対策は早めに!乾燥は様々な肌トラブルにつながっている

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肌トラブルとして「乾燥」をうったえる人は多いですね。それもそのはず、私達の周りには常に乾燥ダメージが存在しています。

会社や電車、デパートやコンビニなどは年中エアコンが効き、住宅においても全館空調の設備が増えているようです。

そして、一歩外に出れば全身で風を受けます。自転車に乗ったり、ランニングしたり、強風の日は何もしなくても、風を切って前に進みます。

私達が乾燥肌に陥るのは、ごく自然なことなのかもしれません。しかし、一言で乾燥肌といっても、人によって進行度は様々です。

今回は、乾燥肌が進行する段階(過程)と、それぞれの段階で肌にどのようなことが起こるかをみていきます。

基本的なことですが、案外知らない人が多いと思います。

乾燥ダメージに早く気づいて対処すれば、回復も早いので知っていて損はない知識です。

乾燥肌、4つの段階――早期改善が可能な段階

乾燥ダメージを受けた肌はどうなっていくのでしょう。段階を追ってみていきます。

1.肌がサラッとしたり、カサッとしたり、乾いた感じになる

初期段階では乾燥ダメージを受けた、とまでも言えず、気がつかない人がほとんどです。むしろ、このくらいが気持ち良く感じる人もいるでしょう。

普段通りのスキンケアで、その日のダメージはその日のうちに回復できる状態にあります。

でも、肌には黄信号だということは知っておきましょう。カサッ、サラッとした感覚は、角質が剥がれやすくなる前兆です。

さらなるダメージを受ければ、角質は予定より早く剥がれ、剥がれ方にも加速がついてきます

通常1日に一層づつ剥がれる角質が、二層、三層……と剥がれ始めます。すると、肌の育ちにブレーキがかかり、2.の段階となります。

2.肌に乾燥感やつっぱり感が出てくる

角質剥がれが進行し、乾きやすさが常態化してきます。肌がつっぱるような感覚を覚える人もいるでしょう。

これは、肌の水分保持力がダウンし、柔らかさが失われ、硬さが出てくるからです。といっても実際に肌を触って硬さを感じる人は少なく、化粧水で保湿すれば、しっとり感がよみがえります。

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サッポーとしては、この段階で乾燥肌だという自覚を持ってほしいと思います。少しの努力で早く回復できる状態だからです。

保湿や乾燥保護、紫外線保護の基本的なスキンケアをしっかりとし、ダメージを避ける努力ができれば、1ヶ月くらいで本来の肌に戻れます。

しかし残念ながら、気づかないままに次段階のトラブルを呼び込んでいるケースが多いのが現実です。

乾燥肌、4つの段階――改善に時間と努力が必要な段階

ここまでくると改善に数ヶ月~1年はかかります。後述の敏感肌に陥ってしまうと、2年、3年……と引きずっている人もたくさんいます。

そうならないためにも、早め早めに対処していきましょう。

3. 肌がカサカサ・ザラザラ、汗・皮脂の過剰な分泌が起こる

  • 肌がかさついたり、ざらついたりする(乾燥肌の進行)
  • インナードライ肌、混合肌が進行
  • テカリやべたつきの発生
  • キメが粗くなり、毛穴が目立つ
  • 角栓が多発、毛穴の黒ずみ、皮脂詰まりなどが頻発

こういった症状が現れてから、「どうしよう!」とスキンケアを見直す人が大半でしょう。

サッポースキンケアモニターのアンケート「気になる肌トラブルは?」の問いにも、よく目にする回答です。

肌部位ごとの性質によって、トラブルの現れ方は違いますが、いずれの現象も肌を作っている細胞の一つひとつが未熟化したことによるものです。

細胞がよく育たないまま角化するため、痩せて乾きやすい未成熟な角質が肌を覆っているのです。

未成熟な角質は、自ら剥がれる能力も備わっていません。そのため、乾いて縮むと半分剥がれた状態になります。これがカサカサ・ザラザラの正体です。

また、角質層(バリア層)の水分が減れば、徐々にバリア能は低下します。

すると、外部刺激を感じやすくなり、その刺激から肌を守るために、汗腺が発達した部位では汗が、皮脂腺が発達した部位では皮脂が、過剰に分泌されるようになります。

さらに顔の面積は変わらないのに、細胞や角質が痩せて小さくなるので、肌理は粗くなり、毛穴が目立ってきます。

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毛穴の出口付近で角質が剥がれかけたものが角栓です。さらに皮脂や化粧品の油脂がこびりつきやすくなり、それが酸化すれば、いわゆる毛穴の黒ずみとなります

そんな毛穴には皮脂もたまりやすく、ニキビ(皮脂詰まり)が発生します。

この段階まで来てしまうと、スキンケアを改め、それを継続しなければ、なかなか肌は育ちません。

未熟化した肌は、育つスピードはゆっくりなのに、少しの失敗やダメージですぐにブレーキがかかる効率の悪い状態だからです。

また普通は、べたつきや毛穴、ニキビなどは、乾燥ダメージがきっかけで起こるとは想像もしません。だから、ピーリングなどの間違ったスキンケアに走ることが多いのも、この段階の特徴と言えます。

逆に言えば、失敗のない数ヶ月を過ごすことができれば、元の肌に戻ることは可能なのです。

このような肌にサッポーが提案しているのが、「肌が育つケア」です。

具体的なケアのハウツーは、肌トラブルに合わせて、当サッポー美肌塾で講義を検索してくださいね。

4. 肌が過剰に反応し、炎症を伴う敏感な肌

  • ピリピリ、ヒリヒリといった刺激を感じる
  • 湿疹やアレルギー症状が出る
  • 赤みや痒み、炎症ニキビなどの免疫反応が起こる

この段階にまで陥った肌は、敏感な反応を示し、私達にSOSを投げかけます。ところが、いくら普段のスキンケアを続けても、回復は難しくなっています

バリア能が低下している状態が続いたため、ちょっとした刺激にも炎症(免疫反応)を起こすようになっているからです。

SOSは、同時に肌自身を守るための防御反応でもあるのです。

今まで使っていた化粧品にも反応するようになるので、ここは敏感さに合わせたスキンケアや環境作りをしていけなければなりません。

ポイントは、

  1. 浸透・侵入しにくい化粧品
  2. 敏感さを司る免疫細胞(マスト細胞)を意識した環境作り

この2点です。

長くなるのここでは、詳しい解説はしません。こちらの美肌塾講義を参考にしてください。

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敏感肌の原因!?マスト細胞が暴走するとき

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敏感肌を長引かせているのは何? マスト細胞を活発化させる3つの刺激

このような敏感肌から脱出するには、かなりの時間がかかります。適したスキンケアとマスト細胞対策の徹底&継続が必須です。

徹底していても一直線に改善が進むわけではありません。前進後退を繰り返しながら、少しずつ前進していく傾向にあります。

敏感肌のケアに不安や迷いはつきものですが、諦めずに続けていれば、ゆっくりですが、肌の敏感さは着実に減少していきます。

「絶対に敏感肌から抜け出す!」という強い信念が必要不可欠です。

いかがでしたか?
乾燥ダメージが招くトラブルとその対策について解説しました。

肌の乾燥は、様々なトラブルにつながっているのですね。あなたが今悩んでいるトラブルもきっかけは、身近な乾燥ダメージの可能性大!です。

早い段階で気づいて、対処していきましょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 乾燥ダメージはかさつきだけはなく、べたつきや毛穴トラブルなども誘発する
  • 敏感肌に陥った肌は、浸透・侵入しにくい化粧品と環境作りが必須
黒板に注目!


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