肌を鍛える、甘やかす

 
 
《《C
C子
前回の授業は良く理解したが、フッと耳元で悪魔が囁く……
「肌を甘やかしてはいけないぞ!」
ってな。
《《B
B子
そうね。
先生も洗顔後30分のノーケアトレーニングを勧めてるし..?
《《A
A子
でも、
「つっぱり感の強いときはトレーニングしてはいけない」
とも教わりました…けど?
《《C 息子や娘も甘やかさず育てたつもりだし、毎朝の愛犬の散歩は亭主の仕事でね。
散歩から帰ると朝食が待ってるわけ。
あの人の身体を甘やかしてはいけない・・優しい妻の愛ってわけだ。
S》》
サッポー先生
……甘やかす、鍛える。
はたして肌にとって愛の鞭(?)とは・・何でしょうね。
 
 

肌を鍛える、甘やかす

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

体を鍛える、心を鍛える……いずれも心身の健康に大切な項目です。
しかし、それぞれに鍛え方というものがあります。
間違った鍛え方は体をこわしたり、心を病む原因になります。

▼ 間違った肌の鍛え方

  • ×鉄を打って鍛えるように、ダメージを与えて肌を鍛える
  • ×強いダメージは肌を傷めるので軽いダメージを与えて鍛える
  • ×いつも化粧品をつけていると肌を甘やかすので、週に一度は何もつけない日を作る
  • ×高級品やクリームを若い肌に使うと肌が働かなくなるから、これらの使用は40才を過ぎてからにする

▼ 肌は甘やかした方が良い?

  • ×万事に備えて紫外線対策はいつもSPF30、PA++で万全
  • ×乾燥は肌にとって老化の大きな原因、保湿と乳液やクリームでの保護はいつだって欠かさない

上の例はいずれも肌にとってありがた迷惑な考え方です。
解りやすいように決めつけた例を挙げましたが、鍛える・トレーニングする・甘やかし・過保護などの言葉の持つイメージから、何となく事の良し悪しを判断しがちです。

皆さんが常識だと思っていた知識が“非常識な常識”であったら、肌への悪影響は見過ごすことができないものでしょう。

 
 
《《B 鍛えるとか、トレーニングするって言われるとよい成果を期待するし、甘やかすとか、過保護にするって言うと、なんか弱くなっていくようなイメージがある。これが問題なのね。
《《A 母なんか「マッサージはいいこと」って毎日してました。
終わったあとはいつも桜色なんですから!?
今は優しいマッサージに変わりましたけど。

なんだか、肌は鍛えても甘やかしてもいけないような感じですね。
「肌を強くする」なんて考えが間違いなのかしら?

《《C うーん、確かに「鍛える」とは少し違うようだな。
すくすくと育った子はなぜか判らぬが打たれ強いからね。
肌もそういうことかもしれないな。
S》》 ポイントが見えてきたでしょうか?
 
 

肌は健康に育てる

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

筋肉細胞は鍛えると強いパワーを発揮するようになります。
細胞の数が増えるのではなく、一つ一つの細胞が太くなるのです。

一方、肌が強くなるとはどういうことを言うのでしょう。
パワーでしょうか。それとも丈夫さでしょうか。少し違うようです。
肌の強さとは、しっかりと身体を護る機能を持つ外皮の役割です。
バリアー層としての機能をしっかり備えていることを言います。

私達が神様や仏様に感謝しなければいけないのは、

※ 強いバリアー層=みずみずしさを保つ健康な肌=美しい肌 ※

という関係式の上に私達の肌を作ってくださったことです。

筋肉のように負荷(鍛える・いじめる)をかける、といったことでは強くなりません。
単純に甘やかす・過保護にすると弱くなる、といったものでもありません。

“肌の健康作り”だけが美しい肌に繋がるようになっているのです。

正しい肌のトレーニング方法とは、
正しい肌を甘やかさない方法とは、

▼ 肌本来の機能を機嫌良く働かせること

そして、肌を機嫌良く働かせるとは、

▼ 肌が機嫌良く働ける環境作りをしてあげること

これを言い換えると、皆さんが学んでいる「肌管理≒スキンケア」になるのです。

表皮はほぼ毎月細胞が入れ替わり、真皮層では数年かけて細胞や組織が入れ替わっています。
その過程において、肌は様々な舞台に立たされます。
それぞれの舞台にふさわしい環境作り(スキンケア)をしてあげるのが、肌の躾になっていくというわけです。

肌を健康に育てることにより、肌は皆さんを美しく表現してくれるのです。

 
 
《《A 肌を健康に育てる秘訣は、今まで学んできたことばかりですよね。
情報や知識を正しく選択するって難しい!
「肌を知る」……これが選択眼の元だったのですね。
《《C よく判った、先生。耳元の声は消えたよ。
どうも私達の世代は真面目だから、努力好きで甘えはダメというところがあってね。
ある言葉に反応してしまうようだ。
《《B でも..やっぱりおばさんはトレーニングした方がいいと思う。
朝のポチとの散歩のことですよ。
《《C …あれは亭主への愛だよ。
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

コメントは受け付けていません。