アトピーっぽい肌、アトピー肌

サッポーの手元に、スポンサー会社顧客の25万件を越える肌についてのアンケートの統計データがあります。
アトピーの項目を見ると、肌に対する興味ある思い込みの存在が浮かび上がってきます。

この思い込みが肌を見る判断を誤らせていたら、せっかくの毎日のスキンケアが、余り役立っていない可能性が大です。
もっと美しくなれる機会を失い続けている可能性が大です。

 
 
《《A
A子
美肌塾に通う以前、「アトピー肌になったかな?」って思っていました。
冬から春にかけて毎年かさかさが目立つようになって、特に春先はひどくなって、花粉症の季節には、チョッとしたことで、肌に赤みがよくでてたのです。
《《B
B子
母さんが言ってたけど、乳児の頃アトピー肌で苦労させられたって聞いた。
私は何も覚えてないんだけど。
《《C
C子
アトピーってのはアレルギーのことだろう?
蕁麻疹(ジンマシン)もアトピーなのかな?
《《B ジンマシンはアレルギーとは限らないと聞いたことがあるけど?
 
 
《《A《《B《《C …???
 
 
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めます。
 
 

アトピーっぽい肌、アトピー肌

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

アレルギー、アトピーはどちらも免疫反応の好ましくない一形態で、アトピーの名称はアレルギー反応が遺伝体質である場合につけられたものです。
しかし、肌に関しては専門家の間でも同意語として扱われることが多くなっているようで、当塾でも使い分けはしないことにします。

▼ えっ?こんなにアトピー肌って多いの!

さて、そのアトピーに関してですが、スポンサーのアンケートはこの国で実施されたアンケートとしては最大のものと思われますが、一つの重要な示唆を与えてくれています。

スポンサーアンケート(集計データ数253,918件/2002年11月現在)
  20~29才 30~39才 40~49才 50才~ 平均(計)
顔にアトピー症状が
出ることがある
20.0% 16.1% 15.5% 12.2% 16.3%
躰を含めた
同上のデータ
33.8% 27.5% 25.3% 19.8% 27.2%

「顔にアトピーの症状が、出ることがある」と答えた人が、平均で16%。身体まで含めると27%でした。
医師の診断に基づき回答した人も含まれていると推定されますが、大半は自己診断です。

▼ アトピーになる割合は変わっていないが、治りにくくなっている

次に専門医の目で見たアトピー性皮膚炎の有意な有病率情報を探しました。
(学校検診の項目にないためか、適切なデータが少ない。)

アトピー性皮膚炎有病率調査
  乳児 幼児 学童 18才~
大学機関による調査データ
(8300人)
1973年 29% 15% 8% 2%
1994年 30% 15% 11%(18才)
同上、政府による全国調査 1994年 10.3% 7.4%

アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児期に発症しますが、発症率は30年前も10年前も今と殆ど変わらないそうです。
ところが、有病率を見るとどうでしょう。
加齢とともに殆どが治るはずなのに、学童や成人になっても治癒しない傾向が強まっているのが顕著です。
調査機関により確認基準の違いか、随分差がありますが、成人に於ける有病率が増加していることだけは間違いありません。

アトピー性皮膚炎は、それぞれの患者ごとに良くなったり悪くなったりして慢性に経過し、最後には自然に治ります。
この定説は今も変わっていません。
しかし、頼りにしていたこの自然治癒のスピードが著しく遅くなっているのは、注目すべき問題です。

▼ アトピー肌ではないのにアトピーと思っていたら…

貴重な紙面を割いて数値を並べましたが、何に注目して頂きたいかというと、専門家が診断したアトピー性皮膚炎の率と、女性一般が自分はアトピー(らしい)と思っている率に、大きな差がある点です。

成人の有病率のデータを比較すると、

  • 政府機関によるデータ…7%
  • 大学機関によるデータ…11%
  • 女性自身の自己判断…27%

大人においてアトピー性皮膚炎の症状が出ている人の割合を、政府と大学の間をとって9%とみなすと、女性自身はその3倍の27%がアトピーだと思っています。
つまり、三人のうち二人はアトピー症状ではないのに、アトピーだと思って肌のケアをしていることになります。

アトピーという言葉の通り、奇妙な…不思議な…という曖昧さそのままに自分の肌を納得することで、肌の健康を、肌の美しさを失っているとしたら、これは大きな損失です。

  • 肌が敏感なのは、きっと私はアトピー体質なんだ…
  • カサカサしてアトピーっぽい肌と思う…そう言えば過敏な時が多い…
  • 湿疹が時々出る、肌が弱いのはアトピー肌だからと聞いた…
  • 乾燥肌で痒みがよく出る…こういうのをアトピー肌というのよ

何でもアトピーということにしておくと、何となく納得というわけでしょう。
しかし、このような状態の時に間違ったケアの情報や、アトピービジネスといわれる情報に触れると、思わずフラッと手を染めている時があります。
そして、ますます迷走するようになった肌状態に、「あー、私には軽いアトピー体質があるのね」…との思い込みが作られ、いつか諦めを伴った確心として、現状の肌を納得してしまう。

