しわ・たるみは消える?消えない?

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しわ・たるみは、老化の現れ?リフトアップやアンチエイジング化粧品、○○マッサージが次々と流行るのは、見た目年齢がしわやたるみで判断されることが多いという悲しい現実があるからかもしれません。

でも、もう一度周囲を見て見ましょう。年を召されていても、肌が若々しく、美しい方がたくさんいらっしゃいます!

  • しわ・たるみが気になる・気にならない人の違いは何でしょうか?
  • 一度できたしわ・たるみは、消えるのでしょうか?

しわ・たるみのトラブルとサッポーの”肌が育つケア”、解説していきます。

しわ・たるみの基礎構造と原因…はっきりしたしわやたるみ

しわやたるみの大きな原因の一つに真皮層の劣化があります。薄い表皮細胞層(0.2mm)を支えているのが真皮層です。真皮には、コラーゲンとエラスチンでできたコイル状の弾力線維層があり、表皮層を柔軟に支えています。この弾力線維の劣化が凹凸となり表皮にしわとして現れます。長い年月をかけて劣化していくのです。ちょうど、ベッドのスプリングが弛んだり壊れたりするのに似ています。

ということは、弾力線維層が復活すると、しわやたるみは消えるということです。しかし、現実には多くの人がずっとしわやたるみと付き合い続けます。

これら弾力線維は、1ヶ月で全て入れ替わる表皮と違って、早いもので2~3年、その多くは4~5年かけて作り替えられているため、その間にダメージを受けて一定の消耗・破損が続いていたら改善が進まないからです。

一度できたしわやたるみは消えないと言われるのは、このように見えないところでの建設と破壊のバランスが均衡しているためです。

紫外線や物理的力によるダメージを減少させ、弾力繊維層の劣化を少なくしてあげさえすれば、新陳代謝につれてしわやたるみは消えていくのです。

このようにしわやたるみは、長期戦を覚悟して取り組まなければなりません。紫外線など日々受けるダメージの量を減少させ、真皮層の新陳代謝が滞りなく行われる環境を維持し続けることが対策となります。正しいケアと良い習慣が基本となります。一年ごとに大きな変化を実感していくことになります。

コラーゲンでしわが消える?

真皮層のコラーゲン等(弾力線維)は、サプリメント食品や化粧品配合のものとは別物、真皮層の線維芽細胞が作りだしている人コラーゲンです。

食用のコラーゲン(タンパク質)は、体内に入ると様々なアミノ酸に分解されて、初めて利用可能になります。そしてそれらのアミノ酸は、肌に限らず、必要に応じて身体中で使用されるわけです。

化粧品成分のコラーゲンは、肌表層で保湿剤として役立ちます。決して、真皮層のコラーゲンに影響し、しわやたるみの改善に役立つわけではありません。

紫外線には要注意!

表皮を支える真皮の弾力線維(コラーゲンやエラスチン)は、表皮が受けるような乾燥や酸化によるダメージの心配はありません。しかし、紫外線によるダメージはちがいます。紫外線は表皮が無防備だと、肌の内部(真皮層)まで侵入して、速攻で破壊が進みます。(活性酸素を発生させるため)

最近は、男性も含め紫外線防御に対する意識が高まりつつありますが、実際の紫外線防御の実現度・完成度はかなりずさんなものといえます。

例えば、出かける時の紫外線対策は万全でも、ベランダで洗濯物を干す、ちょっと近所まで5分の買い物…このような時に、これくらいは平気!と紫外線対策をしていないことはありませんか?

紫外線を自然と避ける習慣を

曇りの日や明るい雨の日、あるいは日陰や窓際など、直接陽を浴びなくても、反射した紫外線(UVA)は、直射日光の1/3~1/2程度が放射されています。

「だから雨の日や室内で過ごすときまで完璧な紫外線対策をしましょう!」と言いたいのではありません。紫外線を浴びることを避ける習慣は、いつも身につけて欲しいのです。

なぜなら、紫外線の強さよりも、浴びる総量が問題だからです。

紫外線総量=紫外線の強さ×浴びた時間=劣化・破壊の進行度=老化

もし「日焼けしない程度の紫外線なら肌は劣化しない」と思っていたのであれば、その考えは今すぐ捨てましょう。習慣化していれば、毎日気づくことなく確実に劣化・老化を促進しています。

コラーゲン線維は少しずつ破壊が進み、しわやたるみの原因となっています。真皮層という見えないところで静かに起きている変化です。

しわ・たるみの基礎構造と原因…その他のしわ・たるみ

消えたり、現れたりするしわ=ちりめんじわ

真皮層が作るはっきりしたしわではなく、表皮が作るしわもあります。このしわは、乾燥などのダメージによって、簡単に現れたり、消えたりします。

このようなしわは、表皮細胞の一つひとつが痩せている現れです。細胞が持つ水分保持能力が少なく、表皮細胞層の上層、角質層の一つひとつの柔軟性が失われ、縮み硬くなった現れです。

改善は、真皮層のしわに比べれば、短期間で済みます。表皮細胞に育つ時間を与え、良く育った細胞が角化するようになれば、解消していきます。サッポーの肌が育つケアそのものです。月毎に改善が進んでいきます。

表情じわ

額の大きな横じわ・眉間の縦じわ・笑った時の目尻のしわ・口横の法令線、などが表情じわといわれる代表です。これらのしわは、長年に渡り繰り返される表情が作り出したものです。紫外線とは異なったダメージによるものです。

しわを伸ばしてみても、しっかりしわのあとが現れている場合、ずいぶん前から作られてきた表情じわです。これは、真皮層の劣化によるものですが、劣化といっても、繰り返される表情によって規則正しく損壊しているものです。この場合、真皮層の復活は、無表情で何年も過ごすことができれば可能かもしれませんが(^^;)、そんなことは無理ですし、すべきとも思いません。

このような表情じわは気にせず、笑顔もあれば、怒った顔もある…表情豊かな自然体でいいですね。生き生きとした健康で美しい肌が背景になっていたらよいと考えましょう。

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