現在、様々な種類のメイクアップ製品が販売されています。
その中でもアイシャドウなどは、ポイントメイクとして区分がはっきりしていますが、ファンデーションなどのベースメイクに関しては、区分が曖昧です。
各社・各製品、名前や分類、目的もバラバラであるため、サッポーに寄せられる相談を見ていても、混乱が起こっているように思います。
これでは、アドバイスに行き違いが生じていてもおかしくありません。せめて、サッポー美肌塾では、皆様と同じ定義を共有しておきましょう。今回は、改めて言葉の交通整理をしたいと思います。
下地って何?化粧下地って?ベースメイクとは?……このようなことに関して、定点となる考え方を持っていたら、化粧品への理解が深まります。
サッポーの製品を分類
分かりやすいよう、サッポーの製品を例にしてみます。
下地 |
|
---|---|
ベースメイク (化粧下地) |
|
ポイントメイク |
アイシャドウ・チーク・口紅など |
下地とは、化粧水や乳液などの基礎化粧品のことです。
ベースメイクは化粧下地と同じ意味で使用しており、これらの製品には全てUV防止機能を付加しています。
そして、ベースメイクとポイントメイクを合わせて、メイクアップ製品と呼んでいます。
サッポーでは、このように分類しています。
ところが世間では、ある化粧品メーカーは、洗顔~ファンデーションまでを「ベースメイク」としていたり、また別メーカーは、ファンデーションの直前に使用する製品だけを「化粧下地」としていたりと、それぞれ分類や名称が違います。これでは混乱が起こるのは当たり前です。
ここでは、サッポーの分類をもとに、下地とベースメイクの位置づけを解説していきます。
一つの定点ができると、各社各様のどんな分類に出会っても、混乱しなくなりますよ。
下地の目的と役割
下地の目的
洗顔~化粧水などの保湿製品~乳液・クリームなどの保護製品、いわゆる基礎化粧品は、ベースメイク以降の土台(下地)作りをするものです。ベースメイクやポイントメイクをする前の地ならしとでも言いましょうか。
下地の役割
- 肌の汚れを取り除く
- 水分を与え、肌をやわらかくする
- 肌を乾燥から保護する
- 肌表面を滑らかにする
- 毛穴やキメの粗さを目立たなくする
その結果、ベースメイクとポイントメイクの吸着やのりが良くなり、崩れ・テカリを防げます。つまり化粧の保ちが良くなります。
このように下地には色んな役割がありますが、言い換えれば全て
- 肌が健やかに育つための環境を作る
ことです。基礎化粧品の本来の役割そのものですね。
ベースメイク(化粧下地)の目的と役割
ベースメイクの目的
サッポーのベースメイクは、様々なパウダー(鉱石・鉱物の粉)の組み合わせにより、色調を作り、肌の色味を整えます。
これらパウダーの中に、酸化チタンと酸化亜鉛の紫外線散乱剤も配合しており、UV防止に役立っています。
製品の形状は、乳液、クリーム、プレストタイプなどがあります。
ベースメイクの役割
- 肌の色調・色味を整える
- 日焼けを防ぐ
- シミやしわを防ぐ
- 肌色を均一に見せる
その結果、ポイントメイクののりや発色が良くなります。パウダーの光反射により、シミやくすみ、しわ、赤み、毛穴、キメの粗さが目立たなくなります。
肌をきれいに見せることが一番の役割ですが、スキンケアとしての役割は、やはりUVケアというべきでしょう。ベースメイクも下地と同様にダメージを防ぎ、肌が健やかに育つのに役立ちます。
サッポーのベースメイクは、どの製品を使っても、重ねてもOKです。重ねれば重ねるほど、紫外線散乱剤の特徴によってUV防止効果がアップします。肌の負担にもなりません。
UVケアにプラスして、メイクののりや見映えの良い肌色つくりを楽しみましょう。
- 下地やベースメイクの区分は各社違うが、一つの定点を保つと迷いはなくなる
- 下地とベースメイクは、化粧映えを良くするだけでなく、肌が育つことに繋がる
更新
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