“肌が育つケア”乳液・クリームの選び方

乾燥からの保護ケアをする女性

「サッポーの『肌が育つケア』を支えるスキンケアにとって、どのような製品を選ぶと良いか、その基本を語る」今回のテーマは、乾燥から肌を守るのに中心的な役割を果たしている乳液やクリームを取り上げます。

本論に入る前に、一つお断りしておきます。

サッポーは保湿という言葉と、(乾燥からの)保護という言葉を使い分けています。保湿とは水分を保持する力を指し、保護は水分の蒸散を防ぐという意味で使い分けをしています。

乳液やクリームによる乾燥からの保護ケアは必ず必要か?

結論から、先に提示します。

油性化粧品による乾燥からの保護ケアは、健やかな肌の育ちにとって、一年を通じた必須アイテムです。

  1. 乳液、もしくは中油性のクリームのいずれかを常備する
  2. or
  3. 乳液と中油性クリームの、2つのアイテムを常備する

もちろん、1の選択でよいのですが、できうるなら、乳液とクリームの両方を揃えておく2の方がサッポーのお薦めです。肌が育つ環境作りに失敗が少なくなります。ケアの自在性が大きくなるからです。

また、2つのアイテムを持っておくと、いつも化粧乗りの良い状態を作るのがとても容易になります。

乳液やクリームの目的

乳液やクリームなど油性化粧品の目的は、保湿して整えられた状態を乾燥から守ることです。肌が育つ環境作りにおいて、欠かせない主柱の一つです。

  • 保湿された良き代謝環境を、乾燥から守り・維持する。
  • 角質層のしなやかさを維持し、ターンオーバーの乱れを防ぐ。

大きな誤解…保湿ケアで乾燥は防げる!?

「化粧水をつけると、しっとり・すべすべ、それだけで肌の状態は良いように思う。」

「私は脂性肌だから、ベタベタする乳液やクリームは使用しないの。」

このような方が増えてきました。

ヒアルロン酸やコラーゲンのような、様々な高保湿能を持つ成分が登場し、化粧品の保湿能は飛躍的に向上しました。そのおかげというべきか、乳液やクリームをつけなくても、しっとりとした状態をある程度の時間なら維持することができるようになりました。

しかし、このケースにおけるしっとり感覚には大きな落とし穴があります。実は、肌は乾燥の影響をしっかり受けているのです。肌表面だけが高い保湿能によってしっとり感があるだけで、乳液やクリームで、皮脂膜を強化しないと肌の水分は蒸散を続けています。

乾燥を感じた肌は、必死で皮脂分泌を増大させていますが、実生活の乾燥環境に十分に耐えるものではありません。まして風が肌に当たりつづける環境だと、どんなに保湿ケアをしていても、そのダメージはかなり大きなものになります。そしてますます皮脂・汗の増大を導いていくことになります。

本人が良くても、肌は保湿だけだとホントのところは満足していないのです。乾燥からの保護ができて初めて、肌の育ち度が高まっていくようになっています。

乾燥を癒すのは保湿ケア、乾燥から守るのは保護のケア…と申しましたが、これを言い換えると、「肌が育つ環境を作るのは保湿ケア、その育つ状態を維持するのが保護のケア」となります。

2つのケアがバランス良く働いて、初めて肌が育つ良い環境が確保できるというわけです。

サッポーの“肌が育つケア”乳液・クリームの選び方

サッポーお薦めの保護製品

乳液やクリームといえば、化粧品会社の数より、もっとたくさんの種類があります。どれが良いかとなると、これは難しいテーマです。使ってみて、結果で評価するのがよいとしか、言えません(^^;)

ここでは、適切な考え方を紹介して、妥当な選択の視点に加えて頂ければと思います。

乾燥からの保護の役割を果たしているのは油脂成分、つまりオイルや脂質です。保湿成分ではありません。

油脂成分…べたつかず、感触も良くて、使い勝手がよく、肌を乾燥から守る

植物油、動物油、ロウ類、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類が化粧品の油脂成分として使用されますが、それぞれに特徴があり、それぞれに乾燥からの保護の役目は果たせるものです。いずれが良いというものでもありません。

サッポーの保護製品はべたつきにくいロウ類に属するホホバ油とその他の様々な油脂の組合せで作られています。

サッポー以外の製品に関しては、どのように仕上がっているかの評価は、残念ながら、成分をみて判るようなものではありません。

少なくとも1ヶ月は試用して、肌の育ち変化を基準に判定すべきと考えます。あとは好みの問題です。

製品の形態から言うと

純粋なオイルそのものは?

○○のオイルをつけている…。○○油を使用している…。このケアを評価すると、乾燥からの保護ケアという面においては、基本条件を満たしています。

但し、感触、見映え、化粧下地としての役割などを考えると、不満が残る方もいるでしょう。

また、洗浄剤を使用して洗い流す時に、オイルの残留感が気になるからでしょう。洗い過ぎの傾向がでやすいので注意です。サッポーが一番気になるのはこの点です。肌が育つケアの成果が水の泡になります。

乳液は?

日常生活における多くの場面で、乾燥からの保護に使用できます。ちょっぴり化粧水の役割と、ちょっぴりクリームの要素を併せ持ったアイテムです。一年を通じて乾燥からの保護ケアにおいて中心的な役割を果たします。

長所はたいていの場合にそこそこ器用に保護の役割、下地を整える役割を果たしてくれることです。

短所はクリームほどに保護力があるわけではない点、また汗や水に弱いため崩れやすい点が挙げられます。

クリームは?

クリームには弱油性・中油性・高油性のものがありますが、いずれの製品も乳液よりも油性度は圧倒的に高いものとなります。乾燥からの保護力も高いものが期待できます。

サッポーが好きなのは中油性で、適度に水や汗を弾き、適度に化粧持ちの良いものです。汗の多い夏や、乾燥の厳しい冬は乳液よりもクリームの方が肌が育つ良い環境を作ってくれます。

また肌の未熟化が進行しており、一年を通じてべたつく肌を改善したいという肌は、一年を通じて保護のケアはクリームにすべきなのです。

あとはスキンケア製品としての完成度の高さが決め手です。実際に使用して確かめていくようにしましょう。乳液やクリーム派、肌の育ち度を向上させていく上で、なくてはならないアイテムです。

次回は“肌が育つケア”UVケア製品の選び方をテーマにします。

お楽しみに~(^_^)/~

この講義はメールマガジン「サッポー美肌塾」第468号を再編集したものです


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