紫外線防止~実践編

肌を劣化・老化させる三大ダメージの一つ、紫外線についてマクロの観点から、「紫外線防止…これだけは押さえて考えよう!」と題したのが、前回でした。
一生懸命、紫外線防止を心がけていたが、肝心なところで一つ抜けていた!なんて悲劇ですからね。

前回講義:「紫外線防止…これだけは押さえて考えよう!」

さて、今回はその続編、具体的な紫外線防止のケアをケース別に追いかけてみることにします。
紫外線防止~実践編です。
読者の紫外線対策において、ボトルネック発見につながれば幸いです。

以下、ある程度の健康が維持された肌を前提に解説しています。

サッポーの視点

紫外線対策に使用するアイテム

  1. 酸化チタンをベースにした日焼け止め下地クリーム
    …紫外線散乱剤がベースの日焼け止め製品)
  2. ファンデーション
    …「酸化チタンあるいは酸化亜鉛が上位表示」を満たす製品
    パウダリー・リキッド・クリーム等のタイプは問わない
  3. 耐水機能強化型の日焼け止め下地やファンデーション
    …シリコン油(○○コンor○○シロキサン)が上位表示の製品
  • ※上位表示は配合量が多いことを表す(配合量順に表示される)
  • ※AとBのSPF値・PA値は無視でOK。上位表示が条件です

1.いつも通りの日

いつも通りといっても人それぞれ、紫外線との付き合いは様々です。時々紫外線を浴びるが、10分~15分がせいぜいで、大汗をかくこともない、このような設定とします。

  • BのみでOK
  • 用心したい場合はAにBを重ねるとよい

Bのファンデーションだけで普段の紫外線対策ができる…これが基本なら楽で良いですね。
いつもより紫外線が気になる日のみ、Aの日焼け止め下地にファンデーションを重ねてダブルガード体勢。この程度の加減が紫外線対策のベースでいいわけです。

もちろん、紫外線との付き合いが多めの方は、後者のダブルガード体勢をいつものガードにしましょう。大切なのは、「ついうっかり!」といった穴がないようにすることです。

2.戸外で陽を浴びる頻度が多い、浴びる時間が長い特別な一日
(子どもの運動会、アウトドアのレジャー&スポーツ)

汗で化粧崩れが予想され、化粧直しができない時
  • Cで対応が基本
  • 化粧直しができる場合は、A+Bがサッポーのお勧め
    特別な1日が基本で、連日のC対応はお勧めできない

紫外線のダメージをまともに浴びるのは、肌にとって大きな災難で、シミを始め様々なトラブルの原因となります。耐水機能強化製品の弊害や紫外線吸収剤の熱刺激の比ではありません。化粧直しができない場合は、迷うことなく耐水機能強化製品を選ぶのが安心・安全です。

化粧崩れの心配がない、または、化粧直しができる時
  • AにBを重ねるのが基本
    (C対応でもよいが、翌日もC対応…は避けるべきです)

陽は浴び続けるが、化粧が崩れるような汗をかく心配はない、また化粧が崩れても、化粧直しのできる環境が保証されているなら、たとえその日だけのことであっても、弊害の多い耐水機能強化製品や紫外線吸収剤使用製品は使わないのがベストな選択です。

3.戸外で陽を浴びる頻度が多い、浴びる時間が長い…が日常

  • AにBを重ねるのが基本
  • Cで対応はNG

化粧が崩れる場合も、紫外線散乱剤ベースの紫外線防止、A+Bが基本です。耐水機能を強化した製品を続けて使用すると、その日その日は気づかなくても、着実に肌の育ちにブレーキがかかります。気づいた時では遅いのです。

必要に応じ化粧直しができる備えがあれば安心です。

※サッポーのクレンジングクリームと、濡れタオルと乾いたタオル一本ずつの備えがあれば、いつでもどこでも一からの化粧直しが可能です。

4.雨の日・曇りの日

  • BのみでOK
  • AにBを重ねる(晴れ間に備える)
  • Cで対応はNG

雨や曇りなら紫外線対策はなしでよいと思いがちですが、育ち度80%台、90%台の誰が見ても美しい肌を目指すなら、いつも通りの紫外線対策をしておくのが基本です。雨や曇りでも晴れた日の紫外線量の1/3~1/2程度は浴びているのです。

しかし、お家から一歩も出ない場合、紫外線対策はなしでもOKです。

5.一日お家で過ごす日(時々ベランダや窓際に)

  • 防御しない、はNG
  • BのみでOK
  • AにBを重ねるもOK
  • Cで対応はNG

ベランダや窓際は陽の直射を受けていなくても、1/3~1/2程度の紫外線が散乱しています。外出しないから…と、紫外線対策なしですます人に、さらなる健康肌と美肌は望めません。

もちろん、ベランダや窓際に出ることも立つこともない場合、紫外線対策はなしでOKです。

以上、肌が育つ環境作りに適した紫外線対策をケース別に案内しました。
(ただし、肌に過敏さがある場合、敏感肌対策をベースに紫外線防御法も考え直す必要があります。)

ケースバイケースの実践編として解説しましたが、いかがでしょうか?

もし、「あれっ?どうしてそうなるの?」と疑問に思った時は、あなたのボトルネック発見のチャンスかもしれません。
どのような判断基準かを考えてみましょう。
具体例に基づくケーススタデイで応用力がつくと、自由自在にケアを構築できるようになります。

よく判らない場合、スキンケア相談室にお尋ね下さい。

補足説明

  1. 耐水機能強化製品の連日・連続使用は肌の育ちにブレーキとなるため、避けるように解説している。
  2. 戸外の昼間の光を受ける場合、雨でも曇りでも、それなりのダメージ量があるのを避ける多少ハイレベルな、日常の肌が育つ環境作りとして解説している。
  3. 帽子や日傘、他の衣類小物の利用による紫外線防止は一定の効果があるが、曇りの日の紫外線量程度は浴びているため、解説からは除外した。
  4. 用意したアイテムAやBの製品には、日常使用が前提だから、安全のため紫外線吸収剤利用製品はカットして解説した。Cの製品を利用する場合は紫外線吸収剤利用も対象としている。

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