角質がポロッ!には、良い場合と悪い場合がある

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何気なく指で肌に触れていると、垢のようなものが「ポロッ」と取れた経験はありませんか?この垢とは、角質そのものです。そして、この現象は夏に特に増えます。

そして、この「ポロッ」には2種類あります。同じように見えて、正反対の現象なのです。

どういったことか、見ていきましょう。

角質がポロッ! 悪い場合とは?

夏は肌に汗を溜めやすく(角質浸潤)、角質崩れを起こしやすい……とサッポーはよく言っています。この崩れが「ポロッ!」なのです。

長湯をして肌がふやけた時も同じです。顔だけではなく、身体中どこでも起こります。ポロポロした垢、経験ある方も多いでしょう。

この時、「垢だ!イヤだ~!」といって、擦って落としてしまってはいけません。水分でふやけた角質層が崩れているのですから、見事な角質剥がし(ピーリング)になってしまうのです。

垢だから取れてよいのでは?と思いますが、それは大きな間違いです。

このような現象が起きる肌には、紫外線・乾燥・摩擦など何かしらのダメージを受けたことが背景にあります。

そこに多すぎる水分が加わって脆くなり、本来1層ずつ剥がれる角質達が2層、3層、4層と一緒になってごっそり剥がれているのです。

1層、2層目は純然たる垢になって、今日明日にも剥がれていたかも知れません。でも3層、4層目はまだ肌に残って、もう1日2日働くつもりでいたのに、です。

肌の調子が良いように感じている女性のイメージ

さらに困ったのは、ピーリングのような乱暴なことをしても、この季節の肌は悲鳴を上げず、文句の一つも言わないことです。肌の持ち主である私達も、大変な間違いをしてしまった……とは思いもしないのです。

角質が剥がれ肌が弱っても、夏は汗(水分)が癒し続け、バリアーとして働いてくれるからです。それどころが、化粧水からのスキンケアをすれば、肌の調子が良いようにさえ感じます。

しかし、このようなことが続けていたら、必ず過敏さが現れてきます。気づいた頃には秋風に吹かれ、肌は昨年以上の乾燥を感じるようになっているのです。

「角質がポロッ!」…以上が肌にとって悪い場合です。

角質がポロッ! 良い場合とは?

同じように角質が剥がれそうになっていても、肌が順調に育っていく大きな成果の現れである場合があります。

それは、サッポーの“肌が育つケア”の過程で現れる特有の現象です。サッポーでは「過渡期の現象」と呼んでいて、特に夏に現れやすいのも特徴です。

“肌が育つケア”では見映えの悪い角質まで大事にするケアですから、今までなら、すぐに剥がれていた未成熟な角質達も、いつもより1~2日、あるいは3~4日と長く肌に留まり役割を果たそうとします。

そして、肌の育ちやすいこの季節は、紫外線とエアコンの乾燥に注意していたら、角質が傷み早めに剥がれていくことを最小限に抑えることが出来るのです。言い換えると「角質がポロッ!」は、肌が育つ環境が維持された結果です。

多くの場合、肌全体で見れば良い傾向が同時に起こっています。肌が以前よりしっとりしている、洗顔後のつっぱり感が減少している、何となく肌の調子が良い…等々です。

なので、この「角質がポロッ!」は大きなチャンスです。でもそれを生かすも殺すも、私達の判断次第。上と同じように角質を剥がしていたら、せっかくの積み重ねが元の木阿弥なのです。

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ここで慌てず、いつもの“肌が育つケア”を続けていくのが正解です。しかし諦めてしまう方が一定数いらっしゃるのが現実で、サッポーも悔しさを感じるところです。

過渡期の現象は、ある程度肌が育ち、美しい肌になるまでターンオーバー毎に訪れます。さらに育つ準備が出来たよ……という合図なのです。

せっかくの大きな夏のチャンス、見逃さないようにして下さいね!

いかがでしたか?

このように「角質がポロッ!」には2種類ありますが、見た目は同じでも中身は全く違うのですね。

夏は肌が育ちやすい季節です。でも「角質がポロッ!」といった、大きな危機が待ちかまえている季節でもあります。

今年は、肌にとって良い夏であるよう祈っております。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 夏は汗が肌を潤すため、角質剥がれをダメージとは感じない
  • 肌が育つ良い成果として、角質が目立つことがある
黒板に注目!

編集後記

“肌が育つケア”を始めて1ヶ月ほど経つと「角質が目立ってきたけど、大丈夫?」といった質問をよく頂きます。それだけではありません。毛穴が詰まる、黒ずむ、ニキビが増えたなどなど。

全て過渡期の現象なのですが、心配になる気持ちもよく分かります。そんな時は自己判断で諦めるのではなく、サッポーに相談して下さいね。


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