サッポーの化粧水“さっぱり”と“しっとり”の選び方、それぞれの特徴とは?

さっぱりとしっとり、どう違う?どちらを選ぶべき?

今回は、サッポーのご愛用者“P.suke”さんからのお便りを元に講義を進めてまいります。

読者や愛用者の中にも気になっている方が多いかもしれません。サッポーの化粧水についてです。

“P.suke”さんのご質問・相談

いつも悩み相談にメール返信を頂きまして、ありがとうございます。

さて、サッポーのローションは他社のものと違う特徴があるのでしょうか?

ニキビ肌が気になるので使用を続けていますが、これでないといけない理由がわからなくなります。

他のものが良いからきっとローションも良いんだろうぐらいの感覚です。ローションも大切と思うので、もっと内容のアピールをしてみて下さい!

サッポーは、化粧水についてのアピールが不足している!本当にその通りです。

今回のテーマはこの場を借りて、サッポーの二つの化粧水「しっとりタイプ」と「さっぱりタイプ」を紹介してまいります。

まずは、化粧水についての知識を深めていきましょう。

化粧水の最も大切な役割とは

スキンケアにおける三本柱は、洗顔・整肌・保護です。

「洗顔」

クレンジングや石けんで肌上の化粧や汚れを取り除く

「整肌」

保湿して肌を整え、肌が働くのに丁度良い代謝環境を作る

「保護」

乾燥や紫外線から肌を守り、肌の良い代謝環境を維持する

化粧水は2つ目の「整肌」が役割です。

整肌をもう少しかみ砕いてお話しましょう。

肌はターンオーバーを繰り返しながら、日々新しい肌に入れ替わっています。このターンオーバーが早すぎても遅すぎても、肌は育ちません。なので必要な代謝活動を行うのにふさわしい環境を整える必要があります。

バリア層(角質層)を化粧水で保湿すると、外部からの気温変化や刺激が伝わりにくい水分の層がつくられます。すると肌は安心して代謝活動を行うことができるのです。

そして、この重要な水分層の調整をするのが、整肌です。化粧水の「しっとりタイプ」と「さっぱりタイプ」の選択によって行われます。

化粧水で肌の適度な保湿加減を作る

写真/サッポーの化粧水2種

しっとりタイプの化粧水は保湿性能が高く設定され、さっぱりタイプは低く設定されています。ここで「保湿性能は高ければ高いほど良いのでは?」と思ってはいけません。肌それぞれにとって、適度な保湿が一番大事なのです。

なぜなら、水分の層を作るのは化粧水だけではないからです。中心的な役割を果たしているのは、汗の水分です。肌には絶えず分泌され蒸発していく、私達が気づかない汗があります。化粧水は肌をただ潤すだけではなく、この汗の水分を逃さないように取り込んでいます。

なので、汗をたくさんかく時にしっとりタイプの化粧水を使っていたら、肌はベタベタしてきます。「それでも保湿されてるのだからいいのでは?」とは残念ながら言えません。ベタベタが長時間続くと、バリア層がふやけて崩れやすくなり、ターンオーバーが速まる原因になります。

逆に、汗の少ない環境でさっぱりタイプの化粧水を使っていると、汗の取り込みが不足します。代謝環境としては不満足なものになり、乾燥でターンオーバーを速めてしまうのです。

いかがでしょう?

多すぎず少なすぎず、ちょうど良い整肌が出来れば、肌は幸せです。

化粧水はしっとり、さっぱりの、いずれか一つに決め込むのではなく、二つのタイプを備えておき、その日の汗の多少と乾湿環境を考慮しながら、使う化粧水を決めていくのが適切な整肌と言えます。

混合肌のように、乾燥するところとべたつくところの両方を持ち合わせている場合もあるでしょう。部位によって二つの化粧水を使い分けていくのもテクニックの一つです。

サッポーのしっとりタイプは8種類、さっぱりタイプは7種類の保湿成分で、目的に沿った保湿が行えるようにしています。

その保湿成分の中で主役となるのが、ヒアルロン酸です。

大半の保湿成分は、夏に能力が高まり、寒い冬には保湿能が低下します。しかし、ヒアルロン酸は夏にべたつきが少なく、冬でも保湿力が低下しないという特性があります。この特性を生かして、サッポーの化粧水の保湿能がコントロールされています。

