あれ?と思ったら、ボトルネック探しの旅に出かけよう!

第2のステージ ~肌に過敏さがない時~

肌が育つ環境を作り、その良い環境が維持できている……これが肌が育つケアの全てです。肌はトラブルを解消し、美しさを増していきます。

ところが、ちょっとした何か不満なトラブルを抱えていると、それが気になり、どうしても早く解消したい!早くきれいになりたい!という心理が働きます。
すると、どのような間違った選択をしてしまうか?

早く解消、早くきれいに…このような願いを実現する商品やスキンケアは、肌の育ち度が高まっていくことで美しくなるという将来の姿が目標ではなく、今をよく見せる、今をきれいに見せる…といった目先の美しさを追うものとなります。

本当のあるべきケアは、今はまだ見えないバリアー層(角質層)下で育っている表皮細胞の育ち度を高めることです。今見えている肌をきれいにしても、明日以降に現れてくる肌がきれいになるわけではありません。大切なのは、一つひとつの細胞がよく育ってから、角質として完成するターンオーバーの実現にあります。

今をきれいに見せる商品やケア方法は、ターンオーバーを促進する方向に働くので、細胞が未熟なまま角化しやすい状況を作ることになります。その場はきれいに見えても、明日の肌はさらにトラブルが起きやすい肌になっていくというわけです。

混乱した情報が渦巻き、溢れ、何が正しいのか分からなくなっていることもあるでしょう。全てが嘘ではないのですが、一面の真実に目を奪われ、「肌は育つと美しくなる」という単純な真実が見えなくなっているのです。

過敏さから解放された自由度の高い肌だからこそ、作りだしてしまうボトルネックなのかも知れません。どのような例があるか、見ていきましょう。

1.基本的なダメージから肌を守っていますか?

→ 三大ダメージと呼ばれる、乾燥紫外線酸化によるダメージです。生活習慣やお使いの化粧品を見直してみましょう。守れるようになっていますか?

2.べたつく部分には、油性化粧品を使わない!

→ 逆です。必要以上にべたつく部分は、細胞の未熟化が進行しており、肌が自らを護るために汗や皮脂をよりたくさん分泌するようになっているのです。肌のSOSです。乳液やクリームなどの油性化粧品でしっかり保護が正解です

3.角質を取り除く製品を使用していませんか?

→ いわゆるピーリング作用のある成分に代表されるものです。家庭やエステなどで美容目的に使用されるものは、緩やかな作用なのでダメージを受けたように感じません。しかし、使い続けていると、日々滅び行く美しさを見せながら、肌は未熟さ・過敏さを進行させ、トラブルを拡大していきます。

4.根拠のないネガティブ商法に惑わされたボトルネック

→ 合成○○・ケミカルはダメで、自然派や手作り化粧品が安全と思っている

→ 化粧品は、全て自然の成分を利用し、化学的に調合・合成され、安全性が確認された上で販売されています。合成もケミカルも自然派も皆同じです。

ネガティブ商法の言葉遊びに惑わされてはいけません。例えば、化粧品に使用される界面活性剤は全て化学的に合成されたものですが、「合成界面活性剤」という造語がわざわざ使われたりします。石けんも化学的に合成された界面活性剤ですが、なぜか合成界面活性剤とは呼ばなかったりします。

悪者成分や正義の味方成分があるわけではありません。個々に特徴ある成分を選択・調合・肌が育つ環境作りのために、いかに役立つ化粧品になっているかが問われるものです。

5.○○専用化粧品を使い続けていませんか?
(ニキビ肌用、敏感肌用、脂性肌用、○○用………)

→ 一時的な目的性の高い化粧品です。ある時の肌状態やその場だけを考えると、よりよい成果を上げる時期があります。しかし、いつまでも使い続けるのはよくありません。その「ある目的」を達成したら、速やかにケアをレベルアップして、さらに健康で安定した美肌を目指すのが肌の願いです。

6.物理的なダメージ・刺激に注意していますか?

