顔のコリにマッサージはNG!触れずに解消する4つの方法

顔に触れる女性

接客の仕事に比べ、デスクワークの方はパソコンや書類とにらめっこする時間が長く、人と話す機会も少なくなっています。

すると、顔の緊張状態が続き、顔に“コリ”のような違和感を感じるようになります。これは、現代人の病いと言えるのかもしれません。

直接的にスキンケアとは関係ありませんが、その対処法を間違えれば、肌の健康・育ちに影響を及ぼします。

サッポーへの相談も多いため、美肌塾のテーマとさせていただきました。

顔のコリの原因は?コリのチェック方法を紹介

顔の筋肉は、大きく動く骨格筋と細やかな動きをする表情筋でできています。そして、コリに大きく関係しているのが、表情筋です。

上のデスクワークの例のように、長く同じ表情でいると、表情筋は使われません。使われないから休んでいるのかというと、そうではなく、緊張した状態が続いているのです。

この時、皮膚や表情筋の血行は悪く、いざ動かそうと思っても、動きにくくなっています。しばらく同じ体勢でいると、身体がこわばるのと同じです。

とは言っても、自分の顔が“こっている”かどうかを判断出来ない方も多いと思います。ここで簡単なチェック方法を紹介しておきます。

顔のコリ、チェック方法

頭皮に指を当てる女性
  1. 両手で髪の毛を掻き上げるようにして、指先で頭皮を捉え手のひらで頭全体を覆います。
  2. 目をつぶり、手指・手のひらで頭皮を前後左右に動かします。

この時、頭皮が大きく動けば、表情筋は柔軟で顔はこってはいません。でも余り頭皮が動かないようなら、表情筋は緊張状態にあると言えます。自分の頭皮で分からない場合は、家族や友人の頭を拝借し、動きを比べてみましょう。

目をつぶるのは、視界からの刺激をなくし、リラックス状態を作るためです。

いかがですか。あなたの顔はこっていたでしょうか?

次項では、失敗しないコリのほぐし方を紹介していきます。

よく顔のマッサージを勧められますが、力加減が難しく、下手な方法で行うと、却ってしわやたるみの原因になるのでしないで下さいね。

顔のコリは、顔に一切触れることなく、解消できるのです。

顔のコリをほぐす方法4つ

ここでは、4つの方向から顔のコリ、解消法を紹介していきます。

1. 緊張を解く頭皮ユルユル体操

上のチェック方法は、顔の緊張をほぐす体操にもなります。頭皮に当てた両手を色んな方向に動かしてみましょう。何度かユルユルと動かしていると、手の可動範囲が大きくなったことを感じます。

これは、直接コリを治しているのではなく、頭皮が動くということを身体に覚えさせているのです。つまり、緊張を解く練習です。

それでも余り動かないなと思ったら、下腹で呼吸するように、ゆっくりと呼吸してみましょう。吐く息を長めにします(腹式呼吸のこと)。もう一つの緊張を解く方法です。

2. 表情筋を内側から鍛える

使わないと、痩せ細って硬くなるのは、骨格筋も表情筋も同じです。このような表情筋の劣化・退化は、慢性的な顔コリに繋がります。

日常において、たくさん笑ったり、おしゃべりしていたら、表情筋の運動となり、緊張が続くようなことがありません。顔に“こり”を感じることもないでしょう。

表情筋の運動には、サッポーの「あいうえお体操」もおすすめです。とっても簡単で、たるみの予防にもなります。こちらの美肌塾を参考に。

参考:「マッサージがたるみの原因に?一日2分!表情筋を鍛えて肌をリフトアップ

3. バランスの良い運動を心掛ける

コリというと、その部分を押したり揉んだりしたくなりますが、そんなことで効果は出ません。顔の場合、上記の美肌塾で解説しているように、むしろ悪影響しかないでしょう。

運動し、全身を動かした方が、血液循環が良くなり、表情筋も緩みます。運動といっても、激しい運動である必要はありません。

ウォーキングやストレッチなどで十分です。日本人なら誰もができるラジオ体操もおすすめです。

体操をする子どもたち
4. リラックスする方法を見つける

表情筋が緊張し、顔コリを感じている人は、悩み事や不安、焦りなどのストレスを抱えている場合が多いようです。

スポーツや趣味、そんな時間もない方は、湯船にのんびり浸かったり、ティータイムを楽しんだり……。ふぅと一息つける時間があれば、心や体が解放され、表情筋も緩むでしょう。

ここは一つ、肩の力を抜いて、自分がリラックスするできるものを見つけてみましょう。

顔のコリは、意識しないだけで多くの方に起こっている現象と思われます。何かとストレスの多い時代ですが、毎日適度に身体を動かして、笑って、一息ついて、焦らずに行く……と開き直るのが賢い方法です。

笑う門には福来たる!美肌も来たる!です。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 表情筋の緊張で顔コリが起こりやすくなる
  • 顔コリ解消は、顔に触れずに行うのが基本
黒板に注目!

編集後記

肌を指で押さえて気持ちの良いポイントを見つけると、肩や腰のようにこっているのかな~と思って、グイっと押したことがありました。

でも、これはいけないのですね。顔には触れず、顔コリを解消する方法、健康にも良さそうなので私もやってみます!


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