の中に取り入れることです。月に一度のゴルフでは汗かきの練習や訓練になりません。

  • 散歩や通勤時の歩き→内10分間は意識して早足にする
  • 大掃除を細分化実施→狭い範囲で掃除の徹底…運動になります

いかがですか。大汗をかく必要はありません。身体を積極的に動かすことによって身体が温まった状態を10分間キープできたら良しと考えましょう。汗ばむ程度で上出来です。こんなことなら、いくらでも方法が見つかりそうですね。

もちろん、他力型の「半身浴」「サウナ浴」「岩盤浴」などの利用が手近・手軽にできる環境にある人もいるでしょう。これでもOKです。あるいは、スポーツジムでのウォーキングやランニングを習慣にするのも手段の一つです。

大切なのは、1日に一度は10分程度、汗ばむ程度の発汗タイムを持つことです。サッポーのお勧めは自力型の少し負荷がかかった運動になることを生活習慣の中に取り入れることです。そして継続できることが条件です。

簡単ですね。でも、実行は言うほど容易くないかもしれません。習慣を変えるって、自分を変えるってことなのですからね。

意外なほど、汗の減少が影響していたという方が続出かもしれません。

夏に向けて、不快な顔の汗を減らす訓練にもなります。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 汗と肌と化粧品の関係を知る
  • 汗を増やす習慣を生活に取り入れる
黒板に注目!

この講義はメールマガジン「サッポー美肌塾」第552号を再編集したものです


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