なぜ唇は乾燥しやすい?

唇には乾燥しやすい背景がある

 
 
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サッポー先生

唇って、ちょっと他の皮膚と違って見えますね。
唇の薄い人から、厚ぼったい人まで、形は様々ですし、色も様々、よく見るとシワもあります。
その唇が様々な表情を見せるのですから、面白いものです。

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とにかく肌の中ではちょっと違う存在ですが、健康な唇、美しい唇でありたい……との願いは誰にも共通のようです。
ところが、案外ぞんざいに扱われているのが唇の悲しい現実です。

まず唇について、改めて確認しておきましょう。

 
 
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▼ 唇という肌の特徴

  • 唇は角質層が極端に少ない(薄い)
  • 角化細胞層(表皮)も少ない(薄い)
  • 細胞間脂質が極端に少ない
  • メラニンを作るメラノサイト細胞がない
  • 皮脂腺がない(殆どない)
  • 汗腺がない

通常の表皮細胞とずいぶん違います。
唇の内側は粘膜上皮層ですが、私達が目にする唇とは、外気に触れる部分。
つまり、粘膜上皮層がちょっとその成り立ちを変えているだけと見た方が良さそうです。

この様に見ると、乾燥しやすいのは当たり前です。
まず肌そのものが薄いから保水力がない。
皮脂で守られるわけでもなく、汗で潤うこともないわけです。

さらに細胞間脂質が極端に少ないということは、ただでさえ薄い角質層がさらに剥がれやすい状態にあるということです。
これは危ういですね。
ないないづくしで、本当にデリケートな部分であるといえます。

それだけではありません。
メラニンが作られないということは、紫外線に対して全く無防備な部分でもあります。
直接的な乾燥には結びつきませんが、土台となる真皮層を傷めやすいですから、長い目で見ると乾燥しやすいことに、大いに関係してきます。

 
 

唇にはしたたかな強さもある

 
 
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前段で唇の皮膚のデリケートさ、危うさを強調しましたが、強い面、有利な面も持っています。

▼ ターンオーバーが早い

角質層を含め、表皮層も少ないわけですからターンオーバーが早いのです。
3倍から4倍の速度で上皮層は新しく入れ替わっています。
1週間から10日で全て入れ替わります。
つまり、傷めても修復が早いのです。

しかし、これは一歩間違えると、危うさにもなることです。
治りは早いが、より傷みやすい脆弱な細胞になることは、通常の肌と同じです。
つまり、傷めた時は短期集中のケアが出来ることが前提の話だということです。
これが出来ていないと、危うい状態でずーっと変わらないことになります。

従って唇のしたたかな強さとは、唇のデリケートさが備えた危うい強さである……ということですね。

 
 
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さて、この様に私達の唇を理解したところで、唇の乾燥が起こす様々なケースを見て行くことにします。
サッポーの表現力が不足していても、そこはご自分で対処を考えて下さいね。

 
 

唇の乾燥とその原因・対策

 
 
サッポーの
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> スキンケア相談室のアドバイスをもらい、唇にも化粧水をつけ、乳
> 液もつけるようにしました。プロテクトベースやファンデーションも薄
> 付けしています。もちろんリップクリームを付けて口紅をつけていま
> す。それなのに乾燥して仕方がないのです。毎日唇の皮がむける
> のです。どうしたらよいでしょうか?


ご愛用の方から、こんなご相談を頂いたことがありました。
確かに乾燥しているご様子です。
でもケアとしては万全です。
紫外線対策もしっかりされています。
でも相談員には判りません。
サッポーも相談員から相談を受けたのですが、これだけの情報では判らないのですね。

それで、次のようなアドバイスを差し上げ、ご自分で見当をつけ、取り組んでいただくことにしています。
隠れている原因がたくさんあるからです。
原因が重なっていることもあります。
これらは本人でないとわかりません。

▼ 唇が乾燥する様々なケースとその対処

★ 唇が熱っぽい場合……唇と胃の関係……唇の皮むけ

唇が乾きやすいのは胃の熱と直結しているためです。
唇に沿って周囲の皮膚も影響を受けていることがあります。
胃腸の調子によって左右されやすい人も多いですね。
また間食をなくしただけで良くなった!?なんて話も聞きます。
振り返ってみて下さい。

胃が熱を持ちやすい人は必ず唇が乾き、剥がれやすくなります。
この場合は胃の状態を改善することが先決です。

胃痛や胸やけ・胃もたれなどをよく感じる人は診て貰った方がいいですね。
胃はストレスやアルコールの摂取などでしばしば出血をしています。
そんなに心配することはない誰でも起こしている現象ですが、これが高じたり、恒常的になると重要なトラブルにも発展していきます。

