美しい髪と紫外線

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

サッポーは以前の美肌塾で、「髪に対する紫外線ダメージはもちろんあるが、肌ほど気にする必要はない」……というような講義をしておりました。

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誤解を与えかねない表現でした。
……と言うわけで、ほとんど今まで取り上げていなかった髪と紫外線の関係について、今回の美肌塾で取り上げてみます。

 
 

《参考》サッポー美肌塾過去テーマ

髪の美しさを育てる
  1. 頭皮の健康を維持する
  2. 髪をダメージから守る
    ※ダメージの種類

    1. 紫外線・乾燥・酸化など環境から受けるダメージ
    2. パーマ・カラーリングなどの化学的ダメージ
    3. ホームケア・サロンケアにおける物理・機械的ダメージ
  3. 傷んだ髪の綻びを補修する
「ダメージヘア ホームケア編 Part-1Part-2
  1. 洗髪時に受ける髪のダメージ
  2. すすぎ時に受ける髪のダメージ
  3. タオルドライが引き起こす髪のダメージ
  4. ドライヤーブロー時に受ける髪のダメージ
  5. 髪の自然乾燥が起こす騒動とダメージ
  6. 下手なブラッシングが髪に与えるダメージ
  7. スタイリング時に髪が受けるダメージ
 
 
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上記の美肌塾で紫外線を取り上げているのは僅か1行でした。
しかし、紫外線は美髪作りの障害であることに違いありません。
「肌ほど気にせずともいい」というのも事実ですが、別の観点から見ると、やはり美髪を損ねる大きなダメージになっているのです。

見てまいりましょう。

 
 

髪に対する紫外線の影響

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

まずは紫外線を浴びる髪について、ある程度の知識を貯えておきましょう。

▼ 肌が紫外線を受ける場合

肌に紫外線が触れるのは、まずバリアー層(角質層)です。
しかしその直下には生きた細胞層である表皮細胞の層組織が直結しています。
バリアー層の厚みは僅か0.02mm程度の角質の層で、薄いペーパーのさらに数分の1程度、その上透明なわけですから、簡単に生きた表皮細胞層まで侵入して、炎症を起こし始めます。

UVB(短波長紫外線)の影響は表皮層までですが、UVA(長波長紫外線)は、表皮層下層に散在するメラノサイトを刺激し、メラニン生産を亢進させ日焼けさせることにより防御態勢を取らせます。
そしてさらに表皮層下の真皮層まで侵入、表皮を支えているコラーゲンなどで出来た弾力繊維層を酸化破壊していきます。
このようにしてシミやたるみ・しわの原因を作っています。

▼ 髪が紫外線を受ける場合

一方の髪はどうかというと、髪の構造を思い描くと解るように、一番外側を覆っているキューティクルがまず紫外線を浴びます。
このキューテイクルは肌の角質と同じケラチン質(タンパク質)で出来たやや硬い透明な膜です。
包帯を少しずらしながらぐるぐると重ねて巻いていったような作りです。
肌の角質層のように10層も15層も重なるわけではなく、数層(6~8層)が重なっている程度です。
紫外線はこの透明なキューティクルの層をわけもなく通り抜けて、髪内部に入り込んでいきます。

髪の内部ではたくさんの糸状の透明なケラチン繊維が髪を作っています。
そしてこれら繊維間を満たす透明な流動状のケラチン質が髪のしなやかさをキープしています。
それではここに侵入した紫外線は悪さをしないのかというと、実は余り恐くないのです。
なぜかというと流動状のケラチン質にはメラニン色素が存在しているからです。

髪の毛を黒く見せているのはこのメラニン色素であるわけです。
髪の毛の黒い日本人はこのおかげで髪が紫外線を受けてもメラニンが吸収してくれるため余り傷まないというわけです。

▼ 紫外線が影響する髪と肌の違い

生きた細胞である肌と、表皮細胞(毛母細胞)が作り出した構造物である髪とでは、受けるダメージの違いが大きく出てまいります。

肌は炎症を起こします。
赤みが作られひどいときは火傷状態になります。
しかし、生命活動をしていない髪が炎症を起こすことはありません。

紫外線を浴びた肌は一時のダメージで大きく痛み悲鳴を上げますが、髪の場合何も言いません。
しかし紫外線を浴びることが多いと、間違いなく髪の劣化は進行しています。

まずキューティクルが傷み、壊れ、剥がれます
毛幹を構成するケラチン繊維も至る所で壊れたり劣化が進んでいきます
ぱさぱさ、ガサガサ、ゴワゴワ、枝毛、切れ毛……紫外線は間違いなく大きなダメージを与えているのです。

