垢こすり…してもいい?

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

今回はよくいただくご質問で、美肌塾でも何度か取り上げていますが、まさに良く発生する疑問なのでしょうね。
背中の垢すり、垢こすりです。

読者の“まゆみ”さんから頂戴しました。

 
 

背中だけ 垢こすりしたくなります。……

 
 

■ “まゆみ”さん のご質問

> 教えていただきたいです。
> 背中だけ 垢こすりしたくなります。私は 純石鹸の泡で 素手で
> 体を洗うようにしてから 以前より あせもがへりました。
> 
> 垢こすりしてもいいですか?背中だけ かゆいときが たまにあ
> る。
> ばあちゃん子で たまに 背中の垢こすりを 幼いときからしてい
> ました。でも あるときから 体質がかわり 素手で洗うようにして
> 背中は長いえのついた豚毛のブラシで くぼみのとこは優しく洗
> いますが なんか 物足りない。おしえてー  (*^_^*)


 
 
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タオルを使用せず、手で洗うようになって、汗疹(あせも)の発生が少なくなったとのことです。
ぜひこの調子で肌を育てて、汗疹とはさようならして欲しいですね。

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ところが背中は時々むずがゆくなったりしますね。
また顔ほどではありませんが、身体の他の部位と比較すると、皮脂が活発な部分です。
ベタベタしやすい部分です。

加えて“まゆみ”さんには、幼いときのお祖母さんとの心地よいスキンシップの思い出がありました。

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「背中だけ思いっきり洗いたい!」
……ウーン、この気持ちよく判ります。

 
 

■ 相談室からの返信

よく育った表皮細胞が角化し、成熟した角質層が作られている場合、角質の剥がれ方は、角質細胞単位で剥がれていくようになります。
お風呂に入り、石けんの泡で優しく手で撫でるだけで、あとは湯水をかけたり、シャワーにかかるだけでサラサラと肌から剥がれているのです。
目には見えませんがこれも垢です。
垢こすりをした時に取れるような垢ではありません。
あれはこの角質の巨大な集積、塊です。
数層単位でこすり取られているものです。

垢すりや垢こすりをすると、このように角質剥がれが促進されるので未熟な表皮が育たないままに角化し、未熟な角質となって角質層を必死で補強し始めるのです。
これが悪循環の始まりです。

痩せて弱い未熟な角質達が、間に合わせで作ったバリアー層(角質層)ですから、バリアー層としては弱いのですね。
……だものですから、皮脂がより多く分泌されるようになります。
皮脂膜はもう一つのバリアーなのです。
するとベタベタして気持ちが悪いということで、またごしごし洗います。
このようにして、悪循環が繰り返されるようになっていきます。
背中にニキビが出来るようになるのも、このような経緯から始まっています。

よく育った状態の肌は痒くなることもうんと減少します。
ごしごし洗う快感を否定しません(^_^;)が、背中の皮膚だってきっと健やかできれいな状態でいつまでもいたいと思っているはずですよ。
背中に手が届くのなら、これは素晴らしいことです。
60才、70才のお祖母さんになっても手で背中を自在に洗えるなんて素敵じゃないですか。

“まゆみ”さんがお母さんになって、またお祖母さんになって子供や孫に伝えるいい想い出は「手のひらで身体の隅々まで洗うこと」だったりするのも、何かしら素敵なスキンシップの伝承だと思います。

といっても、現実にかえりますと、一人で洗う場合、手が届かない場合はタオルを使用する必要があります。
その時は石けんで泡立てたタオルを撫でるように滑らせるだけで十分なのですね。
タオルで強くこするのは、とても効果的に角質を剥がす効果があるのです。

すすぎ洗いもシャワーなどを利用しながら、手で洗うことが出来れば少々力を入れても摩擦になりません。
手のひらと肌の間に湯水という潤滑剤があるからです。
十分に気持ちいいですよ。
それに肌に優しい全身マッサージです。

さっそく今日からやってみましょう。
洗浄剤は石けんですよ。
そして洗髪する日は必ず洗髪が一番先です。
顔や身体はその後でしたね。

 
 
 
 
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ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

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