サッポーの  視点
世間では下地と化粧下地は、ほぼ同じ意味で使用されているのが、大半のようです。
よって、サッポーも「下地」と「化粧下地」は同じ表現だと定義します。
化粧(メイク)をする前の下地(作り)という意味ですね。
しかし、問題はここからです。
“下地クリーム”という使われ方を時々見かけます。
でも“下地化粧水”というのは聞いたことがありません。
なぜでしょうね?
ところが一方で、「下地づくりの巧拙が化粧のりを良くも悪くもする」……などと解説しているのを時々見かけます。
どうも化粧水だって下地のようなイメージです。
サッポーもこのような使い方をしています。
どうやら、混乱の元はこのあたりにあるようです。
初めてサッポーをご使用になる方の相談において、時々お互いに違う意味で使用して相談のやり取りをしていることがあります。
混乱してることに気づかず相談を進めているのです。
これって些細なことのようですけど、スキンケア相談そのものが誤解の上に成立してしまうことがありますから、怖いですよね。
……話が逸れました。ごめんなさい。
さて、下地は大きく分けて二つの意味合いで使われているようです。
-
ベースメイクとなるファンデーションの直前につける製品だけを下地という。
下地クリームとか、日焼け止め下地クリーム……等々の意味合い。
-
ベースメイクとなるファンデーションをつける前のケア全てを下地という。
つまり化粧水も乳液もクリームも下地クリームも、全て下地づくりのためのアイテム、下地製品であるという使われ方。
皆さまは、1.と2.のどちらが判りやすいですか?
あるいはどちらが混乱が少なくて済むと思われますか?
つまらない質問をしました。
どちらの使われ方もあるのですから、どうしても混乱は避けられないのが現実というものですね。
しかし、いずれかに決めなければ、サッポーの講義が混乱します。
● ベースメイク前に行うケアを全て下地(作り・製品)という
サッポーはこのように定義して講義を進めてまいります。2.の立場ですね。
読者の皆さんもサッポーに合わせて下さいね。
でも、これって無理矢理決めているわけではないのですよ。
次の段でお話ししますが、下地の目的を考えると、矛盾が起こらなくて良いのです。
1は多少無理があるのです。
|