紫外線吸収剤は良くない?

 
 
S》》
サッポー先生
前回の続き、今日の授業は▼3からでしたね。
  1. 1.アルコールは肌によい?悪い?
  2. 2.表示指定成分不使用…無石油系…どう見るの?
  3. 3.紫外線吸収剤は良くないそうだけど……でも
  4. 4.すぐに効果が出てくるのがイイ
  5. 5.ニキビ用化粧品にまめな洗顔…でもなくならない
  6. 6.毛穴が気になりいろいろ試したがいっこうに良くならない
  7. 7.ビタミンCは肌からがイイ
《《B
B子
肌とつきあっていくのっていろいろ大変なのね。
ニキビがどんどん消えていったときは毎週の授業が待ち遠しかったけど……。
《《C
C子
“喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる”ってのはB子のことか。
別名「恩知らず」というんだ。
苦しいときは人を頼り、苦が去ればその恩を忘れる・・このパターンだな。
《《A
A子
「苦しかったことも、過ぎ去れば忘れることができる」という意味だとばかり思ってました。
《《C その意味で使うこともあるな。
私は専ら「恩知らず」で使っているがね。
S》》 ハイ、授業に入ります。
 
 

3.紫外線吸収剤は良くないそうだけど……でも

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

紫外線吸収剤を使用したUV製品について、美肌塾でも良く「注意!注意!…」と、繰り返しておりました。
肌にとって確かに注意が必要な製品なのですが、「やはりこれでなければ・・」という有用な製品でもあります。

▼ 肌管理の原理原則から見ると

紫外線とまともにつきあえば、肌などたわいもなく壊されます。
赤くなる火傷状態から、水ぶくれのひどい炎症状態に、もっとひどい場合は皮膚ガンさえ引き起こすことがあるのですから、まずは防止対策が必要です。
しかし、ただ防止すればいいというものでもありません。
防止する一方で、肌を傷めている場合が多いからです。
肌に優しく防止することが、紫外線対策のポイントです。

肌を知る・ダメージ(&環境)を知る

  • 紫外線は肌を傷める最強のダメージ力を持つエネルギーです。
    短時間でバリアーである角質層ばかりか、表皮細胞、真皮層の細胞組織まで壊していきます。
    しかし、紫外線だけがダメージはなく、肌につけた化粧品の酸化によるダメージにも注意が必要です。
  • 酸化によるダメージの特徴は、じわじわと肌(角質)を傷める気づきにくいダメージである点です。
    バリアーである角質がそこそこに耐える力を持ち肌を守っているので、生きた表皮細胞がすぐに被害を受けるわけではないからです。
    角質層の最上層が毎日犠牲になりながら肌を守り、役目を果たしたあと、はがれていくのです。
  • 肌としては紫外線ダメージからは守って欲しい、しかし酸化によるダメージだって受けたくない……という立場にあります。
  • 肌の素晴らしいところは、多少のダメージなら角質層を犠牲にしながらも、明日は元通り元気な姿を見せることができる点です。
    しかし角質層の犠牲が大きいと(例えば一層でなく二層はがれてしまった場合)、肌とダメージの力バランスが崩れ、肌は立ち直るのが困難になり、トラブルを招きやすくなります。

化粧品を知る

  • 紫外線吸収剤を利用したUV製品は紫外線防止能力が高く、汗に強いものも作りやすく、肌にとって安心して紫外線防止を任せることができる頼もしい味方です。
  • チタンや酸化鉄などで作られたパウダーで紫外線を物理的に遮るUV製品の特徴は肌についたパウダー量によって大きくUV防止効果が左右される点です。
    さらに汗や物理的な肌摩擦により移動しやすいため、肌を守らなくなる弱点を持っています。
  • ところがUV防止に信頼できる紫外線吸収剤は、

    • 肌に合わないものが多く、知らない内に炎症を起こしていても気づかず使用している場合がよくある。
    • 紫外線を吸収することにより酸化による肌への影響が高く、長時間の使用、連続使用、毎日使用は肌(角質)の持つ基礎体力を損なっていく。
  • 一方、パウダー配合によるUV防止製品は肌に対する優しさにおいてとても優れている。
    しかし、ちゃんと肌についているかを時々気にし、メンテナンスしないと信頼できない不便さを持っている。

▼ サッポーの視点

紫外線対策、あなたはどうしたらよいか…おおよその答えはでましたか?

紫外線対策はケースバイケースで対応を考える

  • 紫外線や汗が強く気になる時は紫外線防止を優先します。紫外線吸収剤を使用した日焼け止め下地にフィット力のあるファンデーションでダブルガード。
  • 紫外線とつきあうことが多いため、UV製品による弊害も少なくしたい。
    それで多少メンテナンスは面倒だが、日焼け止め下地にはパウダー入りクリーム、そしてファンデーションとのダブルガード。
  • 紫外線とのつき合いがさほどでもない、いつもの日は、ファンデーションだけ。しかし、メンテナンスには気配りする。

代表的な考え方3ケースを例示してみました。
様々なケースに対応する方法は自分で組み立てましょう。

『紫外線対策にはこれが一番』といったこだわりが、スキンケアの失敗を招いています。
毎日何らかの対応が必要なケアなだけに、間違っていると確実に肌を劣化させていきます。
それもほとんど気づくことなく……です。
スキンケアはケースバイケースで柔軟に変化に対応して、組み立てていくものなのです。

 
 
 
 
S》》 今日は一つしか消化できませんでした。
続きは次回にします。
《《B 紫外線吸収剤を使用したUV製品を使っても大丈夫かもね。
私、ニキビ対策で使用するのやめてたの。
去年も今年もよ。
海にも行かず、山にも行かず……デートにも。
《《A そんなにきれいになってるのだから、もう大丈夫よ。
でも、デートは関係ないような?
《《C 関係ないに決まってるよ。
我慢を並べてつい口が滑ったのさ。聞かぬが思いやりだね。
“喉元(のどもと)過ぎても熱さ忘れず”ってとこさ。
《《B (見抜かれてる …)
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。

次回の授業はこちらです。

>すぐに効果が現れる化粧品・・・気になる質問ピックアップ

 
 

コメントは受け付けていません。