正しい夏の汗対策

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

梅雨空の合間に射す陽が強くなりました。
それもそのはず、今年の夏至は6月21日でした。(※配信当時)

早めに、本格的な夏対策をお届けし、備えて頂こうというもの。
今回はその2回目です。

≪肌が育つケア…夏対策のテーマ≫

  1. 汗は肌が育つブレーキに!?
  2. 正しい夏の汗対策(今回)
  3. 冷房が招く乾燥への対処
  4. 夏の紫外線とのつきあい方
 
 

背景=前回のまとめ

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

≪汗の効用≫

  1. 体温調整機能として働き、体温を一定に保つ
  2. 角質層(バリアー層)を潤し、美しさとバリアー機能を維持

≪汗の弊害≫

  1. べたつき、化粧崩れ、不快感の増大…紫外線・乾燥ダメージに
  2. 角質層を膨潤させ、肌の崩壊を促進…様々なトラブルの背景に

≪夏は汗の弊害進行に気づかない!!≫

汗の効用が、汗の弊害(細胞の未熟化)進行に気づかせないという、見事なトラップ(罠)を構築しているのです。

角質層の崩れが角質の剥がれを促進させるために、肌細胞の未熟化が進行してしまうわけですが、その弊害は次のようなトラブルの進行として現れます。

  • 肌の硬さが増してくる
  • 乾くとカサカサ~ザラザラが…
  • 皮脂や汗の過敏・過度な分泌
  • 混合肌の進行
  • オイリードライ肌の傾向
  • 肌理のあらさが目立ってくる
  • 毛穴の目立ち度合い拡大
  • 角栓のでやすさ
  • 毛穴の黒ずみやすさ
  • 皮脂詰まりの発生度
  • 肌の過敏さ
  • 肌に刺激感…ピリピリ・痒み等

秋風が吹き始める頃、汗の量は急激に減少、未熟化の進行した肌の素顔が一気に現れます。
しかし実際は、夏の汗に隠されて徐々に進行していた…というのが真実です。

 
 

正しい夏の汗対策

 
 
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さて、ではどうするのか!?

このままでは、「夏は肌が育つチャンス!」ではなく、正反対の、「肌の育ちが後退する夏」になってしまいそうです。

  1. 汗を肌に貯めない
  2. 汗を弾くベースを作る
  3. 潔く化粧直しをする
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サッポーの提案は上の3点です。

簡単ですね。
でも、この“簡単”を実生活の中で実現しようとすると、これがなかなか出来ないのです。
注意点をまとめておきます。

 
 

1.汗を肌に貯めない

 
 
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汗をかかなければ、汗が肌をべたつかせることもないのですが、そんな方法を考えても現実的ではありません。
それでは、汗が出るはたから拭き取ればいいのでしょうか?
サッポーは汗はこまめに拭き取ることをお勧めしていますが、果たしてそれだけでいいのでしょうか?

○ 保湿ケアは控えめでよい

化粧水や美容液で保湿することは大切なケアですが、汗をたくさんかくことが予定されるときは、保湿能の低い(控えめ)製品を利用するか、しっとりタイプのように保湿能の高い製品を利用する場合は肌につける量を控えめにします。

保湿能は空気中の水分だけでなく、汗をまず一番に補足するのです。
したがって必要以上の保湿ケアをすると、肌をべたつかせ、化粧崩れの原因を促進するだけです。
保湿はするが控えめに!……です。

○ 汗がどんどん出てくる時は拭かない方がよい?

拭いても良いのですが、ムダな抵抗なのです。
汗腺機能はとても余裕があると案内しておりましたが、体温を冷やすための機能は偉大なのです。
逆らわず、肌を流れるに任せましょう。

ところが、困るケースがあります。
汗が肌を流れず、貯まるケースです。
そしてべたつきや化粧崩れを起こすのですから、拭かずにおれません。
このような場合も、本当は拭かない方が肌には優しいのです。
このような肌は既に角質層が半分崩れ、未熟な角質で構成されているので、物理的な力に弱いからです。
だからやむを得ず拭き取る場合は、意識してタオルやティッシュを優しく肌にあてるだけにします。
紙や布地の吸湿力に委ねるのです。

こまめに汗を拭き取るのは、汗が止まってからです。
肌に汗が貯まるのを防ぐためですね。
もちろんこの時も優しくおさえるだけにします。
満足できないときは、肌に当てる時間を長くしましょう。
けっして強く押さえて汗を吸い取ろうとしてはいけませんよ。
崩れそうになっている角質層がさらに崩れやすくなります。

 
 

2.汗を弾くベースを作る

 
 