→ 洗顔時の肌の擦り過ぎ、マッサージに力が入り過ぎ…になっていませんか?

→ お風呂やシャワーの温度が悪影響を与えていませんか?

過ぎた摩擦や圧迫は、角質を傷めるだけでなく、皮膚組織(毛細血管や弾力線維、表情筋など)全体を傷めます。熱過ぎるお湯も角質剥がれを促進するだけでなく、肌に過敏さを育んでいきます。健康な肌が数分間入浴するのなら、41℃未満までが許される湯温です。長湯する場合は、半身浴と同じ38℃台のお湯が基本です。

以上は、よく見られるが本人は気づいていないというボトルネックの代表的なものをいくつか挙げたものです。現実には、まだまだ多くのボトルネックが潜んでいます。

“肌が育つケア”を邪魔するボトルネックは見えない存在

肌が育つ環境をいかに作るか、これがサッポーの“肌が育つケア”です。ところが、“肌が育つケア”の標準通りにケアしてるつもりなのに、願い通りに肌が育ってくれない!?どうして??

ここにボトルネックが存在し、肌が育つ邪魔をしているのです。「肌が育つケアになっていないところ」が必ずあるのです。しかし、どうしても見つけることができません。

思いこみやこだわりが目隠しになっている

あなたの肌はあなた自身が一番知っている存在のはずですが、何かの思いこみやこだわりがあると、客観的な標準認識からは遠く離れていることもあります。

様々なダメージは肌が育つ大きなブレーキですが、正しいはずの防止策に大きな誤りがあるのかも知れません。思いこみやこだわりがブラインドしているので見つけることができないのです。

良いと信じて使っていた化粧品そのものがボトルネックになっている場合もよくあります。これもこだわりや思いこみが邪魔しているのでしょう。

全てを知っているはずのあなた自身がボトルネックを発見すべきなのですが、ボトルネックの隠れているところだけは、見えていても見ない状態になっていることが多いのです。

このように、どうしても解決策が見いだせない時は、サッポー美肌塾のいつもは余り読まないところを散策しているとふっと見つかることがあります。問題と思っていないところに問題点が隠れていたのです。

あるいはまた、サッポーのスキンケア相談室に質問をし、相談員の視点(他人の目)を借りるのも、ボトルネック探しの良い方法です。少なくともあなたより客観的な視点を持てるからです。

最高の美肌はボトルネックの解消で完成する

表皮細胞は約一ヶ月で全ての細胞が入れ替わります。常に100%の育ち度の肌を完成させるためにチャレンジし続けています。あなたが隠し持つボトルネックを発見し改めていくだけで、肌が育つ環境はその完成度を高めていきます。

肌が自立する育ち度70%の手前、第1段階にある肌のボトルネック探しは簡単ですが、肌が自立する育ち度70%を超えるまでは慎重さと、徹底した配慮の継続が求められます。なぜなら、ちょっと油断すると過敏な肌が勝手に反応して肌の育ちにブレーキをかけるからです。

次に、肌の育ち度が70%を超え安定した第2段階の肌では、大きなボトルネックを隠し持ってない限り順調に80%台の育ち度の肌が実現します。自他共に認める健康で美しい肌です。さらに小さなボトルネックも解消されていくと、90%~100%の育ち度の肌が可能になってきます。このレベルが維持できると、過去に作ったトラブルあとも消えていきます。

しかし、現実には育ち度70%台そこそこの肌で停滞している肌が余りに多すぎるように思われます。ちょっとダメージ管理に失敗すると、過敏な肌に転落することもあります。過去に作ったトラブルあともまだ目立つ姿で残っていたりします。

サッポーの肌が育つケアを実践するなら、少なくとも、育ち度80%台の肌を目指して下さい。ボトルネックを発見しさえすれば誰にも可能なことです。そして少し欲があれば、育ち度90%台の肌にチャレンジして下さい。

サッポーの製品は、“肌が育つケア”がテーマです。あとはボトルネックを一つひとつ発見し、無くしていくだけで美肌が完成していきます。

1 2

コメントは受け付けていません。