問題はこのぱさぱさ、ガサガサ、ゴワゴワ、枝毛、切れ毛……を紫外線によるものだと気づくことが出来ない点にあります。
紫外線以外のダメージによっても似たようなことが起こるからです。

▼ 紫外線が髪に与えるダメージは真皮層と似ている

髪の紫外線ダメージに気づきにくい原因は、すぐに結果が現れないところにあります。
そして文句もいわず、悲鳴も上げないことです。

皮脂を始め脂質の酸化スピードは速いため、肌はダメージの影響が即現れやすい特徴を持っています。
しかし髪の場合、組成がタンパク質であるため、加速度的な変異は起こらず、じわじわと変質していきます。
日々気づくことがないわけです。

これは、肌における真皮層の中心的存在であるコラーゲン(タンパク質)の弾力繊維層が紫外線によって劣化が進行していくのに似ています。
しわが現れて初めて真皮層弾力繊維層の損壊が進行していたことに気づきます。
しかし、気づいたときはもう遅いというわけです。

表皮細胞が約一ヶ月で全て新しい細胞に入れ替わるのに比べ、真皮層の弾力繊維は4・5年かけて再生されるものです。
髪も似ています。
例えば、長さが25センチの髪なら約25ヶ月、35センチなら約35ヶ月、つまり、作られてから2年、3年が経過しています。
今見えている髪は2年、3年のダメージが蓄積した姿なのです。
新しく生えてくる髪が同じ長さに達するにはやはり2~3年を待たなければなりません。

ということは、肌なら4~5年、髪なら2~3年の再生を待つ間、同じようにダメージを受けていたらしわは消えないし、髪も美しくはならないというわけです。

 
 
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いかがですか?
髪と紫外線の関係、何となくイメージが出来たでしょうか?

 
 

美しい髪と紫外線対策

 
 
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視点

肌にメラニンの少ない白人種は、髪の毛もメラニンが少なくて、金髪や中には銀髪の髪すらあります。
メラニンが少し多くなると、赤毛や栗毛です。黒い髪のメラニンに比較すると圧倒的にメラニンが少ないのです。

だからでしょうか?
詳しく調べてはいませんが(^_^;)、日本よりも西欧の方が帽子やパラソルの習慣が昔から身に付いているように思います。
肌の被害をとっても、髪の被害をとっても、メラニンの少ない白人種には必須のものとして身に付いたように思われます。

▼ 日本女性の髪が危ない!…カラーリングが当たり前の時代

現在の日本女性の多くが、髪のカラーリングを楽しんでいます。カラーリングの前提はまずメラニン色素の無色化が前提にありますから、白人種の髪と同じ紫外線に弱い髪になっています。その分、髪に対する紫外線からの防御は配慮するように意識が変わったでしょうか?

対処が変わっていなければ、日本女性の髪は危ない!といえます。

とにかく黒い髪であろうと、紫外線を浴びるたびに確実に髪の劣化が進みます。
決して後戻りはしてくれません(修復はされないの意)。
髪の傷みは蓄積する一方なわけです。

ということは、髪の紫外線対策は、紫外線を遮る工夫と、紫外線を避ける習慣を身に付けることであるといえます。
特に習慣を身に付けるところ……ここがポイントのようです。
自分に対する躾ですね。

例を挙げてみましょう。

▼ 紫外線を遮る工夫と習慣を身に付ける

  • パラソル利用の習慣
  • 帽子着用の習慣
  • UVヘアケア剤の使用習慣※
  • 日陰を選ぶ習慣
  • etc...

※髪にUV防止剤を使用するのは、その耐水機能の度合いにより、髪を乾燥させる傾向があります。
とはいえ、ダメージとしては紫外線の方が大きいですから、上手く活用したいところです。
常用・連用するのではなく、ポイントを押さえて時々使用するようにしましょう。
(肌ほど気づかう必要はありません。)

このように対策を並べると、昔から行われていた習慣ですね。
他にもたくさんあると思われます。
あなたが考えついたことが即対策となる世界です。
UVヘアケア剤の使用などは、近年新しく作られつつある習慣といえるでしょう。

しかし、これら対策は知識として持っているだけでは役に立ちません。
実行していくらの話ですから、まず道具が揃っているかの確認をしましょう。
髪がぱさぱさ、ゴワゴワになってからでは遅いのです。2年・3年と実行し続けられる覚悟が必要です。

覚悟などというと疲れますから、習慣化する努力・工夫が成功の秘訣だといいましょう。
髪は本当はもっともっと美しいものだと想像して下さい。
もちろんあなたの髪も本来はもっともっと美しいのです。

 
 
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ほら、少しはやる気が湧いてきたでしょう!?
2年後、3年後の見違えるように美しくなった髪を夢見ましょう。

 
 

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