光に映える美髪

 
 
《《A
A子
髪もやはり健康が大切なのですね。肌もそうだけど。
主人や子供の健康が大切なのは言われなくても解ることなのに…。
《《B
B子
いいこと教えてあげる。キーワードは“美”。
美しさには健康が大切なんだという知識回路を頭に叩き込むの。
《《C
C子
なるほど。
健康な髪と言っても反応しないが、美しい髪と言えば飛びつくB子の我が性(さが)を利用したんだな。
《《B “美”には不思議な秩序があります。
“美”には秩序を形作る力が備わっています。
私が利用してるのは“美”の力です。
《《A 今日のB子さん、凛!として素敵。
《《C これは一本。まいったね。
(秩序は“美”…か。何!形作る力?…ムム…)
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めます。
 
 

光に映える美髪

 
 
サッポーの
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“緑の黒髪”..余り使われなくなりましたが、もう一度この言葉を見直してみましょう。

生き生きとした艶のある髪が、しなやかに風になびいている

黒髪が光に映え、潤むが如く深みある緑の輝きを放っている

現代を見てみますと、赤っぽい髪から、茶色っぽい髪、そして黄色い髪と、本当に様々な髪色が咲き乱れています。
しかし、その美しさはいかに..。

あなたは美しい黄髪、美しい白髪を見たことがあります。
金髪、銀髪と呼んでいます。
緑の黒髪のように、光に映える美しい髪を愛でた言葉です。

この「光に映える髪質」が美髪の秘密です。

赤髪、茶髪に黄髪、白髪、黒髪、光に映える美髪に変えていきましょう。

 
 

透明ガラスと曇りガラスの違い

 
 
サッポーの
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前回の講義「傷んだ髪は修復されない!?」で、「髪の美しい構造をイメージ」することと、「髪の傷んだ状態をイメージ」する練習をしていただきました。

  • 縦に伸びた透明なケラチン繊維のより集まり
  • 透明なケラチン繊維間を満たす透明な流動体のケラチン質
  • 透明なガラスの袴、キューティクル

これらの三つが良い状態にある髪は透明な水分をたっぷりと含み、髪は強く、そして美しい光を放ちます。
三つの構造物は全て透明なケラチン(角質)によって作られているからです。
形状は異なっても全てガラスのように透明な構造です。

このような髪のどこが傷んでも髪は弱くなり、そして不透明になってきます。
透明ガラスに擦り傷が付き磨り(スリ)ガラスになるようなものです。
透明さを失った髪は光が映えず美しさを失います。

 
 

毛先の傷みは根本の方まで広がっていく

 
 
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髪表面を覆うキューティクルは硬くて強いのですが、脆い材質です。
ドライヤーの熱で変形したり、下手なブラッシングで簡単に欠けていきます。
濡れているときは特に弱く、下手な洗髪、泡立ちの悪い洗髪でキューティクル同士が擦れあうことでも傷つき、欠けていきます。
キューティクルの綻びは髪を不透明にしていきます。

さらに髪を守るキューティクルの綻びは髪内部の繊維群を満たしている流動ケラチンの流失を促進します。
このケラチンは保水力のあるタンパク質なので、流失は髪を乾燥させます。
乾燥したケラチン繊維群は柔軟性を失い脆くなります。
枝毛や切れ毛を促進します。
このようにして水分の少なくなった髪内部の透明性が失われていきます。

どうですか。
髪が美しく輝く性質を失っていく様子がよく分かりますね。
さらに困ったことは、髪の綻びが一つ出来るとさらに綻びを呼ぶため、放置していると、髪の綻びがどんどん勝手に拡大していきます。
髪は生きた細胞ではないため、自ら綻びを修復することがないからです。

 
 

スタイリング剤では出ない「髪の透明感」

 
 
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パーマやカラーリング、日々のスタイリング等、ホームケアで傷んだ髪の美観とスタイリングを助けるために、しっとり感やつやを与えたり、表面処理で柔らかさや質感、ホールド性を高めるなど、様々なスタイリング剤が利用されます。

しかし、これらの助けで作られる美しさは、髪そのものが持つ透明感のある美しさではありません。
髪内部の流失したケラチン流動質を補い、乾燥したケラチン繊維群に水分を与え、髪内部の透明性を高めることによって髪の発する光、美しい輝きが出てきます。
緑の黒髪だけでなく、金髪・銀髪、茶髪だってそうです。
スタイリング剤もより生きてくるというわけです。

 
 

リンス(コンディショナー)とトリートメントの違い

 
 
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髪が傷まないように日々保護したり、既に傷んだ髪を補修する大切さは理解されましたね。
これを行うのが、ホームケアの基本である洗髪後に行うリンス(コンディショニング)やトリートメントです。

リンスやコンディショナーと呼ばれるものが保護のケアに当たります。
髪のキューティクルを整えコーティングし、キューティクルの透明性を高めると同時に髪内部の保護力を高めます。
しかし、洗髪すると洗い流されるので洗髪のたびに保護し直す必要があります。

一方のトリートメント剤は髪内部にケラチン物質類似成分(タンパク質)を補給し、髪内部の保湿性を高め、強さと透明性を高める働きをします。
髪の損傷進行がストップします。同時にリンスやコンディショナーと同じ働きでキューティクルを整え保護し、キューティクルの強化と透明性をも高めます。

緑の黒髪が蘇ります。
カラーリングした髪も、黄の金髪だって本当の美しさを伴うようになります。
水分が増し透明さを取り戻すからです。

 
 

リンスは毎回、トリートメントは髪の状態に合わせて

 
 
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リンスやコンディショナーによる保護は先ほどの説明の通り、洗髪ごとにする必要があります。
それでは髪内部の補修、トリートメントはどれくらいの頻度でしなければならないのでしょう。

これは髪の傷みの程度、損傷の程度によって異なってきます。
髪の傷みがひどいと保護をしていても髪内部の流動質の流失が早いからです。
放置していたり、トリートメントの間隔が開きすぎると、何もしなくても髪の綻びが進行していきます。

パーマやカラーリングをしている人は少なくとも週2回、損傷が激しい髪は洗髪ごとに毎回するのがベストです。

逆に損傷のない髪、例えばストレートヘアで上手に管理されている髪なら、損傷予防・美髪維持のために週一度も行えば十分と言えます。

 
 
S》》 いかがでした。
光に映える“美髪”がイメージできるようになりましたか?
S》》 髪とは一生のお付き合い。
髪は健康に育てれば育てるほどに手間がかからない、しかも美しい髪になっていきます。
洗髪後のリンスやコンディショナーだけで緑の黒髪が維持できるようになるのが理想です。
しかし、一度傷めたら、一律なケア、中途半端なケアは不経済なだけでなく、本当の髪の美しさは復活しません。

あなたのヘアケア、一度しっかり見直してみましょう。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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