様々な肌トラブルを抱えサッポーの相談室に駆け込こまれる方には、肌細胞の未熟化が見せるトラブルだけでなく、過敏さを伴う様になった肌が多く見られます。
“肌が育つケア”を頑張っているのに、過敏さが…改善されない!
- 洗顔後のつっぱり感が半端じゃない!
- よく化粧品がピリピリ・チクチクする
- 痒みを覚えることがよくある
- 赤みがよく発生する
- 急に赤みのあるニキビ?が…湿疹が…!
- 化粧品にかぶれることが多い…
- どんな化粧品にも反応してしまう…!
過敏さの程度は人様々で、また様々な現れ方をします。前に挙げた例は黄信号から赤信号に変わりかけている肌~赤信号が点灯している肌です。つまり間違いなく、肌が過敏な状態にあることを自覚すべき肌です。
取り組む順序が大切 ~まず、過敏肌からの脱出を最初のテーマに
自分の肌がこのような過敏な状態にあると判断したら、まず肌の過敏さからの脱出を最優先に、肌が育つケアに取り組んでいくことが大切です。
様々なトラブルを前にして、例えば早く毛穴を目立たなくしたい、ニキビがでない肌にしたい、乾燥が気にならない肌に…、肌色を白くしたい…、べたつきやてかりを何とかしたい、シミをなくしたい……これら好ましくない現れを早く改善したい!!という気持ちはよく理解できます。
しかし、これらの悩みに焦点を当てたケアをしても成功しません。必ずどこかで失敗します。肌の過敏な反応や訴えに耳を傾け、過敏な反応が小さくなっていく、過敏な反応の頻度が減少していくことだけに焦点を当てたケアから始めることが成功の秘訣です。
この取組順序を間違えると、いくら努力してもゴールにたどり着くことはできません。良くなったり悪くなったりを繰り返すだけなので「私の肌は過敏だから仕方がない」と諦めることになります。
- 過敏さからの脱出を最優先にした“肌が育つケア”
- “肌が育つケア”に専念、トラブルを解消していく
この順序さえ守れば、過敏肌からの脱出はそんなに難しいことではありません。階段を一段ずつ上がれば、必ず上の階に到達します。このように考えましょう。
“肌を知る”ことが過敏肌脱出の鍵
過敏肌からの脱出が上手くいかない限り、過敏さの高じた肌は何度でも炎症反応を繰り返します。その度に、肌の育ちにブレーキがかかったり、時には肌の育ちを後退(未熟化)させます。
これでは上手くいきません。それでも毎日鏡に向かうと、今すぐきれいになりたいという誘惑にはなかなか勝てない私達がいます。
この誘惑に負けない決め手は“肌を知る”ことです。過敏な反応を引き起こしている肌の虚しい努力を知ることによって、肌を思いやる自制心が生まれます。肌の未来を信じる気持ちが生まれます。
更新