梅雨というと、ジメジメした鬱陶しい雰囲気を想像しますが、肌の立場でいえば居心地のいい時期です。どういうことかと言うと……
冷気で肌が傷むこともなく、湿度が高いので、乾燥ダメージもありません。さらに雨降りや曇った日が多く、紫外線量は大幅にダウンしています。少しくらい失敗したって、大きな影響はなく、肌の育ちにブレーキがかかりにくい。
肌にとって天国のような、この上ない環境なのですね。
地域によって、梅雨の時期は様々ですが、期間はいずれも45日前後。つまり、ターンオーバーが少なくとも1回転半します。トラブルの多い肌なら、ターンオーバーの期間が短くなっているので、軽く2回転はしているでしょう。
この良い期間を、ビッグチャンスとして掴んで欲しいのです。肌が良くなって行く階段を、確実に一段上がって欲しいのです。そして、それが簡単にできる時なのです。
チャンスの掴み方は超簡単!
上で少しくらい失敗しても……と書きましたが、ポイントは梅雨時であっても気を抜かず、失敗をしないことです。つまり、いつものスキンケアをいつも通り、行うことです。
いつものケア、といっても使用する化粧品に間違いがあれば、元も子もありません。当美肌塾でおさらいしておきましょう。
“肌が求める化粧品”シリーズ
これらの化粧品を使用しながら、ご自身の生活に併せてスキンケアをアレンジしてみましょう。
例えば……
「今日は雨が降っていて、外出予定もない。でもいつものように洗顔して、化粧水で保湿。ムシムシするから、乳液じゃなくてクリームを付けておこう。紫外線対策は必要ない……?でも雨が止んだら、庭に出るかもしれないから軽くしておこう」
このようなイメージです。また、こんなパターンも。
「職場はエアコンが効いて乾燥している。通勤時は汗ばむけど…保湿・乾燥保護はいつも通りに。雨でも紫外線は降り注いでいるから、手を抜かず。外出時や退社時は、ファンデーションでちゃっとメンテナンス!」
「急な仕事が入り、突然の残業!こんな時は、夕方に一度クレンジングでメイクをオフして、一から化粧直し」
「帰宅後は、洗面所に直行!クレンジングをしたら、お風呂までは乳液だけで過ごそう。エアコンをかけている日は、化粧水やクリームを加えて、とにかく乾燥しないように。お風呂上がりに石けん洗顔で、はぁ~スッキリ!」
いかがですか?
普段のケアと心がけは一緒ですね。これだけで、ただでさえ肌にとって良い環境の梅雨時は、いつもと肌の調子も変わってきます。良くないのは、環境が恵まれているから……とスキンケアの手を抜くことです。
待ち受ける夏までに土台を作っておきましょう。そして、秋冬春……とキープできたら、季節を追う毎に若い肌が実現します!
- 悪影響が少ない梅雨は、肌にとって成長の季節
- 梅雨時もいつものケア!で肌は変わっていく
編集後記
湿度の高い梅雨時の気候が好きな人は少ないでしょう。でも肌のことを思えば、少し気分が晴れてHAPPYに過ごせそうですね。
皆様もぜひチャンスを掴んで下さいね!!
「サッポー美肌塾」第419号
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