本来もっと健康な肌なのに、もっと美しい肌なのに、元の肌に戻ることを放棄してしまうことになっていたら、それは哀しいことです。
あなたは「三人のうちの二人」ではないでしょうね。

 
 

アトピーっぽい肌の基本的なケア方針は「角質ケア」

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

アトピー肌の外見的特徴は、

  • 乾燥しやすい肌(かさかさ肌、硬い肌、サメ肌)
  • 痒みの発生
  • 湿疹
  • 過敏で悪循環に落ちやすい

…となりますが、これらの特徴は何もアトピー性皮膚炎に限ったことでなく、肌が不健康になれば起きえることばかりです。
特に角質層(バリアー層)の状態が悪くなればほぼ例外なく、同じことが起こります。
従って角質層を健康な状態に戻すことをケアの中心におき、日々のケアをしていけばいいのです。
サッポーがいつもいっている「角質ケア」です。
健康な成熟した角質が育つケアをしていたら、改善されることばかりだし、このような悪循環に陥ることもなくなります。

逆に角質をはがすケア、傷めることの多いケアがされていたら、まさにアトピーっぽい肌になることは間違い無しです。
アトピー症状と同じ状態の角質層(弱いバリアー層)を作っていくことになるのですから……。
以前はまれであった、成人後にアトピー性皮膚炎を発症するケースが増えていること、そして女性に多いことを見ると、間違った角質ケアが行われていることが原因になっているのかも知れません。

「アトピーっぽい肌」という呼称そのものをやめましょう。
本当にアトピーっぽいと思われたら、迷わず信頼できる皮膚科専門医に診て貰うことです。

 
 

間違った情報が治癒を遅らせ、アトピー症状を増加させている

 
 
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アトピー肌対策はサッポー美肌塾では取り扱いません。
短い紙面で不特定多数の方に、断定的な情報を提供するのは危険だからです。
しかし、前段の統計情報が示している、

「アトピー性皮膚炎の発症数は変わらないのに、治癒するのが遅くなり、症状を抱え悩む人が増えている。」

…これは由々しき問題です。

サッポーが、この症状を長引かせる要素や環境の変化以上に気になるのは、無責任で短絡的な情報の氾濫と、アトピー症状の特性につけ込んだアトピービジネスの発する情報が、アトピー症状に悩む人たちを翻弄したことです。

▽ 天使と悪魔の顔を併せ持つステロイド
▽ 症状を繰り返すうちに、本当の悪魔が忍び寄る

  1. ステロイド外用剤はアトピー性皮膚炎の優れた治療薬だが、様々な副作用もある。
  2. ステロイド外用剤を続けて長期間用いると、毛細血管が拡張し、赤みが定着する。
  3. ステロイド剤でコントロールしていた肌が、突然その使用をやめると、さらにひどい状態に皮膚炎が悪化する。

症状が軽減したり悪化したりと、不思議な経過をたどるアトピー性皮膚炎の一人ひとり異なった治癒経過は、患者だけでなく、周囲を不安な状態にさせます。
説明不足のマスコミ情報やアトピービジネスが発する無責任な情報は、不安な状態にある患者の心の隙間に入り込みやすく、治療を困難にし、治癒を長引かせる方向に働いてしまったのです。
無責任な情報の罪は明らかですが、ステロイド禍は担当医師、患者双方にもそれぞれの責任があることのように思えます。

ステロイド剤を優れたアトピー性皮膚炎の治療薬と言えるようにするのは、アトピー性皮膚炎に対する深い理解のある専門医と、医師の指導を正しく理解して治療に励む信頼関係が欠かせないことを示しています。
ステロイド剤は、まさに毒にも薬にもなる両刃の剣なのです。

サッポーはここに自然治癒するはずのアトピー性皮膚炎の症状が、なかなか治らなくなっている原因の多くがあると推定しています。

アトピーやアレルギーによる皮膚症状の治療は、医学の遅れの目立つ部分とされており、原因を治療する段階にありません。
発生している皮膚症状に対する対症療法が中心です。
しかしこの対症療法で、症状を軽い状態に維持することにより、比較的短い年数で殆ど全ての症状が自然治癒していくものです。

 
 
 
 
《《B 隣のおばさん家の子が、小学2年生の頃までアトピー肌だった。
もう良くなったのだけど、おしゃべりに来た時よく言ってた。
「病院で一緒に通う子供達が次々と治っていくのに、うちの子だけなかなか良くならない。どこか良い病院知らない?」って。
《《C 親心だね。子供のこととなると、親はせっかちになるものさ。
《《A アトピー肌を治していくのと、美肌づくりはとてもよく似ているのですね。
良い状態、良い環境を肌の調子を見ながら整えていくと、良くなる点は全く一緒ですね。
《《C その逆も同じだね。
すぐにきれいにしようとすると、育てるのを忘れ、悪循環が始まる。
ダメージを防ぐのはせっかちで良いが、育てるのは気長にだね。
《《B 赤ちゃんの頃にアトピーが治っててよかった。
今頃アトピーが出てきてたら、私なんか月毎に病院は変えそうだし、いい話があったらきっと飛びついてる。
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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