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○ 目指すは育ち度の高い肌

汗をかく前の備えです。
よく育った肌と、未熟な角質が肌を覆う肌とでは、汗の貯め方が全然違います。
よく育ち柔らかな表面を持つ角質には皮脂が角質表面にしっかりなじんでいるので、汗を弾いてくれるからです。
ところが未熟な肌の場合、角質の表面は硬く、すぐに皮脂が浮いてしまいます。
このような肌は汗との相性が良くなるので水分を貯めやすいのです。
ふやけるわけです。

……ということで、汗を弾く肌の基本は、よく育った肌であることです。
だから肌の育ち度を高めて下さい。
……となるのですが、育つのは明日の肌。
今日には間に合いません。

○ 次善の策を紹介します

汗を弾きやすい、水分を余り吸わないクリームをサッポーはお勧めします。
同じタイプの乳液でもよいのですが、クリームの方が油性度の高い分、効果的です。
その日を想定して、いずれを使うかを決めると良いでしょう。
サッポーはクリーム派です。

クリームを使う下地作りには秘訣があります。
朝洗顔の後、下地作りを開始しますが、その時の肌状態が実は大問題なのです。
既に汗が出始めている状態だと、下地作りをしている間に、肌が汗を取り込むので、下地が浮きやすくなる原因となります。
クリームがしっかり肌になじまないからです。

汗をかかない涼しい場所で手入れをすればいいのですが、それだけでは失敗します。
良く体を動かした後は体温が上がるので汗が出て来ます。
体が良く鎮まり、落ち着いたところで下地作りを開始すべきなのです。

下地作りにおいては、各アイテムとも、しっかり肌になじませた後、次のアイテムに移るようにします。
つまり、化粧水で保湿するケアと、クリームで保護するケアとの間合いをしっかり取りながら、下地作りを進めていくことです。
化粧乗りも良くなり、崩れにくいベースが出来ます。

最悪なのは、保湿ケアだけして、油性化粧品による保護のケアは一切しない場合です。
これはべたつきやすく化粧も崩れやすいです。
崩れやすいだけでなく、汗を肌に貯めるので、ますます肌の育ちにブレーキが掛かり、べたつきは拡大、崩れやすさもひどくなる……このような悪循環の流れに入っていきます。

× 汗を弾くケアも行き過ぎは逆効果

これは耐水機能を強化した製品の利用を指しています。

汗をかいても、汗が肌を転がるように流れていく。
いつもすべすべ爽やかに夏を過ごせる。
化粧崩れもしないし、紫外線対策にも良い。
「うん、これはイイ!」といきたいところですが、良いのはその日その日だけです。
明日の肌はさらにべたつきやすい化粧崩れする肌に変わっていきます。
強化製品の毎日使用は厳禁です。

様々なシリコン油が作るポリマーで肌を覆うことにより、肌の水や汗を弾いてくれるのですが、一方で肌は絶えず乾燥が進んでいきます。
水分をまるで寄せ付けないからです。

汗で崩れやすい紫外線対策の強化に特定の一日だけ利用というのは、価値がありますが、連日使用は着実に肌の育ちにブレーキを掛け、さらに続けると肌の育ちを後退させていきます

日焼け止め下地やファンデーションなどのベースメイク製品に多用されます。
汗や水に強い、化粧崩れを防ぐ……等の説明があれば耐水機能が強化された製品です。
特に汗の多い夏は便利なため多く使用されますが、特別な日だけにされて、上手に利用することにしましょう。

目的は、肌の育ち度が上がり、化粧乗りの良い肌、汗を弾く肌に育っていくことです。

 
 

3.潔く化粧直しをする

 
 
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既に肌の未熟化が進行して、べたつきやすく化粧崩れしやすい肌が、その改善に「肌が育つケア」を進めていくと、上で案内しましたような注意をしていても、崩れるものは崩れ、べたつくのはある程度仕方ありません。

化粧直しをするといっても、あまりに崩れると手のつけようがありません。
このような状態の肌で、コンパクト片手に簡単お直しでは、いかにも「化粧を直したつもりです……」の肌に仕上がります。
チョチョイのチョイでは自然な化粧直しになりません。

こんな時は、一から化粧直しです。
洗顔からの化粧直しです。

でもいつもサッポーが言っておりますように、この時においては石けん洗顔はしてはいけません。
一日2度以内でしたね。

クレンジングクリーム(サッポーのような洗浄剤を配合しないタイプ)+すすぎ洗顔でOKです。
後はいつも通り、保湿して肌を整え、クリーム(または乳液)で乾燥からの保護をして下さい。
そしてベースメイクです。

 
 
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5分もあれば澄ました顔で、洗顔からの化粧直しが出来るようにしましょう。
肌は生き返ります。
気分も良いし、仕事がはかどります。
肌が育つケアにも叶っています。

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でもばたばたと汗をかきながらの化粧直しはダメですよ。
今回の注意を参考にして下さいね。

 
 

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