※本講義はサッポーご愛用者向けに配信されるメルマガ「さっぽーの美肌だより」を編集したものです。
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サッポー美肌塾のスキンケア相談室に頂く膨大な相談や、スキンケアモニター・
敏感肌脱出プログラムのアンケートデータから、ざっくりと夏のニキビの傾向と特徴をまとめ、夏に悪化するニキビの対策を提案することにしました。該当する方は、参考にしてください。
夏のニキビの傾向と特徴
- 夏に軽減する人が多く、悪化する人はその半分程度
(人数に大差はあるが、両極端に分かれることが特徴) - 悪化する肌の特徴は、肌の未熟さと敏感さがより進行している
(悩みの中心は赤みを伴う炎症ニキビの深刻化)
夏は汗の恩恵で(時にべたつきますが)、肌が柔らかくなり、皮脂詰まりしにくくなります。夏で皮脂が増えていても詰まらないからニキビになりにくいのです。これが本来の肌の有様です。
ところがどうしたことか、必ず夏にニキビがひどくなってしまう!?人達がいます。このような人の特徴は、肌の育ちが十分でなく、むしろ敏感さが夏に高じてしまうところにあるようです。
毎年夏になるとニキビの悪化が悩みの種になっていた人は、この分析結果をしっかり受け止めて、今年こそ、ニキビと本当にサヨナラできる夏にしたいですね。少なくとも、来年の夏はニキビのない肌で過ごせるようにしましょう。
対策を解き明かしていきます。
夏になるとニキビがひどくなるわけと、対策の方向性~具体策
夏に悪化するニキビ…よくある解説
- 気温が高くなり汗や皮脂の分泌が増えるから…
- 紫外線や冷房の影響で肌が硬くなり皮脂詰まりが…
およそこのような原因から対策を展開した解説になっています。間違った解説ではありませんが、これではどうしたらよいかわかりません。実際、ニキビの有様は人それぞれだし、適切な対処策もそれぞれに異なります。
ここでは、必ず夏に悪化するタイプに焦点を当てて、大まかな対処の方向性を掴んでいただくことにします。
夏に悪化するニキビ…サッポーの解説
I. 肌が未熟で敏感さが備わっており、様々な刺激に過剰反応しやすい状況にあることを自覚する。その上で、敏感さからの脱出を最優先にしたケアを心がける
肌が育ち、敏感さがなくなれば、皮脂詰まりも炎症も自然とできなくなります。でもそれはゴールであって、今は皮脂が詰まればすぐに炎症に結びつきやすい状態です。
- ニキビがすぐにできなくなることは諦めて、赤みや炎症を起こすことを少しでも少なくすることを最優先にします。
- その前提でニキビとつきあいながら、皮脂詰まりが起こりにくいように肌の敏感さが許す範囲のケアを施し、肌の育ちを待ちます。
これが夏に悪化するニキビ対処の大きな方向性です。1と2の優先順位は大切です。
II. 肌に汗を溜めず、汗の浸潤と冷房による乾燥の繰り返しから肌を守る
汗は肌を柔らかくしますが、汗を溜めた状態が続くとふやけて角質層が崩れ、乾く度に硬い肌に変化していきます。これが皮脂詰まりを起こりやすくし、炎症の深刻化につながっている原因です。夏の構造的な原因とも言えるでしょう。
汗をかくなと言うわけにはいきませんし、汗で濡れたり、冷房空間で乾く繰り返しを無くすこともできません。体温調節には必要だが肌には過剰な汗というわけです。過剰な汗が肌をふやけさせないように、適度に汗をはじき、乾燥から肌を守る油性度の高いクリームがケアの基本となります。
夏に悪化するニキビ…過敏肌の実践的ケア
- 肌洗浄はサッポーが推奨する洗浄力がなく肌に浸透しにくいクレンジングクリームとすすぎだけにします。
※この段階では、石けんはけっして使用しない - アルコール配合の少ないさっぱりタイプの化粧水を使用します。
※赤み等少しでも反応する気配があれば、化粧水の使用はすっぱり諦める - 乾燥保護は乳液よりも油性度の高いクリームで行います。
※サッポーの推奨は浸透しにくいクリーム。それでも反応があればワセリンで代用する - UVケアは必須。紫外線散乱剤タイプを使用します。
紫外線吸収剤タイプは使用禁止です。
※紫外線による刺激防止は必須だが、肌に優しい防止剤で行う必要がある - 入浴時の湯温とシャワーの湯温は38度台を超えないように
※免疫システムを過敏・過剰に働かせる熱刺激は敏感肌を維持させている
以上が、前節サッポーの解説IとIIを満足させる標準的なケアのポイント部分です。一つ、二つ取り入れるだけではダメです。どれか一つでも不徹底があると、敏感さが維持されてしまいます。これらのケアを徹底し、継続することが、一年を通じてニキビとサヨナラできる肌に育つ条件となります。
夏に悪化するニキビに悩む肌は、皮脂を詰まらせる肌の未熟さだけでなく、過敏に反応する敏感さが備わっていることがウィークポイントです。敏感さの対処から取り組むことが、最短でニキビ肌から脱出する正攻法なのです。
- 夏に悪化するニキビは、ニキビ対策より敏感肌脱出が先
- 来夏は、ニキビをすっかり忘れた肌を目指そう
「サッポー美肌塾」第565号
更新
スタートを誤らない!敏感肌脱出の「鉄則」
赤みや、湿疹、アレルギー症状などの炎症が常にどこかにある…、敏感肌は実に様々な理由・きっかけで陥る症状です。
- たとえば、ニキビがいつの間にか赤みや痒みを伴う炎症ニキビに!
- ピーリングケアで、気が付けば、何をつけても反応する肌に!
- etc...
あれが良いこれが良いと聞いて、いろんな情報に振り回されて、ますます悪化させていく、どうして良いか分からず途方にくれる……。これが敏感肌の人がハマりやすいパターンです。
理由・きっかけは様々ですが、肌のバリア能が低下して、いろんな刺激やダメージに過剰に反応するようになったのが敏感肌の全てです。
このような肌が使う化粧品には鉄則があります。
「肌に浸透しにくい」化粧品で肌を守るのを、敏感肌ケアのスタートにすることです。ここを間違うと、敏感肌から脱出できません。
サッポーの「敏感肌脱出プログラム」で最初の一歩を踏み出しましょう。間違いのないスタートが大切です。
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