潤いアップの保湿パック!でも、してはいけない時がある

保湿パックをする女性のイメージ

しっとり潤った肌は、誰もが憧れる肌です。潤いアップを狙った保湿パックやフェイスマスクなどは、とても人気のあるケアです。

でも、このケアは1年365日、いつしても良いのでしょうか?サッポーでも台所用ラップを使用したパックをおすすめしていますが、保湿パック全般にしてはいけない時があるのです。

ご愛用者の“guri”さんからの相談を引用し、本日のテーマとさせていただきます。

“guri”さんの質問

育ってくれている肌と地道に向き合っています。そこでまたひとつ教えてください。

ラップパックはこれからの時期もしたほうがいいのでしょうか?

美肌塾に載っているのかもしれませんが、探せなかったので、お聞きしました。

よろしくお願い致します。

この相談を頂いたのが、初夏のころでした。昼間は暑いくらいだが、まだ朝夕は比較的涼しい……“guri”さんは良いタイミングで大事なことに気付かれましたね。

そもそも保湿パックが最大限力を発揮するのは、空気が乾いた季節です。乾いた空気にさらされた肌がその日その日のダメージをリセットし、さらに育つためのケアなのです。

気温と湿度が高くなり、また肌も汗ばむようになれば、保湿パックの有効性は小さくなっていきます。それどころか、有害な面も出てくるので、注意が必要です。

どういったことか、見ていきましょう。

保湿パックしてはいけない肌と、そのスキンケア

多くの保湿パックには、化粧水が利用されています。

化粧水は、保湿剤と自由水(純粋な水)が結びついた結合水です。この結合水は簡単には蒸発しないので、肌に留まって保水状態を高め、代謝環境を良いものにしています。

水浸しになった肌を乾燥した冷房空間で乾かすと…

しかし気温や湿度が高くなると、体温調節のために分泌される汗の量がかなり増えます。すると、この汗が潤いを超えて、肌を水浸しにしてしまいます。

汗は99.9%以上が純粋な水分なので、結合水とは違い、蒸発していきます。冷房空間にいれば、そのスピードも早いでしょう。

肌が水浸し→乾燥→水浸し→乾燥を繰り返すと、肌の保湿能が徐々に低下、乾燥肌傾向が出てきます。

なので、初夏からの保湿パックは、肌の置かれている環境をよく考えて、するかしないかを判定しないといけません。

家でも職場でも、一日のほとんどをエアコンが効いた部屋で過ごすことが多ければ、肌もいつも乾燥空間にいるわけですから、保湿パックをしてあげた方が良いでしょう。

しかし、肌が汗ばむ機会も多く、また冷房空間にいることも多い。家でも、いつもエアコンをつけているわけではない……といった場合、保湿パックはすべきではありません。

このような肌は、スキンケアも工夫が必要です。「化粧水や美容液での保湿は控えめにし、保護のケアを乳液ではなく、クリームにして汗を弾く」ケアをおすすめします。

保湿を控えめにと言っても、アルコールの配合が多い、収斂タイプはダメです。角質が剥がれやすくなります。アルコールは少なめで、そこそこさっぱりしたものがお勧めです。

サッポーのさっぱり化粧水は、これを叶えた製品です。アルコール配合量が一般的なしっとり化粧水の半分となっています。

美容液は各社様々な役割がありますが、サッポーの美容液は、汗(水)を捉えて、潤いを持続させる効果があります。同じような製品であれば、夏場は向きません。

ただでさえ、汗浸しになりやすい季節なのに、それを促進したり、肌をべたつかせたりするからです。秋まではお休みの、アイテムです。

また、肌に汗が留まらない工夫をすることも大切です。大量に汗を掻いても、汗がコロコロと肌を転がり、汗浸しにならない工夫です。

サッポーがお勧めしている方法は、乾燥からの保護ケアをクリームで行うことです。中でも、適度に汗を弾く、ホホバ油や蝋系油脂が配合されたクリームが最適です。サッポーのクリームも同タイプです。乾燥からの防御力も高いので、エアコンからもしっかり肌を守り続けてくれます。

乳液は、ある程度汗ともなじみ、クリームには劣るが乾燥からも肌を守るといった位置づけです。乾燥や汗の気にならない時期(肌)に適していますので、上手に使い分けましょう。

汗でべたつくから、化粧崩れしないからといって、耐水機能を強化した(ウォータープルーフ加工された)製品を常用してはいけません。汗を弾き過ぎるので、肌の乾燥を進めてしまいます。

もう一つの、保湿パックをしてはいけない肌

赤みや痒みが出やすい、炎症を起こしやすい、つまり敏感さのある肌も、保湿パックをすべきではありません。季節とは関係なく、すべきではないのです。

敏感肌は、角質層(バリア層)が未成熟で、隙間がたくさん出来た状態です。化粧品をつけると、その隙間から角質層を超えて、肌内部にまで侵入します。

どんなに良い成分であっても、肌内部の生体組織にとっては異物に過ぎません。肌が危険を感じれば、防御反応(免疫反応≒炎症反応)を起こすのです。

良かれと使ったパックがあだになる場合も?

保湿パックのパック効果とは、化粧水を肌に密閉させ、スキンケア成分を普通にケアした時よりも肌(角質層)に浸透させることです。通常は良い影響を与えるのですが、敏感肌の場合、無理やり肌内部に異物を押し込むようなものです。

その結果、赤みや痒みが強くなったり、炎症や湿疹などが出来ます。パック効果がかえって、あだとなっているのです。

敏感さがさらに高まり、肌は警戒心をさらに強めるでしょう。敏感肌は、最初から保湿パックは諦めるべきなのです。

敏感肌の場合、スキンケアは肌に浸透侵入しない方法を選択しないといけません。その方法については、こちらを参考にして下さいね。

参考:「肌が求める化粧品…敏感肌編

いかがでしたか?保湿パック、してはいけない時(肌)を解説しました。

“guri”さんは幸い敏感さのない肌状態でしたので、夏場は保湿パックを避け、汗が減り、空気が乾き始める秋口から再開されるのがいいですね。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 夏に汗をかく機会が多い人は、保湿パックはNG
  • 赤み・痒み・炎症が起きやすい敏感肌もNG
黒板に注目!

編集後記

ラップパックの人気は絶大で、年がら年中したい!という方も多いのですが、汗が多い時期と敏感肌の方には控えるようにお願いしています。

かえって、弊害が起きてしまっては、“肌が育つケア”の成果が台無しですからね。

「サッポー美肌塾」第421号 / 2009年6月10日 発行


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