便秘が敏感肌の原因に? 便秘と肌の関係

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今回の美肌塾は、いつもと趣向を変えて、身体の中からの美肌作りがテーマです。

特に女性に多い便秘、そして「便秘は肌の大敵」というフレーズがあるくらいです。しかし、どうして便秘が肌に良くないのかというと、排泄すべきものを身体に溜め込むのは何となく悪い……程度が多くの方の認識でしょう。

便秘は、腸内細菌のバランス、いわゆる腸内フローラの状態が悪くなることで起こります。

腸に運び込まれた食べ物は、腸内の細菌によって発酵や腐敗が起き、消化・吸収・排泄が行われます。ところが腸内細菌のバランスが悪いと、その時に有害な毒素(ガス)がより多く発生します。

発生した毒素のほんの僅かな量が血液に溶け込み、全身に運ばれます。もちろん肌にも運ばれて悪影響を及ぼすことになります。

この肌への悪影響を詳しく言えば……

表皮細胞直下の毛細血管周りには「マスト細胞」という免疫細胞が、危険はないかと見張り番をしています。マスト細胞が、この毒素を「危険だ!」と察知すると、肌に炎症を起こして排出しようとします。

健康な肌であれば、普段からマスト細胞は穏やかな状態で、多少の毒素を検知しても見逃しています。だから、便秘の影響は受けにくいのです。

しかし敏感な肌は、マスト細胞の警戒心がとても高い状態にあり、少しの危険を察知するだけで、ニキビや湿疹、アレルギーに伴う炎症が促進され、肌荒れが表面化します。

たかが便秘、されど便秘なのです。

肌荒れの原因がよくわからない時、スキンケアや生活習慣などで気をつけているのに、なかなか敏感肌が良くならない……という方は、便秘が原因ではないかと疑ってみましょう。

※腸内フローラやマスト細胞について、詳しく知りたい方は、下記の美肌塾を参考にして下さい。

腸内フローラ・肌フローラ、善玉菌を増やすには?

敏感肌の原因!?マスト細胞が暴走するとき

私も便秘!? どうしてなるの?

上では敏感な肌を例に挙げましたが、どんな肌であってもいつ便秘の悪影響を受けるか……は、分かりません。美肌を目指すのであれば、便秘体質を解消しておくに越したことはないでしょう。

アンケートのイメージ画像

厚生労働省が平成28年に行った国民生活基礎調査によると「自分は便秘」という人の割合が、男性2.6%に対し、女性は4.6%という結果が出ています。

これって、女性の立場からすると意外と少ない…と思いませんか?

それもそのはず、これはあくまでアンケートによる回答であり、便秘を自覚している人の数に過ぎません。

肌の健康を考えるのであれば、1日1回は便通のあることが望まれます。

一方、「少ない時でも2日に1回はあるから……」あるいは「3日に1回の時が……」などは肌にとっては立派な便秘。でも、このような周期になることのある人は多いのではないでしょうか。

こういった方を含めると、実際には4~5割の女性が便秘体質ではないかとサッポーでは推定しています。

便秘の原因は?

代表的なものが、以下の5つです。

  • 小食
  • 水分不足
  • 食物繊維の不足
  • 運動不足
  • ストレス

心当たりはありませんか?食生活や生活習慣の乱れが大いに関係しており、身体の健康が心の健康に相互作用していることも多いようです。

毎日の便通が当然になるように、便秘体質を改善していきましょう。心身の健康だけでなく、肌の健康と美しさにも繋がるのですから、いいことづくめです。

サッポーがおすすめする美肌のための、便秘解消法

紹介するのは、簡単なことばかりです。でも、毎日続けることが大事!ですよ。

1.腹筋を鍛える

便通をよくするには、便を出す力、腹筋が重要です。

運動をする

普段あまり運動をしない人なら、どんな運動を始めても自然と腹筋は強くなっていきます。例えばウォーキングでもOKです。同じ距離であっても今より少し早めに歩くだけで、腹筋が鍛えられます。

生活環境や状況に合わせて、無理のない範囲で取り組みましょう。

腹式呼吸を習慣に

腹式呼吸することにより、大きな腹筋の内側にあり、腹部全体を覆っているインナーマッスルを鍛えましょう。

深く息を吐くと下腹がへこみます。吐いた後さらにもう一吐きすると、インナーマッスルの存在を意識できます。慣れない間は、一日に何度かこの呼吸法の練習をします。

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インナーマッスルの存在が感じられるようになれば、あとは、下腹をへこませた状態で歩くのを習慣にします。自然と腹式呼吸が習慣になり、インナーマッスルが鍛えられます。