化粧水の長所と短所、代謝環境を安定させるには

化粧水の保湿性能は大きな長所だが、同時に短所を伴うことがある

化粧水は、水性成分の集合体であるため、バリア層に浸透しやすい(なじみやすい)性質を持っています。このことが保湿性能の働きを最大化します。

しかし肌状態によっては、化粧水がバリア層を通り抜け、肌内部まで侵入してしまうことがあります。すると、ピリピリと刺激を感じたり、時には赤み等を作る炎症反応が起こります。これは一方で、化粧水の短所とも言えます。

このような肌をサッポーは敏感肌だと定義し、標準的なスキンケアではなく「敏感肌脱出プログラム」に変えることを推奨しています。

敏感肌から脱出するまでの間、肌に浸透・侵入しにくいアイテムで統一しします。浸透しやすい化粧水は使用しません。

気づきにくいダメージの存在と代謝環境

顔はいつも様々なダメージや外部環境にさらされています。健康な肌であっても、不安定(敏感)な方向に揺らいでいることがあります。

紫外線や乾燥ダメージ、肌に触れる癖……等々、日常的に発生しています。しかし困ったことに、それらのダメージ等で肌を少しくらい傷めても、傷めたことに気づかないケースが多いのです。

こんな肌に化粧水をつけると、肌内部に侵入し、その都度反応しています。傷めた程度や範囲が大きければ、誰もが判るのですが、程度が軽く、範囲も小さいと気にも止めずに済んでしまっています。

このように肌は小さな危機に日々遭遇しているのです。

イメージ画像

そして、ここに大きな損失というか、肌が育つ機会ロスが生じています。

小さな危機がターンオーバーを速める刺激となり、代謝活動が上手く行えなくなります。

すると肌の細胞達は、一刻も早く角質になってバリアーを作ろうします。育ちが不十分な角質が肌表面を覆うことになるのです。

本当は、健康で強くて美しい肌になれるのに、その一歩手前でつまずいているのです。

上の紫外線や乾燥・触れる癖などは、心がけと良い習慣が身に付いていたら、避けられます。でも「言うは易し、行うは難し」なのが現実です。

それでも、肌の育ちを一歩進めるためには身につけて欲しいのです。詳しくは解説しませんが、他のサッポー美肌塾を参考にそれぞれのダメージを避ける方法を学んでおきましょう。

サッポーの化粧水には、この様な小さな危機に対しても繊細な配慮がされています。

  1. 細胞賦活作用と抗菌作用で知られる、生ローヤルゼリーとローヤルゼリーエキスの配合
  2. 肌の安定・安心を期待した9種(10種)の薬草エキス成分を配合

    (アルニカ、オトギリソウ、ゼニアオイ、シナノキ、セイヨウノコギリソウ、スギナ、カミツレ、トウキンセンカ、セージ、オウバク※の各エキス)

    細胞賦活、抗炎症、消炎、収斂、抗菌、抗紫外線、抗酸化、鎮痛、清浄、静菌、血行促進、柔軟性、抗アレルギー……などの作用で知られています。

    ※オウバクエキスは、さっぱり化粧水のみ

  3. 解毒・抗アレルギー・抗炎症作用で知られる、グリチルレチン酸を甘草からの単離成分として配合
  4. 薬用成分として細胞増殖作用と抗刺激作用で知られる、アラントインを配合

サッポーの化粧水は、医薬品でも医薬部外品でもないので、薬機法(薬事法)下では、上の様な限定した表現でしか案内することができません。

しかし、陰で肌の安定を支えてくれる心強い成分の存在価値は、サッポーが20~30年を超えるロングセラー製品であることが実証しています。

気づいてない方が多いのですが、皮脂や汗の分泌が過剰になっている肌は、敏感さが進行してます。

また、敏感傾向のある肌はアルコール(エタノール)に反応しやすくなっています。

サッポーのさっぱりタイプ化粧水「スキンコントロールローション」は、アルコールの配合量を標準的なさっぱりタイプの約1/3、しっとりタイプの半分程度にしています。

なので、少々敏感な肌の方でも安心して使用できるのです。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 保湿ケアは、ターンオーバーに重要な影響を与えている
  • 化粧水の長所が、敏感な肌には短所にもなる
黒板に注目!

編集後記

今回は美肌塾の場を借りて、サッポーの化粧水の紹介をさせていただきました。特徴としては、ヒアルロン酸を保湿の主役にしていることと、一般的なさっぱり化粧水との違いですね。

化粧水はスキンケアには欠かせないアイテムです。役割を再確認していただけましたか?

「サッポー美肌塾」第378号 / 2008年8月6日 発行


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