半身浴と肌

サッポーの美肌術をマスターしてくると、いろいろな生活場面において、
「あっ、この習慣が肌を傷めてたんだ!」
‥と、気づくことが多々あります。ノウハウが蓄積されていきます。

しかしいつも判断できるとは限りません。時には、
「あれ、これって美肌によいの、よくないの?」
判断に迷うことがあります。そんなときはサッポーにご質問ください。

今日は美肌作りと健康作りを兼ね、半身浴に挑戦なさっている“Umiko”さんのご質問を紹介します。

 
 
《《C
C子
あたしゃ半身浴歴10年だよ。
見てご覧。この玉の肌に、病気知らずの孝行女房ってわけさ。
《《B
B子
私の入浴時間は短いときでも30分、長いときは60分…。
ところが続けてお湯に浸かるなんて、5分ともたないの。
20分や30分なんて、とても出来ない。
《《A
A子
半身浴…いいわね。
でも子供二人の世話に追われる私には夢の話。
主人がもっと協力的だといいのですけど。
《《C 何が不満なものか。いい亭主じゃないか。罰が当たるよ。
専業主婦の幸せと不幸せを書き出し眺めてみるんだな。
必ず幸せの方が大きいのさ。専業主婦に限らずだがね。
《《B 今日は半身浴とお肌がテーマでしょ!
(私の未来の夫…きっと素敵で優しい…)
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めます。
 

半身浴と肌

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

■ “Umiko”さん のご質問・相談

>  美肌塾の配信、いつもありがとうございます。
>  ちょっとした疑問が出てきたので、またメールさせていただきまし
>  た(^^ゞ

>  以前より、毎日ではありませんが半身浴をするようになり体の調
>  子も肌の調子も良くなったように思います。長時間の半身浴は、
>  肌にとっては湿度が高い状態を維持する事でローションパックを
>  するような効果があるんだろうな~と勝手に推測しています(笑)

>  ふと感じた疑問と言うのは、半身浴をしていると汗をたくさんかくの
>  ですが、やはり顔の汗はこまめに拭いた方がいいのか?という事
>  です。お風呂では、あまり気にせず汗をかいたままにしていました
>  がやはり乾いたタオルなどで、やさしくおさえるように(ここポイント
>  ですよね^^;)拭いた方がいいでしょうか?

>  もうひとつは、長時間半身浴する場合、体や顔を洗うのは、やはり
>  半身浴の後にすべきでしょうか?気分的にサッパリしてから湯舟
>  に入りたいタイプでいつも先に洗ってしまいます。
>  その場合、後で又石けんで洗うと肌に悪いと思うのでいつもぬるま
>  湯で流すように洗っています。

>  質問と言うより、素朴な疑問と言いますか……(笑)質問するような
>  事ではないような気もしたのですが一度気になりだすと、とまらなく
>  なってしまいました(^o^;

>  入浴時には、サッポーの石けんで顔も体も洗っていますし、タオル
>  などでこすったりもしていません。それと、シャンプーの後に顔は
>  洗うようにしています(^^)v 何か私の気付いてない視点があれ
>  ば、ご教授くだされば幸いです♪

>  よろしくお願い致しますm(__)m


■ サッポーからのアドバイス返信

サッポー美肌塾の内容を、しっかり実践なさっておられるご様子。
とても嬉しいですね。

 
 

半身浴の汗は角質を傷めるか?

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

>  半身浴をするようになり体の調子も肌の調子も良くなったように思
>  います。
・・・・・・
>  ふと感じた疑問と言うのは、半身浴をしていると汗をたくさんかくの
>  ですが、やはり顔の汗はこまめに拭いた方がいいのか?という事
>  です。

半身浴はイイですね。
サッポーは性分なのか、なかなか出来ません。
半身浴後は気持ちがいいのですが、する前に難行のように感じてしまう弱さを持っております。

ジワジワと身体の芯から温まり、皮膚を解放する。
普段は外から刺激を受けているばかりの皮膚ですが、まさにぬるま湯に包まれた天国状態の環境に身体(皮膚)を起き、巡る暖められた血液が程良い刺激で、内側から皮膚の代謝を促しています。

半身浴で出る汗の排泄作用は特に優れていて、外界の刺激(暑さ)により単純に出るほとんど真水といった体温調節だけの汗と違い、排泄器官としての皮膚本来の役割を見事に果たしています。

だから半身浴のあとのお湯は、ある意味とても汚れているのですよ。

話が横道にそれました。

入浴時に出る汗を拭く必要はありません。タラ~リ、たらりと汗が流れるままで良いのです。
夏汗をかいたときに、「こまめに拭くべし」と言っておりますのは、理由が二つあります。

▼ 一つは汗を肌に貯めると周囲が乾燥しているので、汗が蒸散するときに肌の天然保湿成分NMFも一緒に奪っていきます。
角層機能が劣化し、乾燥に弱い肌に変わっていきます。
剥がれやすい角質層に変わっていきます。

お風呂の湿度はほぼ100%です。汗の蒸散(乾く)はありませんから、悪影響はありません。

▼ 角質浸潤を起こす場合がある。
角質の層は角質細胞間をセラミド等の細胞間脂質でタイルの目地のようにぴったりとしかし柔軟に連結補強された姿をしています。
しかし長時間汗を肌に貯めると、いかに脂質と言えど、この連結補強がゆるんで崩壊していきます。
これを角質浸潤と呼んでいます。