特に女性は、胸や肩を使った胸式呼吸をしている人が多いそうです。

腹式呼吸は、お腹周りのダイエットにも効果が高いのでお勧めです。この習慣が身につくと、ぽっこりお腹がいつの間にか解消しています。

2.水分を十分に取る

1日に1.5リットル以上の水を飲みましょう。水道水・ミネラルウォーター・お茶、スポーツをする方はスポーツドリンクもOKです。ただし、ジュースやコーヒー・紅茶・アルコール類は除きます。

1.5リットルは食物に含まれる水分を除いての話です。食事からの水分摂取量が少ない人は多めに飲みましょう。また大量に汗をかく時は、さらに摂取量を増やして下さい。(※体重50㎏の女性を基準にしています。)

3.便の量を増やす食生活を
食べる量を増やす

女性に多い小食ですが、食事の量が少ないと当然便の量も減り、お腹に留まる時間が長くなります。次々とたくさんの便が生産されないからです。

三度の食事

1日に三度きちんと食事を取る生活習慣を作って下さい。最近は、1日に2食が良い、1食が良い……という健康法もありますが、便秘を解消して美肌を目指すなら、3食が基本です。

食物繊維を多く、良質のタンパク質を取る

食物繊維は、便を膨らませ、柔らかく保ってくれます。積極的に食事で摂りましょう。

タンパク質の中でも肉類は、腸内で強い毒素をたくさん出します。取り組み当初は、肉類は出来るだけ減らし、魚や豆類等によるタンパク質摂取に努めましょう。そして食事の8割程度が穀物・野菜・海草類になっているのを目安にしましょう。

4.排便の習慣やリズムを作る
とにかく便座に座る

例えば、毎日朝食後5分間は、出ても出なくてもトイレで座る習慣を作ります。出ないからといって、1ヶ月や2ヶ月でこの習慣作りを諦めてはいけません。

催したら直ぐにトイレへ

便意を催したら、すかさずトイレに立ちましょう。授業中や仕事中であっても、便意に逆らってはいけません(^_^;)

5.乳酸菌を取り、腸内善玉菌を増やす

乳酸菌を利用したサプリメントや薬、食品がたくさんあります。これらを積極的にとり、腸内フローラを整え、育てていきましょう。

乳酸菌には様々な種類がありますが、便秘によい代表的なものが、アシドフィルス菌です。そして乳酸菌の仲間、ビフィズス菌です。

アシドフィルス菌は、他の善玉菌が繁殖するのを助けたり、悪玉菌の発生を抑え、腸内で発酵したガスを軽減してくれます。まさに便秘解消のキーとなる乳酸菌です。

ビフィズス菌はとても有名で、母乳で育つ赤ちゃんの糞便から見つかった菌です。他の乳酸菌が糖を分解して乳酸を作るのに対し、ビフィズス菌は乳酸だけではなく、酢酸も作ります。

酢酸は殺菌力が高く、下痢や食中毒を防いでくれます。また、有害物質を取り除き、免疫力を高めたり、炎症を抑制するビタミンB群を腸内で作るので、敏感肌には嬉しい菌です。

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もちろん、他にも様々な種類の乳酸菌を取ると良いですね。ぬか漬けにキムチなど、食品からも取りましょう。1日に2~3回と分けて取るのが効果的です。

また食物繊維が腸内に豊富にあると、乳酸菌はとても居心地がよく、自然に勢力を伸ばしていきます。乳酸菌の摂取量が減少しても、腸内善玉菌の勢力が減少しなくなるのです。

以上、サッポーが勧める便秘解消法です。時間やお金をかけることなく、健康になれ、美肌にもなれる正攻法です。便通が毎日ない、便秘がち……という方は、本気で取り組むべきですね。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 便秘による毒素がマスト細胞を騒がせ、炎症を加速している
  • 食生活や生活習慣で便秘が解消されると、身体も肌も健康に!
黒板に注目!

編集後記

便秘の女性は多いですね。私も悩んでいます(^^;)

便秘解消は美肌作りにも良いので、今日から取り組みたいと思います!みなさんも一緒に始めましょう。


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