ティッシュは手軽に使え、持ち運びには便利なポケットティッシュもあります。また経済的でもあるため、よくスキンケアに利用されています。
例えば、洗顔後の拭き取りからテカリやメイク崩れが気になった時、そして保湿パック、などなど。
言わばティッシュの活用術です。中には○○よりもテッィシュの方が良い!といった誤解を生みかねない説明もあり、読者の皆様が惑わされるのでは?と心配になりました。
最初に断っておきますが、サッポーはティッシュ活用の賛成派でも反対派でもありません。
今回の美肌塾では、ティッシュをスキンケアに利用する際に注意すべき点を知って頂きたく、テーマに挙げました。
ティッシュはどうやって出来ている?
ティッシュの原料は、主に針葉樹や広葉樹から採られる木材チップです。これを化学的な処理をして煮込み、バラバラにほぐします。この時出来るセルロースの繊維がパルプと呼ばれるものです。耳にしたことがありますね。
その後、漂白などの過程を経て、細かく細くなった繊維(パルプ)が何重にも重なってできたシートが、ティッシュペーパーです。
柔らかい触感ですが、肌よりも硬い繊維です。スキンケアに使用する場合、その点を忘れないようにしましょう。
ローションティッシュ
名前の通り、保湿剤を含ませたティッシュです。普通のティッシュよりも繊維が細く、肌触りよく感じます。
保湿剤のおかげで、ティッシュそのものがしっとりしていて乾きにくいのが特徴です。さらに保湿剤が空気中の水分を取り込むんで、柔らかい状態が続きます。
といっても、使わずに放置しておくと箱から出た部分は乾いて、普通のティッシュのようになります。また、湿度の影響も受けるので、室内の湿度が低いと乾きやすく、高いと柔らかい触感が長持ちします。
スキンケアに取り入れる際には、ローションティッシュを勧めている場合が多いようですが、肌との摩擦や加圧に注意すれば、いずれのティッシュを使用しても良いでしょう。
ティッシュのスキンケア活用術色々
- 洗顔後の拭き取りにティッシュ
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多くの方がタオルを使用されると思いますが、これをティッシュで行います。
方法は「洗顔後の濡れた肌に、ティッシュをあてて、水分を吸うのを待つ」というもの。これだけを聞くと、タオルで拭くのに比べて優しい方法に思えます。
タオルはティッシュよりも顔に当たる面積が大きく扱いやすいためか、つい強く押し当てたり、無意識に擦っていたりして、肌を傷めがちなのは確かです。
でも、タオルもあてがうだけにすれば、肌への優しさは同じです。タオル一枚でティッシュより短い時間で、肌上の水分をより多く吸い取ってくれます。次のスキンケアへ早く取りかかれます。
問題は肌と接した際に摩擦が生じていたり、加圧が過ぎていないかどうかです。ティッシュも使い方次第で同じ問題点を持っています。
タオルの繊維が肌に残るのでは……という方もいますが、ティッシュの繊維も肌に残ります。小さいので目に見えないだけです。
- あぶらとり紙の代わりにティッシュ
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ベタついたり、テカった時、また化粧直しをしたい時、手軽に使えるティッシュは便利です。
肌にふわっとあてがって、ティッシュに汗や皮脂を吸い取らせます。あぶらとり紙に比べ、吸水力は弱いため、満足に取れないかもしれません。でも、強く当てたり、擦ったりはダメです。肌を傷めます。
あぶらとり紙がないときの代用品として使うのがいいですね。もちろん、あぶらとり紙も吸水力の高いものを選び、優しく扱わないとダメですよ。
- ティッシュで保湿パック
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化粧水を染みこませたティッシュを肌に貼る方法です。コットンで保湿パックをするのと同じ効果が得られます。
しかし、テッィシュもコットンも空気を通すので、パック効果(密閉効果)はあまり大きくありません。また、ティッシュやコットンが化粧水を吸うので、その分が勿体ないようにも思います。
このような心配も無用なのが、サッポーがお勧めするラップパックです。化粧水を塗った肌に、適当な大きさに切った台所用ラップを貼っていきます。
これなら、空気を通さないのでパック効果や保湿効果が大きいし、ラップは化粧水を吸わないので経済的です。でも、ちょっと面倒なのが欠点です。
以上、活用術3つを紹介しましたが、他にもあると思います。その際は、肌とティッシュの間に摩擦や加圧がないか……が功と罪の分かれ目です。
但し、肌が敏感な場合、普段何ともない接触にも過敏に反応しがちです。ダメージになるリスクがあるため、ティッシュはあまりお勧め出来ません。
いかがでしたか?
ティッシュとスキンケアの関係をサッポーの視点で解説してみました。
物事には、必ず他の側面があります。功と罪の判断基準を持つことで自ずと本質が見えてきます。スキンケアにもこのような習慣を持つようにしましょう。
- 柔らかい感触の繊維も、肌よりは硬い
- スキンケア情報の根拠となる判断基準を知る
編集後記
ティッシュは身近にあるので、ついスキンケアに使ってしまいがち。でもデメリットも知っておきましょう。
ティッシュよりも良い方法があれば、肌のためにそちらを選択したいですね。
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