  • 夏のニキビにはひどいのが出来る時がある。
  • 秋風が吹き始めると一気に乾燥した肌を感じる。冬は荒れ肌に…。

など、トラブルの種類や程度は様々ですが、この影響が原因になっています。

さて、この角質浸潤ですが、半身浴・普通浴にかかわらず入浴そのものでも起こりうることです。
プールでの長時間の水泳・遊泳などで、ふと気がつくと足の裏や手の平など角質の厚い部分が白っぽくなっているのに気づきます。
あれが角質浸潤です。
もともと手の平や足裏の角質層は、顔の角質層と比べると数倍から十数倍の層を持つ厚みなので、このような角質浸潤を起こしても大騒ぎすることはないのですが、顔や他の身体の部分の皮膚はそうはいきません。

しかし通常の入浴時間では大丈夫です。
半身浴の20~30分、40分程度なら大丈夫です。(大人しく入浴してることが条件ですが..)
夏の肌の汗浸しが良くないのは、たっぷり数時間になっていることが多いからです。
それも絶えず乾きながらの汗浸しです。

 
 

顔や身体を洗うのは半身浴の前?それとも後?

 
 
サッポーの
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>  もうひとつは、長時間半身浴する場合、体や顔を洗うのは、やはり
>  半身浴の後にすべきでしょうか?気分的にサッパリしてから湯舟
>  に入りたいタイプでいつも先に洗ってしまいます。
>  その場合、後で又石けんで洗うと肌に悪いと思うのでいつもぬるま
>  湯で流すように洗っています。

「サッパリしてから湯舟に入りたい‥」この気持ち、とてもよく判ります。
しかし、前段の長湯による角質浸潤のことを考え、理屈だけでもうしますと、あとで洗浄した方が無難ということになります。
といっても、浸潤の可能性があるだけで、実際に肌にそのような兆候※がなければ大丈夫ということです。
気にされなくてよいと思いますよ。

※兆候とは

角質層の変化は肌が乾きやすくなることで分かります。
肌の角質層はとても薄いので浸潤を起こしても手の平や足裏のように白っぽく見えません。
そのため肌が乾燥しやすくなったかどうかの事後判断となります。

 
 

参考:自由水と結合水

 
 
サッポーの
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>  長時間の半身浴は、肌にとっては湿度が高い状態を維持する事
>  でローションパックをするような効果があるんだろうな~と勝手に
>  推測しています(笑)

角質に保水能力・吸水能力があるのは角質が持つNMFのおかげです。
この保湿成分が水分と結合するからです。
このように何かと結合している水分を結合水と呼んでいます。

ところが、水分を与えるほどに良いのかというと、そうではありません。
NMFがそんなにないからですね。
余分な水分は自由水で、肌を乾燥させたり、角質浸潤を起こす手先となってしまうわけです。

というわけで、パック効果があるのは間違いありませんが、一歩間違うと肌を乾燥させる逆の効果として現れます。
浴室から出たあとは急いで身体の水分をふき取り、乾燥させないようにしてあげることが大切です。
既に乾燥が現れている肌の場合、手早くふき取った後、手の平に乳液を取り気になる部分に塗り広げておくと回復が早くなります。

化粧水の水分は結合水の状態になっているので、パックをしても安心なわけです。

 
 

参考:半身浴のお勧め

 
 
S》》 “Umiko”さんのように、無意識のうちによい習慣が作られていく方がいるのに出会うと、サッポーはとても嬉しいです。
さてその“Umiko”さんが取り組んでおられる半身浴、時々ご質問があるので紹介しておきます。
 
 
サッポーの
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視点

身体に優しい入浴法、あるいは健康を育てる入浴法として静かなブームになっているようです。でも時間をかけた入浴法なのでせっかちな方には向きません。というより、続かないと言った方が当たっているでしょうね。

健康によい云々..は省略し、実施法と肌に関することのみ記します。

  • お風呂の湯温は38℃~39℃くらいが理想です。
    高くても39℃~40℃までに留めます。
  • お湯につかるのはみぞおちまで、おへそがつかっている程度です。
    腕も湯につけない方が良いのですが、そこまでは言いません。
  • お湯に浸かる時間は20~30分、しかし40分までにします。

イスと本が置けるテーブルが欲しいところですね。
冬になると肌寒さを最初感じるかもしれませんが、それは最初だけ。
体が芯から温まり、顔にもたらたらと汗が流れてきます。

さて、肌に関する注意ですが、

  • 浴室換気扇がある場合、作動させない状態で入浴します。
  • 入浴後の肌洗浄は角質が柔らかく傷つきやすくなっているので、手で洗うようにします。(タオルは使用しない)
  • たっぷり水分を含んだ肌は乾燥ダメージを受けやすいので、お風呂あがりは素早く身体の水分をふき取ります。(優しく押さえるようにですよ…)

身体の芯が暖まり出る汗は、外部から暖められてかく真水のような汗と違って、皮膚本来の機能である排泄効果作用の高い濃厚な汗です。

(後で入浴する人はちょっぴり可愛そう?)
(えっ、黙ってれば分からないですって?)
(半身浴は家族が入ってからにしましょう。)

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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