深まる秋のおもてなし料理に
モーリーの
“信州蒸し”
秋たけなわの十月から初旬に立冬を迎える十一月の間に、季節は晩秋から初冬へと進みます。食卓に並べられる料理も次第に温かいものが増えてきますね。
そこで今回は、秋に実が収穫され、丁度この時季に出回る新蕎麦を使った「信州蒸し」をご紹介します。
かために茹でた蕎麦を白身魚の上にのせて蒸し、アツアツのかけ汁をかけるだけの簡単な一品です。秋の深まりを感じる中、香りが高く味も格別と言われる新蕎麦の温かい蒸し物は、いかがでしょうか。心身ともにほっこりしますよ。七五三のお祝いの膳にもおすすめです。
≪材料(2人分)≫
- 蕎麦(乾麺)
- 80g
-
- 白身魚(鯛、甘鯛、タラなど)
- 100g
- 塩
- 少々
- 酒
- 小さじ1
- 人参
- 適量
- 細ねぎ
- 1本
- 柚子
- 少量
- a
-
- だし汁※
- カップ1.5
- 塩
- 小さじ1/6
- 淡口しょう油
- 大さじ1
- 酒
- 大さじ1 1/2
- みりん
- 小さじ2
- 焼きのり
- 適量
- 山葵
- 適量
※昆布とかつお節でとります
≪作り方≫
- 蕎麦は2等分し片端を糸で結び(バラバラになるのを防ぎ、きれいに盛りつけられます)、かために茹で(後で蒸すため)水でさらし、ザルにあげ箸できれいに揃えておきます。
- 白身魚は2等分し、塩と酒で下味をつけます。
- 人参は、もみじ型で抜き茹でます。細ねぎは、小口切りにします。柚子は皮を削ぎ、へぎ柚子にします。山葵は、おろしておきます。(粉わさび、チューブわさびでも可)
- 焼きのりは、ガス火でさっと炙り、ちぎっておきます。
- 器に、キッチンペーパーできれいに水けをとった(魚の臭みを取り除きます)2の白身魚を入れます。その上に1の蕎麦を姿良くのせ、糸でくくった端は切り取ります。
- 5を蒸気の上がった蒸し器に入れ、強火で約10分蒸します。
- aのだし汁と調味料を鍋に入れ火にかけ、かけ汁を作ります。
- 6が蒸し上がったらアツアツの7の汁をはり、3と4を添えます。