秋の紫外線は穏やかなものです。穏やかといっても、冬のように弱いものではありません。2月から4月中旬までと同じくらいです。気温はというと、4月から6月くらいです。
今日は優しそうに見える、秋の紫外線と肌管理について考えて行きましょう。
秋の陽の、こんなところに注意!
秋の陽は低くなっている
秋の太陽は、夏至の頃と比べると随分低い位置にあります。低いといっても地球に近づいているわけではありません。陽を仰ぐ角度が低くなっています。
陽が低くなるとどんな注意が必要なのでしょう。実はことのほか重要な問題を作り出しています。
それは……
- 目尻のしわやフェイスラインのシミを促進
夏に比べ、帽子などの紫外線防止ツールの利用頻度が減少しています。このため、陽を正面に見ることは無意識に避けていても、横から浴びていても気づかないことが多くなるのです。
普通は、出っ張っている額や鼻・頬骨が影響を受けやすいのですが、秋の陽はなだらかなフェイスラインをまともに照らしています。
秋の陽は長時間浴びやすい
気候が爽やかな10月・11月は、戸外で過ごす時間が増えます。散歩・レジャー・スポーツ……汗が気になることもなく、寒くも暑くもない、何をするにも最適な気候です。
- 美しい秋の景色をジッと眺めている、あなた。
- スポーツの秋、清々しい空気に元気いっぱいの、あなた。
様々な場面が想像されますが、この時、もし、紫外線対策に油断や隙があったら……?
例えば、夏はわずか5分でも陽を浴びるのを避けているのに、秋になると陽を気にせず、平気で1時間を過ごしている。
これでは、しわやシミが増えても文句は言えません。気温が適度で陽光が優しく感じる……だからこそ、注意すべきなのです。紫外線は、破壊力の大きさだけでなく、今まで受けたダメージが蓄積されるのですね。なので、質より量に注意!!なのです。
夏と同じように、帽子などのツールや化粧品によるUVケアが無意識にできるようになりましょう。
紫外線と乾燥の相乗効果に注意
夏の紫外線を下手に浴びると、赤くなる火傷症状(日焼け)を起こすだけでなく、カサカサと皮がむけてきます。しかし秋は、赤くなったり、皮もむけたりはしません。
でも、冬が近づいた頃、肌がカサカサしてくる。
このような経験はありませんか?これも秋の肌管理が影響しているのですね。
秋の紫外線は赤くなるUVBはかなり減少していますが、シミやしわの最大原因であるUVAはそんなに減少していません。また、気温が下がり、汗が減ると、肌は乾燥しやすくなります。
秋は、このような紫外線と乾燥のダメージがよってたかって、あなたの肌に痛みを感じさせることなく忍びより、ジワジワと肌(角質層)を傷め続けています。
カサカサ肌に気付いた時には、冬はもう目前!!!というわけです。
このようにならないために、今一度、秋のスキンケアを見直してみましょう。そうすれば、「毎年冬になるとカサつくの……」から決別できますよ。
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参考:「秋のスキンケア」の講義
- 秋は気候ゆえ、紫外線と乾燥ダメージに無防備になりがち
- 秋のスキンケアをきちんとすることで冬のかさつきと決別できる
編集後記
秋……過ごしやすく、とっても好きな季節です!!積極的にお出かけしたくなりますね。
この時期の肌ダメージを知り、スキンケアに手抜きしないで、後悔のないお出かけにしましょう♪
「サッポー美肌塾」第142号
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