肌にはターンオーバーという仕組みがあり、日々新陳代謝を繰り返しています。新しく生まれ変わる機能を肌自らが持っているのです。
でもそうした肌の状態や変化を測る尺度はないので、肌の持ち主である“あなた”が体感的にジャッジするしかありません。
サッポーは、この微妙な部分をあえて数値化・体系化することを試みました。そしてできたのが「肌の育ち度」という概念です。
今回は、この「肌の育ち度」とその考え方について解説していきます。“肌が育つケア”を行う上で、知っておくと役に立ちますよ。
肌の育ち度段階を知れば
“肌が育つケア”を始めると、順調に健康で美しく育っていく肌もあれば、途中で育ちが停滞する肌もあります。また、つまずいて挫折してしまう場合もあります。
肌は育つ段階において様々な表情を見せ、私達を喜ばせたり悩ませたりするのです。
ここに「肌の育ち度」という尺度があれば、肌の現状を確認し、的確な目標を立てることができます。
目標に近づくためにスキンケアにやり甲斐もでてきます。
まずはこちらのページから、肌の育ち度チェック表を元に、あなたの肌がどの段階にあるのか?を知っておきましょう。
育ち度70%の肌を基準に考える
あなたの肌の育ち度は、どのくらいでしたか?
育ち度70%の肌は、大きな不満はないが、満足もしていない状態です。ここを基準において考えます。
たとえば
- ベタベタテカテカと困るほどではないが、べたつきが気になる
- 毛穴が気になって仕方がない!というほどではないが、鏡を見ていると何とかならないかな~と思う
- 肌に透明感がない、しかし、くすんでいるとまではいえない
- 普段は肌に敏感さはないが、油断してダメージを受けると敏感気味になり、元通りになるのに時間がかかる
……と、このような肌状態です。
表現を変えると、
- もっと健康で美しい肌になれるのに、そこで留まってしまい、トラブルに巻き込まれやすく、一歩つまずけば敏感肌に陥ってしまう状態
です。育った肌と育っていない肌の端境が70%なのですね。
肌の育ち度70%以上か、それ以下か
あなたの肌が70%以上か、以下かで、次に目指すべき肌は違います。それを元に理想の肌までのケアを構築していきます。
肌の育ち度70%以上は確保できている肌
さらに上の80%の育ち度を目指しましょう。ダメージを受けても揺らがない安定感のある肌です。
肌を傷めない洗顔、化粧水など保湿製品で肌を潤す整肌、乾燥から肌を守る保護のケア、紫外線から肌を守るUVケア……これら基本を“肌が育つケア”に適った方法で行います。
そして、日常生活でも肌への大きな悪影響(ダメージ)がなければ、肌はターンオーバーごとに2%、3%……と次第に育ち度を上げていきます。
半年ほどで80%の育ち度に到達し、そのころには、たいていのトラブルが解消しています。
しかし、半年たっても70%の育ち度の肌のままであれば、肌管理(ケア)のどこかにボトルネックがあるはずです。ボトルネックとは、肌の育ちにブレーキをかけている障害(ケアの間違い)のことです。
ボトルネックは、一人ひとり違いますから、当サッポー美肌塾の講義から探してみましょう。見当たらないときは、スキンケア相談室を頼ってくださいね。
無事80%の育ち度を迎えたら、次の目標は90%です!肌はさらに安定し、美しさも増していきます。非の打ち所がない最高峰の肌です。
肌の育ち度が70%に到達していない肌
70%以下の肌といっても範囲が広いのが現実です。
60%と70%を行き来している危なっかしい肌もあれば、60%台から抜け出せない敏感な肌、60%未満の超敏感な肌もあります。
いずれにしても、このような肌は見た目のトラブルに加えて、痒みや炎症等の敏感さを抱えています。まずは見た目を解消するのではなく、肌全体の敏感さをなくしていきましょう。
そうすれば、徐々に70%台に到達できます。
敏感肌のケアで重要なのは、ダメージ対策です。紫外線・乾燥・酸化によるダメージが、肌の育ちを後退させるブレーキとして働きやすいからです。
とにかく徹底して防御しましょう。「ついうっかり」という失敗でも積み重なると大きなブレーキになります。
具体的な敏感肌のケアについては、こちらを参考に、あなたの肌の育ち度と照らし合わせながら、ケアを構築していきましょう。
いかがでしたか?
「肌の育ち度」という考え方が理解いただけたでしょうか。
肌状態を測る共通の数値があれば便利だと考え、サッポーが作った「肌の育ち度」。広まっていけば……と願います。
また、ひとりの人の肌でも、部位によって育ち度が異なることもあります。
頬はキレイだけど鼻はテカって脂っぽい、顎には慢性的に炎症ニキビができて……というような肌です。
このとき、育ち度70%の基準が頭の中にあれば、育ち度が低い部分に合わせて肌全体に敏感肌のケアをしたり、部分的にケアを変えたりなどを判断し、対処することができます。
これからは「肌の育ち度」という視点をプラスしてみてくださいね。
- 肌の育ち度という尺度を元に、肌の状態と変化を把握しよう
- 肌の育ち度70%を基準にそれより上か下かで、ケアを構築する
更新
あなただけのスキンケアを手に入れる方法
さて、サッポー美肌塾の講義はいかがでしたか。
役に立つ内容でしたか、それとも既に知っている内容でしたか?
スキンケアにおいては、使う製品だけではなく、肌の理解・ケアの技術に始まり、ライフスタイルやメンタル面、食生活……様々な範囲の知識が必要です。
しかし、知識だけでは何も始まりません。実践・検証し、どんな風にすれば、抱えているトラブルから脱出できるのか、肌が美しくなっていくのか……あなただけのスキンケアを確立することが大切です。
サッポーでは3つのトライアル(1,300円~)で、あなたのスキンケアの確立をサポートします。
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