秋の肌…化学ダメージに注意!

 
 
《《A
A子
前回は、夏の間に弱った肌(角質層)を秋の間にもとへ戻しておかないと手遅れになるって復習でしたね。
でも、最後の項目「化学ダメージで肌が傷む」が何だったか?
・・・思い出せません。
《《B
B子
えーと、確か…そう!そう!三つあげてありました。
  • 洗顔料
  • 美白製品
  • 紫外線対策製品
どうしてこれらが化学ダメージなんですか?
《《C
C子
そう、この前の授業で反省して、つっぱり感の「つっ」でも注意するようになったけど、洗顔料は使用してるし、紫外線対策は秋だって夏と変わらずしてるよ。気になる項目だね。

化粧品はいくら自然由来の原料で……とか、天然の……なんて言ったって、四角く言えば全部化学技術の産物だろう?
それに化学ダメージなんていわれたら、塩酸でもつけているようじゃないか。

化粧品は肌を考えた化学の芸術だって聞いたけどね。

S》》
サッポー先生
不安を増幅させる宿題になっていたようですね。
化粧品が、肌のことを考えた化学による芸術品だと言うことは、サッポーも否定しません。

秋のケアで大切なのは、肌の変化に気づくこと……でした。
この肌の変化に早く気づかなければ、化粧品の芸術を高度に楽しむことはできません。
そればかりか気づくのが遅いと、その回復に大変な時間と努力が必要になってきます。

スキンケアの目的は、肌のほころびを縫うことではなく、ほころびができない健康で美しい肌を作ることがまず第一です。

 
 

洗顔料

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

洗顔料は汚れを落とすのが目的。
しかし洗い過ぎると、汚ればかりかセラミド(細胞間脂質)まで溶かし、角質のはがれを速める場合がある、ということでした。

みなさんの洗顔方法はもうプロフェッショナルなはず。
ところがこのプロが気づかない洗いすぎがあるのです。
固形石鹸で洗顔している肌は、角質のはがれが促進されると洗顔後のつっぱり感の変化で、容易に肌の変化に気づきます。
しかし今、固形石鹸を洗顔に使用している女性は少数派です。

石けんで洗顔をして肌が何と言うか、聞いてみましょう。

  1. メイク料を落としたあと、化粧石けんでも浴用石けんでもOK、固形の石けんで洗顔します。
  2. 洗顔後しばらく(10~30分)、何もつけずに肌のつっぱり度合いを観察します。
  1. つっぱり感が強い場合、すぐに観察は中止。
    いつもの保湿ケアから手入れをします。
  2. 多少つっぱり感があるが、気にするほどではない。
  3. 全くつっぱり感など感じない。

▽ Aの方

いつもの洗顔料ではあまりつっぱり感を感じていなかった場合、要注意です。
肌(角質層)はかなり傷み、肌の水分を保持する力が弱っています。
洗顔料の悪い面の芸術効果で、つっぱり感を感じなかったのです。
洗顔料の化学ダメージが、一方で進行している可能性大です。
洗顔料を変えることが急務です。

▽ Bの方

環境の乾燥度合いにもよりますが、まずまず良好のようです。
しかし、月に二回程度石けんを使用した洗顔で、つっぱり感に変化がないかチェックするようにしましょう。

▽ Cの方

洗顔料はぴったり肌に適しているようです。
化学ダメージの心配もありません。

▼ 洗顔料の化学ダメージ

石けんを含め洗顔料は全て界面活性剤でできています。
しかし、この界面活性作用には洗顔料の種類により、能力差、個性差があります。
水分や油分・汚れにくっつく性質差です。
汚れを落とす能力であると同時に、肌とくっつき、水分とくっつく能力でもあります。
肌にくっつくことで角質を繋ぐセラミドをも分解し、一方でつっぱり感を感じさせない保湿効果となっています。

角質のはがれが速まらない程度の能力の洗顔料を選ぶことが、ダメージとならない選択となります。

 
 
《《C 知らなかったネー。
そんな恐ろしい仕組みになっているとは..。
「つっぱり感がないから肌に優しい洗顔だ…」なんて思ってたら、大間違いだな。
でも安心したよ。
あたしは石けん派だから、心配ないってことだね。
《《B そう!ニキビをなくすのだって、美肌塾に入ってから石けんに変えたのだけど、つっぱるなんてものじゃなくて、肌が壊れそうだったもの。
こんなにきつい洗顔料使って、ホントに大丈夫?って……。
S》》 きついのではなくて、逆に洗浄能力は低いのが石けんだったわけです。
しかし、保湿能力もないから、つっぱり感が大きいわけです。
おまけにアルカリ性だから、傷んだ肌には沁みることもある…ということですね。

つっぱり感がひどければ、すぐにスキンケア製品で保湿・保護をすればいいわけです。
肌にくっついた界面活性剤で保湿する必要はありません。

石けん洗顔はお肌の状態チェックにも役立つわけです。

 
 

紫外線対策製品

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

UVケア製品は、紫外線の圧倒的な肌破壊力を減じるのが目的です。
その意味で、全てのUVケア製品は、肌の健康を考えたものと言えるでしょう。

紫外線吸収剤を使用したUVケア製品は肌へのフィット性・耐水性、UV防止効果の高いものが自在に作れるため、今やUVケア製品の王様です。
しかし、UVケア製品も能力が高いもの(SPF・PA値が高い)は、肌を傷める可能性が大きいのです。
成分との相性が良くない人も多いのです。
耐水性・フィット性は紫外線を防止するための大切な能力です。
しかし、肌(角質層)を傷める要素でもあります。

  1. ほとんど紫外線とのつき合いもないのに、過剰な紫外線防止対策をとっていないか。
  2. 石けん洗顔でつっぱり感のテストを時々行い、肌が傷んでいないかチェックする。
  3. 紫外線対策をいつもしているのに、シミが少しずつ増えている。

上のようなケースで間違いや異常に気づいたら、対応が間違っていたということです。
紫外線対策はケースに応じて使い分ける。
普段は肌にやさしいUVケア製品が基本でなければいけません。

 
 

美白製品

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

肌を白くしたい願望は、多くの女性にあるようです。
しかし、白くすると美しくなるとは限りません。
この分野に関しては、今のところ化粧品の良き芸術…というには至っていないようです。

  1. 美白効果をうたう化粧品では、見える効果が感じられない。
  2. 薬用(医薬部外品)扱いの化粧品なら、多少の白くなる効果は得られるが、肌の調子が思わしくない。
  3. なぜかシミが増えてしまった。

メラニンの発生を抑制したり、還元漂白したりするには成分にバリアー層を通過させる必要が生じます。
バリアー層の被害を少なくしながら、生体に異物を入れる…また、生体に異物を入れながら生体防御システムを発動させない…というところに、まだまだ限界があるためでしょう。

サッポーは今のところ、美白は肌自身を助けてあげることで行いなさい、という立場です。
肌はダメージさえ減じてあげれば、メラニンを減少させ白くなるのだから、誤ってシミをつくる心配もなく、ほんとうの肌の美しさ作りにかなった方法です。

石けん洗顔によるつっぱり感テストは、いずれの場合にも有効です。
大いに活用しましょう。

 
 
《《C 美白製品の必要性のない私は幸せだね。
理にかなったスキンケアができている証拠だね。
《《B 石けん洗顔は肌に優しいだけでなく、肌状態のチェックにも役立つのね。

これは、ニキビに感謝しなくちゃねー。
ニキビ肌が石けん洗顔を教えてくれたんだもの。

S》》 ???
 
 

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