不透明な肌から透明な肌へ

はじめに

B子:
B子

角質がゆっくり入れ替わっていく良いサイクルができると、肌はたっぷりと水分を保持できるようになり、透明感のある肌ができるって……そうでしたよね。(前回講義

でも、その良くなる過程で、

  • 肌が黒くなって見える
  • くすみが増して見える
  • シミが濃くなって見える

……だなんて!

こんなの気がついたら「わァー大変!」って、きっと今までのケアをやめちゃいますよお。
ホントに続けていいんですか?

サッポー先生:
サッポー先生

迷路の入り口の一つ、のようですね。
シミの部分、くすみの強い部分を例に見ていくとわかりやすい。

  1. いつものように洗顔します。
  2. 洗顔後、何もつけずに15分くらい、汗をかかない涼しいところで肌が乾くのをまちます。
  3. 肌が乾いたら鏡を見て、しっかりくすみの状態、シミの状態を観察してください。
  4. 次にいつもの手入れをします。スキンケアだけですよ。このとき鏡を見ないでください。
  5. 手入れが済んで3分まちます。それから鏡を見て、くすみとシミの色を先ほどと比較してみます。

これでわかります。
お家で実験してください。

B子:

先生!何がわかるんですか?

C子:
C子

もしかして……先生、肌が黒っぽく見えるんじゃないか?
シミがとても鮮明に濃く見えて、くすんでいるところも……。

サッポー先生:

その通り。
しかし、なぜ濃く見えるかわかりますか?

サッポーの視点

  • 手入れをして、肌の表面層(角質層)の保湿が行き届くと、肌は透明度を増す
  • 肌の透明度が増すと、皮膚内に分散している黒っぽいメラニン色素が鮮明に浮き上がって見える
サッポー先生:

くすんでいるところはメラニンがたくさん分散している肌、シミの部分はメラニンの生産量が異常に多く、分散量がとても密な肌です。

不透明な肌に遮られて、黒っぽいメラニンが隠されていたのですが、保湿効果で肌の水分が増えると透明になり、メラニンの存在が鮮明に見えるのです。
シミが濃く見え、くすみが増したように見えるのです。

C子:

それで納得。
いつだったか、お風呂から上がった後、「あーっいいお湯だった……」と一息ついて、ボーっと鏡に映る顔を見てて、ハッと気づいた!
顔がとっても黒っぽく見えたんだ。
思わず両手で頬を押さえたんだが、でもしっとりしていて……いい感じだったんだよ。
あれは、お風呂で肌の水分量が増えてたからなんだね。

サッポー先生:

慌てて間違った美肌術に走らなかったのが幸いでしたね。
いつも呑気でこだわりのないC子さんだから、救われたのでしょうか?

お手入れの実験も、お風呂上がりのCさんの例も、一時の現象です。
たいていの場合、気づかずに過ごしているのがあなた達の日常でしょう。
しかし、肌自身が変わり、本当に肌の水分量が増えてくると、日常的に肌が黒っぽく見えます。
シミが濃くなって見えます。

B子:

ええっ!!
“日常的”にって、その状態はいつまで続くんですか?

サッポー先生:

あなた次第です。

黒っぽく見えていても、肌に触れると柔らかく生き生きとした感じが伝わってきます。
この状態を維持することができれば、肌が日常受ける刺激は半減しており、メラニンの生産量もうんと少なくなっています。
日々生産されるメラニンの量が少なくなれば、肌に分散し広がっているメラニンの密度もいずれ薄くなってきます。

B子:

先生!いずれって……

サッポー先生:

肌細胞が入れ替わる周期は覚えていますね。
約一ヶ月で新しい細胞に入れ替わっているのが、あなた達の肌(表皮)です。
たくさんのメラニンを抱えた細胞層、一層一層が次第にメラニン量の少ない細胞層に入れ替わっていくわけです。

一ヶ月単位で、透明感のある肌が美しき透明感のある肌に変わっていく様を見守っていくことです。

B子:

よし、私の肌づくり……もう迷わないわ!

  • 肌の触感、肌の生き生き度を日々確認しながら、
  • 一時的に肌が黒っぽく見えても迷うことなく、
  • 一ヶ月単位で肌の変化を見ていく。

正しいケアを続けるってホントは簡単なのに、難しくしてたのは私の迷いからだったのね。

サッポー先生:

肌の変化は始まっていても、見える変化として現れるのには時間がかかる。
最初の良き変化が悪く見えたら、迷いが……そこに魔が入り込む。

迷いを生むは間(ま)か?それとも魔?

サッポー先生:

シミとくすみの強い部分を例に取りましたが、これはどんな肌にも言えること。
ただ、特に目立った障害のない肌ではわかりにくいだけ。

  • 少し乾き気味の肌
  • 少しかさつきやすい肌
  • 逆にいつも皮脂でジトッとしている肌

これらの肌をよく見ると、不透明なことに気づきます。
しかし肌の水分保持力が高くなると、見違えるように肌は光を取り戻すのです。

A子:
A子

透明な肌は、よく見ると肌に奥行きを感じます。
透明な深みというか。
生き生きと見えたり、透明感を感じるのは、きっとこのことなんですね。

サッポー先生:

美肌の極意は一歩踏み込まないと見えてこないようです。
しかし一歩踏み込むと、頼りになる判断基準が見えなくなる。
あなた達のケアの迷走はここから始まることが多いようです。


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