化粧水はコットンで?その効用と弊害を知ろう

コットンを肌にあてる女性のイメージ

「化粧水はコットンでつけた方が良いのか?それとも手で?」

このようなことがよく話題になります。

サッポーは後者をお勧めしています。コットンよりも優しく、また手指のセンサーでいつでも肌状態を確認できるからです。

でも、コットン派の方にも言い分があるようです。

  • 「手だと化粧水が手に取られ、肌にまわらない」
  • 「手だと化粧水がムラになる」
  • 「コットンでつけた方が肌に浸透する」
  • 「コットンだと古い角質を取り除くことができる」
  • 「コットンのパッティング効果によって血行促進、マッサージ効果が」
  • 等々……

サッポーもコットンをダメ!だとは思っていません。長所ももちろんあります。しかし、上の様な言葉を聞くとやはり危険だなと、感じてしまいます。

実際に、コットンの間違った使用で肌を傷めている人はとても多いからです。どういうことでしょうか、効用と弊害を解説していきます。

コットンの効用

まずはコットンの長所から見ていきましょう。

サラサラ系の化粧水はコットンの方が便利

サラサラした化粧水をしっかり肌になじませる場合、手でつけるとムラになることがあります。

つけた量が判りにくい化粧水であるために、量が不足していることもあり、またそのことに気づきにくいのです。

手指であれば、時間をかけて丁寧に重ね付けしないといけません。その点、コットンならまんべんなく塗り伸ばせ、短時間で済みます。

コットンは衛生的で便利

ニキビや炎症のある肌を雑菌のついた手指で触れば、トラブル拡大に繋がる可能性があります。なので厳密に言えば、コットンの方が衛生的です。

しかし化粧水前には、必ず手も顔も洗っていますから、気にする必要はないと言えるでしょう。

コットンでつけると肌温を上げないで済む

これはささやかな効果ですが、暑い季節や過剰な脂っぽさに悩む肌には、汗や皮脂の過剰な分泌が抑えられます。

コットンで軽くパッティングしながらつけると皮膚温の上昇を防ぐことができるのです。

ぬれたタオルでも体温は下げられる

でも、肌温の上昇を防ぐ方法は他にもあります。

身体に優しく風を当てたり、もっと良いのは、タオル一枚用意し、水で絞ったものを首に巻いて、顔に流れる血液を冷やしてあげる方法です。

バリア能が弱くなっている肌は、下地作りの段階で崩れを感じてしまう場合もあります。この方法で短時間で化粧を落ち着かせ、夏の化粧崩れをある程度防いでくれます。

このようなところがコットンの良さとして言えるところでしょうか。

コットンの弊害

これは「肌を傷める危険性がある」と言うことに尽きます。

また使い方や使う人にも寄るところが大きい部分です。ただ、間違った使い方を毎日繰り返していたら、確実に肌を傷め、様々なトラブルに繋がっていきます。

角質を不用意に剥がしやすい

コットンは手指の角質よりはるかに硬い材質です。力が強ければ強いほど、摩擦効果が高まります。

水を含んだ角質は……

洗顔後の肌(角質)は豆腐のようなもので、簡単に傷つく状態です。上手に扱えば大丈夫ですが、ちょっと手加減が狂うと、見事に角質を傷付けたり、剥がしています。

また、化粧水含ませ方が少なかったり、パッティングするときに少し力が入ると、コットンと肌の間に強い摩擦が生まれます。

角質を取り除くため(拭き取り)の化粧水もあるくらいで、その場合は必ずコットンを使用するようになっているように、角質を取るのに都合の良い形状・材質なのです。

死細胞である角質を取り除いても、余程のことでない限り、肌は文句一言いません。むしろ、つるつる・すべすべになったと、良い評価をしてしまいます。

でも、本当の評価は逆なのです。

肌の変化や肌への影響に、鈍感になりがち

手指の触感を司る神経は、小さな違いや変化を感じ取る能力を持っています。そんな手指でスキンケアをすれば、まさに手に取るように肌の状態が判るのです。

ところがコットンを使用すると、そうはいきません。判らないままにスキンケアを進めることになります。

「化粧水はコットンだけど、乳液やクリームは手指だから、そんな心配はないのでは?」……と思いますが、違うのですね。

何もつけてない肌を化粧水で保湿しながら整えていくのと、整った肌に乳液やクリームを付けるのでは、触感は明らかに違います。

ケアの過程で変わっていく肌の触感は、とても貴重な情報なのです。

その情報を日々蓄積しておくことは、自分の肌を知り、スキンケアの技術を向上させる上でとても大切です。言葉では伝えられない財産です。

いかがでしたか?
コットンの効用と弊害について解説しました。スキンケアを手助けする小道具にも、利点と欠点があるのですね。それを理解して、上手に活用しましょう。

また今回の講義では、同時に手指でケアすることの大切さもご理解いただけたものと思います。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • コットンは、効用と弊害をきちんと知った上で使用する
  • 弊害を避けたり、肌を知るためには手指でのケアが好ましい
黒板に注目!

編集後記

コットン、スキンケアには必需品!と考えていた方も多いのでは?これからは、弊害も意識しながら利用しましょう。

私は、サッポーと同じ手指派です。コットンは単純に面倒だから……というのが一番大きな理由です(^^;)

「サッポー美肌塾」第228号 / 2005年7月22日 発行


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