胃は鈍感で多少のことはへっちゃらなだけに、少しは注意してあげないといけない部分です。
唇の熱が予報してくれていると考えましょう。

でもこれはサッポーの専門外、もし自覚するところがあれば専門医に相談された方がいいですね。
また唇の剥けかけた皮を剥がしてはいけませんよ。
見映えが悪くても、けっして取り除いてはいけません。

★ 唇(口周り)を舐める癖……水分摂取時の唇の湿り

唇を舐める癖があったとしても、本人は気づいてないことがあります。
この癖を見つけたら意識して無くしましょう。
水仕事の多い人が手荒れを起こすのと同じ原理で、乾燥を促進しています。
濡れて乾く、濡れて乾く……を繰り返しているのです。

水や清涼飲料水を飲む時も、唇や口周りが濡れやすい飲み方をしていないか、注意ですよ。
周囲が乾燥していたり、風を受けることが多いと、乾燥するだけでなく、皮むけだって起こるようになります。

★ 唇(口周り)の摩擦に注意

肌は摩擦に弱いといつもサッポーは申しておりますが、特にデリケートで角質や表皮の剥がれやすい唇なのに、案外無視されているのか、ひどい扱いを受けているのを見かけます。
ティッシュの使い方、タオルの使い方、ハンカチの使い方、等々です。
ホントに擦ってませんか?唇がかわいそうです。

★ 唇の角質・表皮をはがす化学的作用に注意……洗浄

口紅やリップクリームを落とすのに、いつも何を使用されているでしょうか?
唇の角質も表皮も、細胞間脂質が少なく簡単に剥がれやすい構造でした。
サッポーのクレンジングクリームのような、洗浄剤を使用していない、化粧を浮かすだけの製品の選択が唇を健康に維持する条件となります。

また、このようなマッサージで浮き上がることが、口紅やリップクリームの条件であるとも言えます。フィット力のある口紅は避けた方がいいです。いわゆる落ちにくいことを特徴にしているものです。便利は良いが、恵まれた唇でも毎日つけていると確実に荒れてきます。

もちろん最後の仕上げは石けん洗顔です。これで綺麗に口紅やリップは落とせていますか?大丈夫ですね。

★ 唇の紫外線防止は美しい唇を作る長期的な対策

特に下唇が角度から見て紫外線ダメージを受けやすいのですが、上唇だって同じように対策が必要です。メラニンがない部分なので、まともに紫外線のダメージを受けます。

紫外線で唇を傷めている人は多いのです。乾燥や皮むけが起こるのはもちろん、唇の縦皺が次第に深く大きくなっていきます。当然綺麗なピンク色を作っている毛細血管網も傷むので、唇の色は次第にくすんできます。

 
 
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いかがでしたか?
美しい唇を目指した、あなたの戦略・戦術はできあがりましたか?

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柔らかく、弾力があり、元気なピンク色の唇。
今年の冬は荒れ知らずの美しい口元を演出して下さい。
もちろん、笑顔をつけて、ですよ。

 
 

角質を大事に……でも一体どうすれば?

講義はいかがでしたか?

毛穴、ニキビ、シミ、しわ、たるみ、肌のくすみ……さまざまな肌トラブルがあり、そして、これらに対処するため、専用化粧品が数多く用意されています。

しかし、ここまで講義を読まれた方はお気付きかもしれません。

こうしたトラブルへの見た目の対処、表面的な対処も大切だけど、その「根本」に目を向けなければ、いつまで経ってもトラブル解消にはならないだろう……と。
いつしか見栄えと表面的な対処だけが、私達のスキンケアになっています。

「根本」とは、健康に育った角質で肌が作られることに他なりません。つまりターンオーバーが正常に働く環境を作ることこそ、基礎となるスキンケアなのです。(サッポーでは「肌が育つケア」と呼んでいます。)

……と言っても、正常なターンオーバーと聞いて、ピンとくる人はいないでしょう。

ターンオーバーは肌表面0.2mm、ミクロの世界で行われていることです。目に見えないばかりか、イメージすることさえ難しいというのが実感です。

角質を大事するとは、実際のところ、どういうことなのか?
正常なターンオーバーの維持とは、一体どんな状態なのか?

その答えの一端は、「スキンケアモニター」で知ることができます。

踏み出してみましょう。
トラブル知らずの美しい肌が、あなたを待っています。

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