乾燥は、紫外線や酸化ダメージと並んで、肌の三大ダメージです。その中でも、老若男女問わず、最も多くの方が意識しているダメージではないでしょうか。
肌に良くない!と言われる乾燥……では一体、何がダメなのでしょう。
それは乾燥すると、肌の水分が減少→角質が剥がれ易くなる、からです。角質が剥がれると、肌はたちまち美しさを失い、健康や強さも失われるのです。
怖いですね。さらに詳細に言えば、
- 肌が硬くなって、ゴワゴワ・カサカサ
- 粉ふきや皮むけが起こる
また感触だけではありません。
- 洗顔後に強いつっぱり感を感じる
- 毛穴が目立ち、キメが粗くなる
- 皮脂が詰まりやすく、ニキビができる
そしてこんな影響も。
- シミやしわ・たるみができやすくなる
乾燥の進行が招く肌トラブル
もっともっと乾燥が進行すると……
- 皮脂・汗の分泌が不安定に
- 刺激に弱くなる
- 痒みがよく発生
- 赤みが出やすくなる
- かぶれやすくなる
このように敏感さを増していきます。肌が乾燥すると言うことは、ずばり敏感肌への第一歩なのです。
乾燥が進行すると、肌のバリア能がどんどん低下していきます。外部環境の変化に弱くなったり、ちょっとしたことで刺激を受けやすくなるのです。また、表皮や真皮層では、肌の元となる角質細胞の代謝活動(ターンオーバー)にも影響を与えます。
乾燥によって予定より早く角質が剥がれた肌は、早く次の角質を表皮にしようとします。しかし、このようにして作られる角質は、準備不足な状態で完成しバリアーとして働かされるため、傷みやすく、すぐに剥がれてしまうのです。
するとまた次の角質を……これでは、いつまでも悪循環は止まりません。肌の健康を損なわれ、肌の美しさも減衰していきます。
ターンオーバーについては、下記ページが参考になります。
参考:「ターンオーバーを正しく知っていますか?」
このようなことが根底にあり、乾燥は様々な肌トラブルを生む土壌になっています。では、このダメージを避けるにはどうしたらよいのでしょうか?
次の講義では、乾燥ダメージ対処法の基本、を紹介します。
- 乾燥は、あらゆるトラブルの元凶となる
- 乾燥肌が進行すると、敏感肌に発展する
編集後記
私も以前つっぱり感やカサカサに悩んでいました。なので、乾燥肌で悩む気持ちが痛いほど解ります。
今はすっかり解消。“肌が育つケア”でターンオーバーが正常に戻ったのね!と自負しております(^_^)
「サッポー美肌塾」第499号
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